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カテゴリ:カリブ海
お昼御飯を食べ生き返った二人は、早速マニュエルアントニオ国立公園に行ってみることにした。ガイドブックによるとわりと広いし、国立公園内にきれいなビーチがあり海でもジャングルでも遊べるように書いてある
今日は下見で明日本格的にグルグル早朝から周ろうという計画をたてた。 が、実際に公園を周ってみると意外に狭く、そして通行止めになっているコースがいくつもあった。 なにー早く言ってくれ― ざっと外周をぐるっと周ってしまい、二人で苦笑い。 「これって今日だけでいいんじゃない?」「明日見るとこないぞ」 嫌な予感が脳裏をかすめたが、気を取り直して別にコースがないか探し周る。 ガイドが先導しているグループが立ち止り何やら一つの方向をみんな見ている。 が、何を見ているのかさっぱりわからん、集中するがわからん、望遠鏡を使うがわからん、 あそこにいるよと教えてくれるがわからん、と突然母が「わかったー!」と どこだどこだ、「あの木と木の間をまっすぐ見て、奥の木の盛り上がっている枝の右上にいるよ」え!だからなになに!! 「ナマケモノだよ!」え?俺は怠け者じゃないぞ!! と言いかけたが、あ!!ナマケモノね!!と でもいない、、、、という見えない、、、、、 コタキナバルのジャングルやボルネオ島奥地のジャングルにも行き、現地ガイド並みに 動物を見つけられる、走っているボートから小さな生物さえ一瞬で見分けられるこの俺が、、、、わからん 海の中で数ミリの小さな生物をその一瞬の動きで見分けられるこの俺がまったくわからない。 数分後何となくわかったが、ナマケモノは夜行性なので寝ていて、本当にまったく動かない、つまり全然面白くないし、枝を見ているのとあまりかわらない もっと劇的にナマケモノだ!!!となると思っていたがうーーーん。微妙。 その後、木を見上げている人が続々といて、意外とナマケモノってこの公園内に いっぱいいるんだなということがわかった。 そして、何となくその可愛さもわかってきて、子供を抱いていてびみょーーうに動いたり、 そのびみょーーーうの中でも赤ちゃんはびみょーーうぐらい動いてくれるのがわかった。 なかなか味わいがあって、噛めば噛むほど味が出て来る、大笑いではなく くすっと思い出し笑いするぐらいの奴なのである。 ナマケモノを見つけてというか見つてくれたのを後から来て横からみている僕らは 勢いづいてきて、イグアナやアライグマ、ホワイトフェイスマンキーなどを見つけこの公園内をグルグル周るが、狭いぞ!!同じ道をまた戻りを繰り返していた。 しかし、そこは野生の王国同じ光景が続くわけではない、ビーチの木陰でピクニックをしている地元の家族、ちょっと小腹がすいてきたなー、クーラーボックスに入っている サンドイッチでも食べるかーとクーラーボックスを開けた瞬間、それは見事だった! ホワイトフェイスマンキーが木の上からそれを見張っていて、すかさずジャンプ、サンドイッチを見事に盗み取り、大成功!! その家族は唖然、サルはしてやったりと木の上でサンドイッチをむさぼり食う。 だがこのサルそういうことに慣れているのかパンは食べずに中身だけ器用に出して、パンは下にポイっと捨てる。 すかさずどこからともなくアライグマが現れそれを食べる、サルがポイ、アライグマがパクっと見事な連携プレイ、それを見ていた人々から大歓声と大笑い どこかのショウみたいだが、これもエコツーリズム大国コスタリカの実力ということか。 恐るべし。 しかしこのままでは、明日やることがなくなってしまうので他のルートを探す。 ガイドブックによるとちょっと戻ると別のルートへの道があるらしいが、ほとんどの人はそこには行っていない。 が、僕らは見つけてしまった、また新たな野生の王国への扉を。 そこはちょっとハードなトレッキングコースになっていて、なかなか見ごたえがありそう、 森も深くさらなる野生生物が期待できそう。 今日はもう国立公園の閉館時間まで後数十分しかないので明日へつなげた。 よかった、明日やることがある!! よっしゃーそれでははりきって行きましょう!! と気合い十分で出発、やっぱり朝の森の中は気持ちが良いし、人が少ないし これはいろいろな動物が見られる期待十分だなーと期待に胸躍らせ歩く。 と、早くも幸運の予兆が、幸運を呼ぶチョウとして有名でこのチョウだけの映画も撮られたことがあるほどに人気があり、その姿はブルーがまさに光り輝いている少し大きめのチョウ。 飛び方の優雅さやその美しい輝きは一瞬にして周りを魅力してしまう。 モルフォチョウ!! ゲット!! 昨日はまったく見かけなかったのにこのモルフォチョウ今日は朝早いせいか、いたるところにいる。幸運のオンパレードで気分最高。みなさんここの国立公園は朝がお勧めですよ。 昨日発見したトレッキングコースに入り、まずは少し山を登っていく。 足音や鳴き声などに意識を集中しつつ、こちらの足音を殺しつつ進む しばらくして、枯れ葉の上を歩く微妙な足音が、何だ? 暗がりで蠢く茶色い物体をとらえた。 ネズミ? シカ?アライグマ? いや、昨日ガイドブックでこれ見たいねーと言っていたアグーチだ!! 何とも中途半端で不格好なこの動物はこちらの気配には気づいていると思われるがあまり気にすることなく、ゆっくりゆっくり何かを探しながら動いている。 残念ながら暗過ぎて写真におさめることができず、またネットで探してもおそらくいろんなアグーチがいるのか、ここでみた不格好アグーチはでてこず、可愛いアグーチしか発見できなかった。 残念!!この頭がでかくて脚がすごく細い目玉のおやじ的な 不格好アグーチがいいのに。 この日はつきについていた、鬱蒼としたジャングルトレールを鳴き声や足音、わずかな物音も見逃さないように、わずかな視界の変化を見逃さないように、視覚と聴覚に神経を集中させながら歩き続た。 これも速すぎて残念ながらカメラにおさめることができなかったが、ふと、ブ――ンという音が耳物で聞こえ、何だハエか、うっとおしいわーと思っていたら、あれ?ハチかな? 近づかないでくれよー、目の前にいきなり現れたのはその美しい模様と愛くるしい小さな小さな鳥、その名もハチドリ。 こんなにも近くで見たのは初めてだったので、可愛く 動くがせわしなくて、その小さな虫みたいな羽でよく飛べるなーと思わず見とれてしまう。 熱もおさまり、体調もほぼ全快に戻ってきた僕は、神がかり的な、動物探索能力を発揮する。 一回通り過ぎた場所であれ?何か違和感があるぞ、しかもこの鳴き声はちょっと妙だなー、少し戻ってみようと、戻って木の上を見上げるとまさか見れるとは思っていなかった、あの鳥が!! いやーー美しすぎる!! ファンタスティコである。 どんだけの色づかいだーーと終始見とれてしまった。 普通のデジカメでみなさんごめんなさい。 こういうところには一眼とかみんな持ってくるのですが、予算オーバーでございます。 次は何が見られるのかなと、足取り軽く進んでいくと。明らかに木から木へジャンプする サルの移動の音が、なんだ昨日見たホワイトフェイスマンキーかと思って通りすぎようとすると、こっちに近づいてきたそのお方達は顔が違った。 そうおじいちゃんのような顔のホワイトフェイスとは違い、愛くるしい少年のような顔立ち、リスザルだった。 しかし、サルにはかわりなく図々しくもその愛くるしい顔を武器に使い?えさをねだってくる小悪魔的なサルだった。 後から来た白人はその魅力にまんまとはまり、えさをあげてしまうという愚かな行為を。 帰り道、ツルツルで可愛らしい眼のシカちゃんを激写し、大満足で国立公園を後にした。 二日間いてよかった! だから言っただろーーと昨日とは打って変わり強気になった僕だったが、さすがに動き周ったのとさらなる体力の回復を願うべくホテルにて昼寝を決行した。 数時間寝た後、明日のサンホセに戻るバスのチケットを取るべく、近くの街まで行き、 (地球の歩き方いや迷い方にはこの国立公園付近でチケットが買えると書いてあるが、いろいろ聞いたが買えなく、近くの街まで行って買うしかない。バス乗り場等もあいまいで情報が間違っているのでみなさん気をつけてください) 100パーセントスペイン語しか通じないチケット売り場で、どうやら明日の朝一番のバスが満席かもしくは日曜日だからのいずれかで次の時間のバスしか取れないと言うことだと思うが、その時は何を言っているのかわからなかったのでだんだんめんどくさくなり まったくの無視に入ろうとするおばちゃんと格闘し、またバスでホテルのある小さな町まで戻ってきた。 夕暮れまで後1時間、白い砂浜のビーチで寝っ転がり、不覚にもまた寝いってしまい 起きたら夕陽がちょうど沈むところ、慌ててコスタリカの太平洋側に沈む夕日を激写。 ジャングルもいいけど、海もいいなー、夕陽も最高だなーー これはまさに PURA VIDA(プラヴィダ)直訳すると純粋な人生ということだが、 いろいろな意味で使われ、いい感じとか、元気とか、いろいろな挨拶、感謝の言葉にも 使われるらしい。 まさに言葉には表せない素敵な風景をみなさんの感じるままに 受け止めてみてください。 PURA VIDA!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.03.05 10:12:09
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