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カテゴリ:文学
【安吾史譚】
敗戦直後、名著「堕落論」「白痴」を発表し、新生日本の旗手として、不滅の光芒を放ちながら、時代を駆け抜けた巨星・坂口安吾は、日本史研究の上でも先駆的な業績を残している。『安吾新日本地理』『安吾新日本風土記』と並ぶ本書は、安吾の三大歴史傑作の一つである。古代から幕末まで、著者の最も愛した七名の英雄、異端児などを描きながら、画期的な日本史観を展開する、痛快大胆な歴史読物! 【安吾新日本地理】 日本歴史の源流は何処に求められるか?伊勢神宮か、飛鳥古京か、意外にも遠く飛騨・高山か? 埼玉県の高麗神社には何が秘められているのか・・・・・・敗戦後10年にも満たぬ昭和20年代後半に、あらゆるタブーを乗り越えた前人未到の地平から古代史のなぞに取り組んだ驚くべき業績。 敗戦により剥き出しにされた祖国の実像を大胆に描破する日本再発見大紀行ー いま甦る安吾歴史三部作の代表的名著! 【安吾新日本風土記】 日本全国を歩いて古老たちの話を訊き、日本人の全く新しい歴史を書きたいー 天孫降臨の地・宮崎県の高千穂、飛騨の国の秘密、山の伝承などを探る日本史再発見の旅。敗戦後間もない昭和20年代の後半、明治以来のタブーに完全と挑み、今日の古代史ブームの端をひらいた安吾の先駆的な業績を、未発表原稿・未刊行論考を収めて編集した、好評の『安吾新日本地理』に続く歴史三部作完結篇! 以上、20年以上前に河出文庫より出版された背表紙の紹介文です。 今も出版されているのかは存じませんが、「教科書には載ってない」っていう刊行物がこの頃多いですが、先駆け的書物です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年05月12日 00時30分47秒
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