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ドゥマゲテ(ドマゲッティ)の海を潜る、自然を堪能する、楽しく暮らす

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2010.05.07
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カテゴリ:フランス
出発の朝は暗かった、いつもだったら夏のスイスの朝は早く、明るくなっているのに
今日は雨、朝5時の通りは誰もいなかった。
列車に乗りジュネーブ、リヨンと経由してアヴィヨンでプロバンスに入り
乾いた大地大きな太陽、情熱的な土地スペインの田舎を思わせる町アルルに着いた。
れいのごとく、まずユースを求めて歩くのだが道がかなり複雑ですぐ迷ってしまう、
道を聞いてもフランス語でかえってくるのだが、何となくわかるし、みんなちゃんと道を教えてくれるのですごく親切だ。
僕はすぐにこの町が気にいった。
何が良いのかと言われると困ってしまうのだが、この街の空気みたいなものや
全体の雰囲気、そこまで小さくないのだがこじんまりとした街のあり方が気に入った。
英語を話そうともしないで自国の言葉で通じないのに押し通すところも良い。言葉はわからなくても気持ちで通じるもので、意外と何を言っているのかよくわかるものだ。
ユースはどうやらけっこう遠いらしくバスに乗っていくことになった。

このユースも感じが良く、中庭のようなところがあって、人々が語り合っていたり、
絵を描いていたりする、けっこう長期滞在の画家が多いようだ。
さすがゴッホが愛した町、ユースホステルまで絵になる。
ユースから町の中心街は歩いていけない距離ではないようだ、その間に良さそうなパン屋さんを見つけて黒オリーブ入りの小さめのバゲットを買った。
店のおばさんは英語が少し話せるが、フランス語であいさつするとすごく嬉しそうにし、
対等に扱ってくれる感じがする。
中心街はやはり迷路のように細い路地がたくさんあり、ふいに広場や闘技場に出たりして驚く。古代、中世の時代を見てきた古い街並み、よくテレビや本でヨーロッパの街を歩いているとふと中世にタイムスリップしたような気分になると言っているが、
「そんなバカな」と思っていたが、そういう気分に不思議となる。
京都や奈良を歩いていてもまったくそういう気分にはならなく日本の観光地を歩いている気分になるが、この町は僕に遠い過去の記憶を生温かい風と共に運んでくれる。
アルルをぶらぶらとあてもなく歩く、ユースから中心街への道を往復する、これが僕の
お気に入りの日課になった。

ユースの部屋に戻り少し休んでいると陽気なイタリア人4人組が部屋に入ってきた。
すぐにサッカーの話題になり、中田!と自分の友達のように熱く語り、
イタリアにもこの後行くと言ったら、イタリア語講座がはじまり、
お国自慢、ここに行けあそこに行けと親切にいろいろと教えてくれた。
ツェルマットの標高の高いところから下り、さらに南に下ってきたので
やはり夜でもアルルは暑い、だが今日は列車での移動、いろいろ町を歩いたので
けっこう疲れた、今日もぐっすり眠れそうだ。





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最終更新日  2010.05.07 10:29:26
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