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カテゴリ:コタキナバル
コタキナバルも二年ぶりです。
二年前に住むところもなく、収入もなく、保障もなく途方にくれていた時にずっと泊まっていた安宿のドミトリーに今回も泊まりました。 その日暮らしという言葉通り、その日にいきなり電話がかかってきてマンタナニ島に行ってくれと言われあわてて荷物を全部まとめ、宿を後にした日々が懐かしいです。 今はその時より余裕があり、自分の予定も自分で決められるのでゆとりがあります。 よく金がない時に、安く大量に米や麺などの炭水化物が食べられおいしいこの市場に行っていました。 ここの日が沈み、夜に変わる瞬間、一瞬かなり暗くなり寂しさが漂ってくるがすぐに豆電球みたいな明かりがつき、周りの人や、魚や肉やいろいろなものを焼いたり、炒めたりの 匂いや、音、風景にほっとし、おいしくあつあつのナシゴレンやミーゴレンが来る瞬間の幸福感。 原風景にかえったようで、懐かしくこのような風景は以前ともまったく変わっていなく、変わらなくいてほしいと願う。 真っ赤に燃えるような夕日はここでは何も珍しいことでないが、やはりふと立ち止まって 見てしまう。この風景が失われませんようにと 二年ぶりのコタキナバルはこういった変わらないところもまだまだあってほっとしたが、 所々にホテルが建てられ、その発展ぶりを垣間見ることができた。 僕らが携わってきた観光業でもさらにいろいろな場所が開拓され、いろいろなアクティビティーが誕生している。 コタキナバル、サバ州にはまだまだいろいろな魅力があるんだぞ!とみんな開拓、挑戦し続けていて本当に頭が下がる。 聞いただけではわからないのでいくつか挑戦してみた。 こういったアクティビティーをフィリピンでもやれないか、どういう施設や道具、オペレーションが必要かなどを勉強するためにも。 そして何よりも安いのだ。 まずは、パラグライディング。 日本でやったらいくらするのかわからないが、 100RM 約2800円は安いと思う。 パラグライディングをやれる場所はいくつかあるらしいが、この日はコタキナバルから2時間半かかるラナウという街の近くの丘でやることに 街から車で15分くらい、ハワイのキラウエア火山に登っていくようなそんな一見他の惑星に来た感覚に襲われる丘にたどりつき、周りに誰もいなく、だだ広い丘と山と空がある世界。 ここで本当に飛ぶの?と聞きたくなり、飛ぶ直前までパラグライディングをあの凧のでかいやつと、鉄棒みたいなのでナウシカのように飛ぶやつとばかり思っていた僕はある意味すべてを裏切られた。 やっと実物を見せられそして講習を少し受けた時に気づいた。 これは、でかいパラシュートのついた大人用空飛ぶチャイルドシートなのだと。 飛び方は簡単だと言う。 誰でも飛べる。 そうEveryone can Fly なのだと。 まるでエアーアジアのキャッチフレーズ Now Everyone can Fly! のようだなと思ったが、 こんなんで良いのかよ―というぐらい簡単に説明を受けていざ飛ぶ ただ走り抜け、ジャンプするのではなく、走り抜けと 飛んだら両足を紐にかけて、両腕を紐の中に入れろだけ。 とにかく飛んだ、あまり考えずに飛んだ、そして飛べた。 わかりにくいかもしれないが、かなり高いし、カメラを片手に持ちながらのフライトなのでカメラを落とさないかハラハラする。 動画を撮りながらだからそんなに怖くないが、カメラから目を話し下を見るとけっこう怖い! 飛行機で乱気流に巻き込まれいきなり機体がガクンと下がり、内臓がすーーとする感じあれの10倍から100倍のスリルが味わえる。 ただこの日は風があまりなく、フライト時間は5分にもみたなかった。 往復5時間かけて5分にもみたないフライトだったが、なかなかおもしろかった。 その後は、インストラクターやアシスタントが飛ぶのをまじかで見ながら、どうやって飛んでいくのかや、バランスのとり方、ビジネス的な話までいろいろと教えてくれ、なかなかの成果があった。 今回はまったくはじめてだったので、ダイビングでいう体験ダイビングのようなものだったが、是非自分一人で飛べるようになりたい、ライセンスを取りたいと思った。 海から陸を飛び越え一気に空の世界へ行ってしまった! 次は空からその間の陸に戻るわけだが、前からやってみたかった ウォールクライミングに挑戦した、1年ちょっと前にコタキナバルのリカスという地区の一角にウォールクライミングの施設ができ、行きたい、行きたい!とみんなを誘いリバーバグのみんなと行ってみることに。 会社がメンバーに入っているらしく、なんと12RM 約300円でできる! 俺はウォールクライミングの才能があるのだ!と勝手に自分で前から思い込んでいたが(一回もやったことなかったのに)見ているほどこれは甘くなかった。 最初の初心者用の壁はなんとか登れ、やっぱり才能あるみたいと思ったが、この時コタキナバルに遊びに来てダイビングのライセンスを取った、日本人の中学の時の同級生も登ることができ、もう一人初心者の現地スタッフも登れた。(なんだよー) なかなかこの施設人気があり、順番が周ってくるのを待っていると汗が冷えてしまう。 何回か来たことがある女性スタッフがトラバースという、いろいろな壁をはじからはじまで、横にたどっていくといういきなり高度なことをやろうと言いだし、これが手ごわくそして僕の闘士に火がついた。 登るのではなくある程度の高さで横に移動していくので、命綱やハーネスは使わなく、よって順番を待つ必要がないで自分たちでやれる。 が、なかなか高度な技術と筋力が必要なようだ。 そして足や手をかけるところがなく上に上に行ってしまうと、高さの恐怖も加わる。 最初は順調に進むが進むごとに難易度が高い壁にぶち当たり、こんなの無理やんけ! 足がとどかんし指が折れる――とぶつくさ言いながら、試行錯誤しながら進んで行く。 いつの間にか他の人も同じことをやりはじめたので、あまりどこに足や手をおこうかと迷っていると渋滞ができてしまう。 悔しいので落ちてはまた挑戦し、落ちては挑戦しを繰り返し、腕の感覚がなくなってくる。 まさにドラゴンボールの悟空のように鼻くそをほじる力さえもなくなってくる。 そこに手を置くのはわかっているんだけど、笑っちゃうくらい力が入らない がんばって何回も挑戦していると、まったく知らない人がこうやったら良いよと教えてくれたり、実際に見本を見せてくれたりする。 が、わかっていても体がついていかない。 同じ初心者の22歳の現地人スタッフはけっこう先まで行き、こいつ本当に初心者か?と さらに悔しさと闘士は燃える。 結局2時間半はぶっつづけでやっていたらしく、ここまで車で送ってくれた人達が帰りたいというのでしかたなく帰路につく。 ちきしょう! またリベンジに来るからなー 案の定次の日もまた次の日も筋肉痛になり、指と腕に力が入らなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年04月04日 11時43分20秒
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