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カテゴリ:セブ島
耳をすませば、ベートベンの月光が聞こえてくる
その調べは今の僕には海の中の世界、とりわけ深い海に潜った時の あのなんとも言えない水との一体感を思わせる。 この美しくもはかない音色はどこからともなく、むしろ自分の心の中から 極小さな小さな音で聞こえる。 自分の体が、心が求めているもの。 あの夏の日の甘酸っぱくも切ない思い出、楽しい記憶などよりも もっともっと深い魂の記憶。 人間は海から生まれ海へ帰って行く。他の生物と同じように 何の隔たりもない、生きる、死ぬと言う意味では人間も他の生物も まったく同じ。 海の記憶はそのようなことを思い出させてくれ、そこにいるだけで 何も語らず、ただそっと寄り添い、人類が忘れかけている大切な記憶を 時間をかけてゆっくりと体と心に染み込ませてくれる。 もう一年近く海に入っていないが、やはり自分自身が体感して 切にそう思うのだが 体と心の充電のためにも海に入ることをオススメする。(特に四方を海に囲まれた 独特の海洋文化を持っている日本人は) 感じるという行為がどれだけ重要なことか 現代生活において感じるという行為が忘れ去られ、置き去りにされていき やがて無関心になり、鈍感になっていく。 自分のことを感じられず、他人のことも感じられず 頭で考えたり、他人が決めたことが重要になってくる世界。 ただそれには限界があり、どこかそれにみんな気がつき始めているが それにどっぷりはまっている。 五感を研ぎ澄ますというよりも、まずは五感を呼び覚ます 五感を使うところに戻らないと 海に潜ると自然と五感を使うことになり、また五感を使わないと生きていけない 記憶が蘇ってくる、それがむしろ心地良く、何かがポン!と 弾ける瞬間があり、変なドロドロとした皮や硬く重い鎧が少しづつ剥がれていくのが 快感になってくる。 不必要なものを脱ぎ去る、排出することの快感を得られる。 初めて海に潜る方もそういったことはわりとすぐに感じられると思う。 何故ならそれは記憶として、それぞれの体の奥深くに眠っているから。 本来はみんなが海に潜れる体、心を持っている。 この世に生まれてくる前だって、母親の羊水という海の中にずっといたわけだし、 人間が人間になる前からも海にいたのだから。 私はこの夏一旦海に帰ります。 お墓参りをするように、もっと遠い祖先達にも挨拶をしないと 自分自身の魂にも挨拶をしないと ハロハロツアーでは、海に帰るみなさんを応援します。 少しでも力になれれば!! ファンダイビング全コース 器材レンタル料金40%引き フルレンタル5000円→3000円 ライセンス(C-カード)取得コース 50000円→48000円 ジュニアライセンス取得コース 50000円→46000円 (10歳以上15歳以下対象) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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