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ドゥマゲテ(ドマゲッティ)の海を潜る、自然を堪能する、楽しく暮らす

ドゥマゲテ(ドマゲッティ)の海を潜る、自然を堪能する、楽しく暮らす

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2012.08.02
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夏がやってきた
突然じめっとした雨の時代が終わりを告げ、猛烈な暑さと共に夏がやってきた。
この暑さは僕にある記憶を鮮烈に思い出させる。
ある記憶と大げさな言い方をするのは、それが僕にとっていつも大切な記憶と共に
あるもので、空気のように当たり前のようだけど、こうして都会に身を潜めていると
ふと忘れがちになってしまう。

僕にとって海はある時は特別なもの、ある時は当たり前のもの
しかし一つ言えることはやはり切っては切れないものだとつくづく気がつく。
世界中のどこにいても、自分の目線の先に海がいつもすぐそこにある場所で
過ごしていた僕には、目をこらしてもその先にはビルしかなく、人工物の塊
の世界は知らず知らずのうちに自分の心をも硬くしてしまっていた。
その硬くなった心を少しでも解きほぐせれば、僕は今までそれをテーマに
海と共にいろいろな人々と交流してきた。
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今年の夏はその海の記憶と共に我慢の時を過ごそうと思う。
来年からの始動に向けて。

思えば、僕の海は祖父の家があった小田原の早川の海の記憶からはじまる。
日本の海独特の磯の香りは今でも僕の鼻腔の奥底に強烈な残り香を漂わしている。
初めて行った海外の海、ハワイは磯の香りがまったくせず、海=磯の香りと思っていて
その強烈な匂いが当時嫌いだった僕には一気に身近なものになった。
小学3年生の僕は現地の人に間違われるくらい、真っ黒になり、気が付いたら5時間以上もぶっつづけでボディーボードで荒波と戯れていた。

小学生の僕にとって海に魅かれたもう一つの大きな原因は
海につかって毎日遊んでいたら知らず知らずのうちに当時、夜寝れないくらい
ひどく体中を蝕んでいたアトピーが嘘のように治ってしまったこと。
その後雑踏の東京に戻るとまた復活するのだが、海の偉大さ、海外の自由で開放的な
空気に体も心も癒されていた

その当時は自分が海外に出ることなど微塵も思っていなかったが、
高校2年生の時に一人で行ったセブで再び海に出会い、
その中の世界を初めて見た僕は、運命の糸にどんどんとたぐり寄せられて行く。

様々な記憶の断片に海は必ず存在し、必ず重要な意味を持っている。
高校生の時に訪れた地中海のあの甘美な解放感、宝石のエメラルドのような
艶めかしく、底が見えない海
アドリア海のどこまでも碧い絵のような風景、空は碧く、雲は白く、焦げ付くような
日差しの太陽。
こんな遠くまで来たのかと、ただ立ち尽くして眺めた冬の灰色のバルト海。
その荒波にさらわれたらもう二度とこの世には戻れないのではと錯覚するくらい、
そこは異質の世界だった。

いつしか海は生活の場であり、仕事場であり、青春の場であり、遊び場であり、
癒しの場であった。
海は自分にとっての大きなテーマになり、大きすぎてそれに気がつかないほどになり、
気がつけば世界中の海を周っていた。

懐かしの海、12年前、3年間毎日、午前と午後通いトレーニングを続けた海。

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大きなチャレンジへの海、当時住む場所もなく、給料もなく、知る人もいなく、
名も知られていなく、ゼロから開発し、ただただチャレンジし続けた海。
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ほっと海、少しづつ軌道に乗ってきて、忙しくなってきた合間のほっと海。
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あこがれの海。 世界には様々な海があり、不思議があり、
物語がある。
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感動の海、人間は海から学べることが無限にあり、子供達はそれをよく知っている。
大人達はむしろ子供達からそれを教わり、海と向き合える。
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世界には様々な海が存在していて、人はその時その場所で思い出と共に
海と出会う、人もまた海から生まれ、海に帰って行く。
体内のほぼ80パーセントは海と同じ成分であり、生まれてきた時もまた
母親の海から出てきた。

海を汚すことは自分たちをも汚し、発展のために海を埋め立てていくことは自分達の存在さえも埋め立て、狭めていく
自然から離れ、海から離れ、海から遠のいて行くことは、自分達の真の存在からも、
原点からも遠のき、離れていくことになる。
日焼けするのが嫌、海につかってベトベトするのが嫌、匂いが嫌、虫が嫌、
行くのがめんどくさい、などなど思うかもしれないが、海は人間すべての人に言える
特に島国に生まれ、海と深い関わりがある日本人は海をただ見ただけでも
心から癒され、原点に戻れると思う。
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何でもいいから海に行こうよ、キャンペーンをやりたいと思う。
見るだけでいいから、その場で感じるだけでいいから、音を聞くだけでいいから、
一瞬触れるだけでいいから。
とにかく海に行ってみようキャンペーン。

心の中の海を思い描いて、それに触れるだけで、音を聞くだけで
少しだけ心が癒されませんか?
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海とは身近な存在過ぎて、普段気がつかないけど、離れてしまうと
心寂しく、もっと離れて時間がたってしまうとなくてはならなくなり
恋焦がれてしまう。
単身赴任の夫婦のような関係。
あいつ、どうしてるかな? ちゃんと御飯食べてるかな?
まとまった休みが取れたし、会いに行こう。

ラフな格好だけど、心はウキウキ、何だか休みなのに普段よりも早起きしている
自分に気づく、いつもよりも念入りに鏡に向かい髭を剃っている自分もいる、
足取り軽く足早に向かう、ギラギラ太陽に真っ青な青空、
セミが短い夏を思い精一杯泣きじゃくる
ビーサンつっかけ、短パン、ランニングシャツの人々を横目に
暑い中何故だか足早に向かう自分

そうだ海に行こう。 そう思った時から物語ははじまっている。





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最終更新日  2012.08.03 01:05:15
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