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カテゴリ:フランス
モナコは意外と近かった。マントンから列車で10分ほどで着いてしまい
拍子抜けしていると、モナコ公国は周辺のフランスのどの町よりも際立って異彩をはなっていた。 まず、きれい!犬の糞がまったく落ちていない!! フランスに来てビックリしなのが犬の糞をまったく処理していなく、足の踏み場もないくらいに街中に犬の糞だらけ、フランス政府が決めた決まりなのか、それとも飼い犬でもやはり他人なので他人の世話はしない、周りの人のことなど気にしない超個人主義のフランスのできる技だったのか疑問に思っていたのだったが。 ここモナコではそれを見かけなくいたってきれいだった。 国中にエレベーターやトンネルがあり、何だか近未来的なイメージだった。 お金かかってます!って感じのお城のようなカジノやヨットハーバーなどをみたが、 どうも魅力をあまり感じなかった。 人もあまりいなく、金持ち!というような身なりの人にも出会わなかった。 やはりモナコは夜盛り上がるのだろうか。 マントンに戻り、少し海で泳ぎジェニーとアンディーがディナーをレストランで食べたいと言うので、この旅始まって以来のレストランでの食事もいいかなと思い、 フランス語のメニューが読める二人にまかせた。 町を歩き周って良さそうなレストランを探したが結局二人のおめがねにかなうところはなく、れいのキャンプ場の前のビストロにした。 メニューを英語に訳してくれるのだが、どれも英語にされても聞き覚えがなく 唯一名前が聞いたことがあったカルパッチョにした。 今思うと赤ワインに牛肉のカルパッチョでなかなか良い組み合わせで何かメインを頼みたいところだが、その当時はカルパッチョがどんなものが出てくるのかもわからないし、 お金もなかったのでごく薄切りの牛肉に何だかわからないオリーブの実がたくさん、それにパンのディナー、 昨日はじめて飲んだ赤ワインがあり、不思議な世界だった。 その時はオリーブも食べたこともなかったので、何だこれ?と言う感じですべてはじめてづくし、ジェニーが食べ方を教えてくれ、普段日本ではどういうものを食べているのか質問された。相当舞いあがってしかも、外国人がはじめて刺身や日本食を食べるときのような微妙な顔をしていたんだと思う。 「うーんおしいんだかおいしくないのだかよくわからん、しかも量がかなり少ないから この物足りなさは何だろう、、、」心の中でそう思った。 おそらくはじめて日本食を食べる欧米人もこのような印象を受けるのではないだろうか。 食べ終わり二人がクラブに行こうと言うので町に降りて行った。 マントンの町は昼間はわりと人が少なく静かなのだが、 夜はにぎやかになり、ベビーカーをひいた家族や、子供連れも多く、全然危ない感じがしないので驚いた。 ジェニーが急に「あ、もしかしたらダメかもしれない、確認してくるね」と言うので 何のことか聞くと、クラブは国ごとによって違うがフランスでは18歳以上でないと入場できないかもしれないとのこと、直接行って確認してくるからここで待っていろと言われる。 しばらくたって帰ってきたが、やはり18歳以上じゃないとダメらしかった。 コートダジュールでクラブデビュー?の夢は破れた。 そこで二人と別れて一人とぼとぼとユースに戻った。 17歳のガキはおよびでない、さいなら、さいなら、さいなら、、、 コートダジュールのきらびやかな夜はふけていった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.10 10:35:14
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