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カテゴリ:フィリピンな日々
フィリピンはかつて330年間以上もスペインの植民地だった
その名残からかスペイン語はもちろんスペインの影響を受けた 食べ物も多くフィリピン料理の中にある その一つがパエリア しかし、料理のセンスがフィリピン人はあまりないのでこれまで フィリピンで美味しいパエリアを食べたことがない 今宵はそんなドゥマゲッティに住む皆さん(特に僕なのですが) のために、日本から本場スペインでケータリングシェフをやっていた 友人を招いてパエリアパーティーをドゥマゲッティでやった話である。 わざわざ日本からパエリア鍋、米、トマトソースを持って来ていただき ドゥマゲティのパブリックマーケットでイカ、カニ、エビ、鶏肉、 オクラ、空芯菜、ニンニク、ナス、玉ねぎを調達する一行 わりと新鮮で美味しそうな魚が並んでいるのだが 締め方が下手くそだし、扱い方がわかっていないのでせっかくの 魚が台無しになっている光景を目のあたりにする 誰か日本から来て魚の扱い方を教えてもらえる人いませんか? ロビンソンスーパーマーケットでオリーブオイル、白ワイン 自分達が飲む用のラム、コーラを買い ビールを2リットル 後から赤ワイン、缶ビールを20缶ほど持って来ていただき パーティー開始!! 横で料理をするのを見ながらの酒は最高なのである 様々な匂いや作っている音が交錯し合い 空腹とあいまって想像力をよりかき立てる 匂い、音、何が出来るかの期待感、食べた時の想像する味 などなどが頭の中でグルグルと周り 最も良いつまみとなり、酒が進む 味見などさせていただいた時にゃーもう! お腹と背中がくっつく寸前でパエリアは出来上がった。 一緒にオクラやナス、空芯菜のアヒージョも作っていただき 天国にも昇れる心地 すだちの小さいやつのようなカラマンシーがレモンの代わりに 乗っているところがシェフやるな!フィリピンバージョン 魚介臭がオーケストラとなり鼻と胃袋に浸透し 脳が「早く食べなさーーい!!」と指令を出す それでは脳の命令には勝てませんので、いただきまーーす うーーーん、これぞパエリア! 口の中胃袋の中、脳の中、鼻腔内でイカさん、エビさん、カニさん が歌って踊っている フラメンコの調べがどこからともなく聞こえて来る ここはスペインか?? それとも俺酔ってる?? すでに皆さんビールは飲み尽くし ワイン派、ラムコーク派に分かれている 正直こういうパーティーって何を話したのかとか 何をやったのかとかは結局あまり覚えていない 重要なのはみんな集まって同じ物を食べて飲んで 同じ時間を共有すること この写真もいつ撮ったのか覚えていないし 全部で9人いたはずで、女子も半数いたのに 何故か男しか写っていない写真しかない スペインな夜はラテンのようにテキトウに穏やかに更けて行く 元々南国でテキトウな国だったのに、スペインが入ってきて さらにテキトウさに磨きがかかり、超テキトウにフィリピンは なってしまったのじゃないかとふと思った この国はアジアというよりはラテン諸国(中南米)の方が 似ているといえる 情熱的でフレンドリー、穏やかで優しく、どこまでもテキトウ そんな彼らと酒を飲んだ時ならすごくわかりあえる気がする 今宵はテキトウでええじゃないかー ラテン的なノリでええじゃないかー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年07月18日 10時13分54秒
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