青年海外協力隊とエチオピア

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  Kiva

  友人に誘われて、「Kiva」(http://www.kiva.org/)の説明会に行ってきた。「Kiva」とは、発展途上国向けに誰でも小額融資ができるというものだ。詳しい説明はKiva Japanのこのページに説明がある。 貸し手には利子が付かないが、借り手には利子（平均21%/年）が付き、その利子て現地法人の運営が行われている。もっと低金利かなと思っていたが、意外と高いと思った。まあ銀行など誰も貸してくれないような個人が、高金利でも資金を得ることはができるようになったのは、非常に良い仕組みだと思うが、もっと金利が低くなれば良いと思った。 残念ながらエチオピアにはまだ現地のMFI(Microfinance Foundation Institute)が無いので使えないが、将来的には使えるようになってくれたら、融資してみようかと思う。現在の所、約60か国で利用可能。「Kiva」は本部がアメリカになり、サイトも全て英語なので、やはり英語圏の国の融資者が多い。1位はだんとつでアメリカで融資者が229,286人。ちなみに日本は1425人で11位。 「Kiva」を日本に普及させ、日本人の融資者を増やそうと、有志の方々が「Kiva Japan」を運営している。今回のようなセミナーを開催したり、「Kiva」のサイトを日本語に翻訳して、日本人の融資者を誘導している。 

  2009.11.14

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  エチオピア料理とダンスの夕べ2009

  帰国後初の更新。エチオピア関連のイベントに参加してきたのでちょっとご報告。日本エチオピア協会主催の「エチオピア料理とダンスの夕べ2009」が、JICA広尾で開催された。毎年開催されているようで、日本とエチオピアの交流を促進する為のイベントのようだ。詳しくはこちら↓http://saba.air-nifty.com/mocha/2009/09/2009-99ff.htmlまずは主賓のご挨拶。在日本エチオピア大使やエチオピア連邦議会の議長、国民新党の幹事長などの挨拶が長々と続く。同時通訳しながらなので2倍時間がかかる。開始1時間ぐらい経ってようやく乾杯。その後はしばらくご歓談。4ヶ月ぶりのインジェラ。From Ethiopian Food & Dance Night食事中にサプライズゲストとして吉幾三が登場。（何故？）アムハラ語の歌を作っているらしい。「和」という文字を大きな紙に書いてエチオピア大使にプレゼンとしていた。From Ethiopian Food & Dance Night食事の後は、日本人によるエチオピアダンスと沖縄エイサー団のコラボ。From Ethiopian Food & Dance Nightその後も日本人によりワライタ、オロモなどのダンスが披露された。最後に観客も含めてのダンスタイム。アナウンスがあると同時に、待ってましたとばかりに観客が一斉に中央に集まった。ティグレだったので私も参加。最後はやっぱりグラゲで閉められた。エチオピア人との交流はあまり無かったが、久しぶりに隊員仲間に会えたし楽しかった。中には50年前にエチオピアに行っていたという、裸足のアベベとのツーショット写真を嬉しそうに見せてくれるお爺ちゃんも居て、長い歴史を感じる事ができた。P.S.冒頭の挨拶で誰かが言っていたが、今の天皇陛下が皇太子時代に新婚旅行でエチオピアに行ったらしい。

  2009.10.24

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• 帰国

  随分と久しぶりの更新となってしまったが、無事予定通り日本に帰国した。帰国前後の１週間は、本当に多忙で、ブログに書くべき事はいっぱいあったが、ゆっくりとパソコンに向かう時間も無く、すっかりと更新をさぼってしまった。帰国前の首都での１週間は、帰国報告会、大使館などへの表敬訪問、お土産の購入、荷物の送付、そして毎晩の送別会であっという間に過ぎて行った。帰国後は、次の日に広尾で帰国手続きの説明会、社会還元に関する講演、感謝状の授与などが行われた。土日を挟んで月曜日には、健康診断、JICA本部への帰国報告を行った。健康診断は正午の予定だったが、すっかり寝坊してしまった。時差ぼけ？予定には無かったが、火曜日には、銀座で事前研修を受けている訓練前のPC系隊員に少し話しをするように頼まれたので、急遽プレゼンを用意して行ってきた。派遣中に派遣前にやっておいて方が良かったと思った事を中心に話をしてきた。Linux/OSS、JOCV Library、折り紙CDケースなどの話を行った。研修後は、飲み会に混じって、次々と湧き出てくる質問に、先輩面して答えてきた。やっぱりみんな不安と期待に満ち溢れていて、元気一杯だった。ということで、これで協力隊の活動も終わりとなり、ほっと一息つけたところ。復職には、まだ間があるので、帰省して家族や友人とあったり、旅行したりしながら、のんびり過ごして行こうと思う。今までこのブログを見て頂いた方々、どうもありがとうございます。筆無精の私ですが、なんとか最後まで続ける事ができました。このブログがこれから協力隊を目指す人達にとって少しでも参考になる事を願っています。#総アクセス数：41128 アクセス（平均 39 アクセス/日）#開設日数：1044日（開設日：2006/08/17）#日記記入率：28.7％

  2009.06.25

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• 派遣716日目：The last party in my house

  メケレで過ごす最後の週末、我が家で最後のパーティを開催した。 昨日Awetと一緒に市場に山羊を買いに行った。Awetに交渉してもらい 250Birrで小さい山羊を一頭購入。Awetと羊飼いと山羊とを一緒にバ ジャジ（小型の3輪車）に乗せ家に帰ってきた。 我が家で一晩を過ごした山羊は、昨日の羊飼いにより、今朝あっと言う 間に肉の塊と化してしまった。 そこからはお手伝いさん(Abeba)の出番。妹二人を引き連れ、昨日のう ちに購入してくれた野菜と、家で焼いてくれたインジェラを持ってきて くれた。3時間程で、カイワット（玉葱のみじん切りを油で炒め肉を煮 込んだ辛いシチュー）、デュレット（内臓を細かく切って煮込んだも の）、ティブス（細切れ肉を焼いたもの）の3種類のワットを用意して くれた。 午後1時ぐらいから始め、ぱらぱらと人がやってきて、結局暗くなるま で続け、電気が無いので近所の飲み屋に会場を移し、夜中まで飲み続けた。 何人かは餞別を持ってきてくれた。 中でも先日一緒にアジスに行った学生は、祝日などに着る真っ白な民族 衣装を一式プレゼントしてくれた。前にそれを買いたいと話をした事を 覚えていてくれたようだ。また感動させられてしまった。 Abebaたちも暗くなるまで待ってくれて、片付けをして帰ってくれた。 お礼に余った肉、インジェラなどは全部持って帰ってもらった。

  2009.06.06

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• 派遣716日目：MIT Localization Team Meeting

  1週間のExhibitionも無事終え、任地メケレに戻って来た。 学生が帰ってからの3日間は、他の隊員が発表者として加わった。 発表内容は、半年前に帰国した隊員が作成した「TOP Linux」の紹介。 こちらもPuppy Linuxを元にカスタマイズされたLinuxなので、MITの ブースのテーマに沿っている。私ともう一人の隊員で交替で発表を行った。 昨日の最終日は、午前中はJICA事務所で配布物のコピーなどを行って、 昼食後会場に行くと、電気が消え、みんなが帰るところだった。 急遽午前中で展示会を終了し、午後は閉会式を行う事になったようだ。 予告無しにスケジュールを簡単に変えてしまうところがエチオピアらし い。せっかく準備した配布物も配れず、プレゼンもできず、なんだか不 完全燃焼でExhibitionは終了した。まあこの1週間で十分な人数に発表 は出来たので良しとしよう。 今日の昼の便で、メケレに戻ってきた。 前日にフライト時間が40分早くなったと電話がかかってきたので早めに 行ったら殆ど人が居なく、フライト時間も逆に遅くなっていた。 相変わらずのエチオピア航空だった。 学生が先に帰るときに、ひとつお願いをしていた。 今回のローカライズを行うにあたり、多くの学生に翻訳作業を手伝って もらった。彼らに今回のExhibitionの参加報告と今後に向けた話をする 為に、ミーティングを開催するようにお願いしていた。また、手伝って もらった彼らに、ポストカードや文房具などのささやかなプレゼントを する為に、貢献度のランキングも作るように依頼していた。彼はきちん とお願いした通りの事をしてくれ、今日の夕方にミーティングを開催す る事ができた。今回翻訳を手伝ってくれた学生は、1,2年生だが、これ を機にLinux/OSSに興味を持ち、ローカライズなどのプロジェクトを 行っていってくれれば嬉しい。

  2009.06.04

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• 派遣712日目：ICT Exhibition

  エキシビジョンも半分を終えた。 我々の出展内容は、「Localization & Customization」で、アムハラ語 にローカライズしたソフトウェアや私の開発したエチオピアカレン ダー、アムハラ語辞書などを組み込んでカスタマイズした 「Ubuntu 8.10 MIT Edition」の紹介と無料配布。 反応も上々で、ブースの前にはいつも人が群がり、1日100人以上にプレ ゼンした。大学関係者や政府関係者など主要な人にはメールアドレスな どを交換の上、CDを配布した。本当はみんなに配布したいところだが、 そんなに準備はできないので、限定配布とせざる終えなかった。 今回は殆ど学生がプレゼンを頑張ってくれたので、私は学生が休憩して いる時間だけプレゼンするようにした。単にソフトウェアを紹介するだ けでなく、コンセプトなどもしっかりと説明してくれていた。時には議 論が白熱する時もあった。それを後ろから眺めながら、ちゃんと私の意 志が伝わっているなと感じる事ができて嬉しくなった。 このエキシビジョンに参加して、本当に良かったと思う。学生の成長ぶ りも見えたし、大成功だったと思う。配属先にとっても良い宣伝になっ たと思う。来年以降も出展を継続してくれたらと願う。またJICAにとっ ても良い宣伝になるし、自分の活動をアピールする良い機会なので、是 非、他のボランティアにも来年以降参加して欲しいと思う。 学生は授業や試験がある為、明日メケレに一足先に帰るので、今夜は2 人で打ち上げをした。メケレには無い韓国料理レストランに連れて行っ た。そこで今回に参加するまでの事を振り返りながら話をしていると、 彼はこれまでの事を思い出し、目に涙を浮かべながら 「Thank you very much.」 と言ってくれ、こっちも泣きそうになった。 彼が居なかったらこのプロジェクトも成功しなかったと思うので、こち らこそ彼と出会えた事に感謝しなければならない。 本当に彼とこのプロジェクトをやって良かったと思った。 あと3日出展を続けた後、メケレに戻る。

  2009.05.31

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• 派遣708日目：ICT Exhibition(準備編)

  ICT Exhibitionの為、首都アジスアベバに上がった来た。 明日から1週間、Exhibitionに参加する。 この2週間程は、手続きの進まなさに、本当に参加できるのか、不安で しょうがなかったので、まずは一安心。 飛行機代も配属先からもらえることができ、今回はJICAの費用は使わず に配属先からの参加という形をとることができたのが嬉しい。 正直最後なので、自費だろうが別に良かったが、この活動が配属先に認 められている事を証明できたのは大きな意味があると思う。 さらに予想外に嬉しい事に、MITロゴ入りのＴシャツ、カバン、ウェス トバックをもらえた。学生が交渉してくれたようだ。 帰国前のこの時期なので良いお土産ができた。 昨晩は、翌朝のフライトが早い事も有り、学生を家に泊めて、泊り込み で発表資料の作成をしたが、結局終わらず、今日もJICA事務所で資料作 成、配布用CDケースの作成などなど。。。

  2009.05.27

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• 派遣705日目：学生を家に招待

  最近ほぼマンツーマンで指導している学生を家に招待して日本食を振る 舞った。 献立はべたに日本米、みそ汁、コロッケだが、全てが彼にとって初めて のものだったようで、喜んでくれたので良かった。

  2009.05.24

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• 派遣704日目：ヨハネス博物館

  メケレに住んで約２年が経つが、いつか行こうと思っていたが、なかな か行く機会が無くて行けなかったヨハネス博物館に学生と一緒に行って きた。 ここは、もともと皇帝ヨハネス4世(在位1872～1889)のお城で、その後 もティグライ州政府として使われ、現在も一部の建物は、州政府の一部 として使われている。 ヨハネスが在位中の17年間は、メケレがアビシニア帝国の首都だった。 ヨハネスの子、孫、曾孫までティグレ州を統治していたが、社会主義政 権時代にアメリカに亡命した。今もアメリカに住んでいるが、彼らには 神の力が宿っているとされ、メケレの人達には尊敬され続けている。 博物館の入場料は5Birr(外国人観光客は24Birr)。 中には、ヨハネスの玉座、衣類、聖書、イタリアとの戦いに使われた武 器などが展示されていた。 ちなみにメケレにはもう一つパレスが有り、現在は政府系ホテルとして 使用されている。

  2009.05.23

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• 派遣695日目：ICT Exhibition 2009

  昨年、エチオピアで初めてEICTDA(エチオピア情報通信技術開発庁)主催 のICT関連の展示会が開催された。 (http://www.eictda.gov.et/exhibition.htm) 昨年に引き続き、今年も今月末(5/27～6/3)に首都アジスアベバで開催 される。 (http://www.ictethiopia.com/) 多くのICT関係者、教育関係者が集まるので、我々の活動を展開するに は絶好の機会である。なので、帰国間際ではあるが、活動の総決算とし て、学生と共に参加する事を目標にしてきた。 4ヶ月前、EICTDAのプロジェクトマネージャが配属先を訪れた際に、 Localizationプロジェクトについてプレゼンし、今年のICT Exhibition で発表できるように、ブースを提供してくれる事が約束された。 それから度々、登録手続き等について彼に問い合わせを行ってきたが、 担当者に確認するとか、書類をFAXするなどと言われるが、一向に手続 きが進まない。まあエチオピアだからしょうがないかと気長に待ってい たが、流石に開催１ヶ月前をきると焦りだし、学長の力も借りて、よう やく登録の手続きが済み、ほっとした。この１週間は何度学長の部屋を 訪問したことだろうか。学長は協力的で頼もしいのだが、忙しいのです ぐに忘れられてしまうので、しつこくリマインドしないといけない。 さて、肝心の発表内容だが、ローカライズしたFirefox, OpenOfficeな どを含んだ、カスタマイズLinux(Ubuntu)を紹介し、無料配布しようと 考えている。 が、いろんな問題が有り、未だ完成に至っていない。昨日、やっと OpenOfficeのビルドが完成したところ。 来週には、これらを含めたカスタマイズLive-CDの制作に取り掛かる予定。

  2009.05.14

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• 派遣688日目：調整員メケレ来訪

  アジスの事務所にいる、ボランティア調整員がメケレに1泊2日でやって きた。目的は、メケレで活動するボランティア2人の活動視察と離任1ヶ 月前だが、私の離任の挨拶も兼ねている。 午前中、私の配属先にやってきた。 先日、学長が事務所を訪れ、私の後任要請を提出しており、その件に関 しても話がされたが、事務所内で検討中という状態から変更はなかった。 その後、学長自ら構内をくまなく案内してくれた。 実験室では、既に帰国したシニアボランティアの名前を何度も口にし、 「これは○○が作ってくれた。」 「これは○○が修理してくれた。」 「このプロジェクトには○○の技術が必要だ。」 などとしきりにボランティアの必要性をアピールしていた。 改めてシニアボランティアの貢献の大きさが感じられた。 昼食や夕食を調整員と共にし、活動の話や後任の必要性について、じっ くりと話する事ができた。地方隊員は、なかなか調整員とじっくり話を する機会がなく、コミュニケーション不足になりがちだ。調整員には頻 繁に地方を回り、隊員の活動を見て、話を聞いてもらいたい。

  2009.05.07

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• 派遣678日目：Biotechnology workshop

  本配属先で、バイオテクノロジーに関するワークショップが開催され た。これは、来年度から開設されるバイオテクノロジー学部のカリキュ ラムに関して、関係者を招いて議論するのが目的である。アジスアベバ 大学、メケレ大学、政府関係者、企業関係者など30名程度のゲストを招 待して、盛大に開催された。 聞くところによると、バイオテクノロジー学部が設置される大学は、エ チオピアではうちが初めてらしい。 予定にはなかったが、ゲストの到着が遅れた為、その間の時間を利用し て、ローカライズブロジェクトをプレゼンする事になった。何も資料は 用意していなかったので、前回のＩＴセミナーや、他で利用したスライ ドを使って、学生にプレゼンをさせた。IT関係者は居なかったようで、 反応は薄かったが、みんなそれなりの地位にいる人ばかりなので、この ような機会を得られた事は良かったと思う。

  2009.04.27

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• 派遣677日目：コーヒーセレモニー

  エチオピアと言えばコーヒー発祥の国。 でも実際は紅茶の方が安いので、良く飲まれてたりするのだが。。。 でもやっぱりコーヒーは生活の一部に組み込まれていて、友人を家に呼 んだりする時は、コーヒーセレモニーでもてなしてくれる。 我が家でも、少し前からお手伝いさんが、日曜のお昼にコーヒーセレモ ニーをしてくれるようになった。 私一人の為に、一時間ぐらいかけて、生のコーヒー豆からコーヒーを入 れてくれる。 良く考えれば、かなり贅沢な時間の過ごし方だと思う。 コーヒーセレモニーの詳しいプロセスを以下に掲載したので、興味のあ る人は参照してもらいたい。 http://yuji5296.web.fc2.com/coffee/ceremony.html

  2009.04.26

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• 派遣673日目：後任要請

  任期残り２ヶ月を切った今更ながら、後任要請書を配属先に書いても らった。今週の金曜日に学長がアジスに出張するので、JICA事務所に直 接出向いて提出してもらう予定。学長はノリノリだが、いろいろと過去 の経緯を考えると、あまり期待はできない。 本来、後任要請は、派遣8ヶ月後に出す必要があると聞いていた。 応募、試験、訓練のプロセスを踏むと、派遣までに１年以上かかってし まうからだ。だが正直、派遣8ヶ月で、後任の要否について、判断する のは難しいと思う。 派遣された時、配属先には私を含め３人のJICAボランティアが派遣され ていた。全学生数400人弱の当配属先に何故3人も派遣されているのか？ しかも「教師不足を補う為」と要請調査票に書かれていたが、実際はイ ンストラクターは十分居ており、我々ボランティアが無理に講義を持つ 必要性は薄かった。 そんな事から、当時は後任の必要性を強く感じなかったので、要請はし なかった。というかJICA事務所の方で、そう決められてしまった。 しかし、今活動期間も残り少なくなってくると、今の活動をどう継続さ せようかを考えなければならない。本来は、同僚のインストラクターと 一緒に活動し、技術移転を行い、私の帰国後も継続されるようにするの が理想だが、残念ながらこちらのインストラクターは、昨年もそうだっ たが、１年だけ働いては、修士号取得の為、外国に留学してしまう。 一緒にやっている学生も来年は卒業して留学したいと言っているので、 大学には残らない。彼が大学のインストラクターとして残って、学生を 指導してくれると一番良いのだが。。。 下級生に引き継ぐ方法もさぐってみましたが、なかなかやる気のある学 生は捕まらなかった。 ということで、駄目もとで後任要請を出してみることにした。 JICA事務所もそんなに乗り気じゃないだろうし、だいぶ時間が空いてし まうが、何もやらないよりはましだ。

  2009.04.22

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• 派遣670日目：Ethiopian Easter (Fasika)

  今日はイエス・キリストが復活した事をお祝いするEaster（現地語で Fasika）というお祭りだった。エチオピアで一番大きいお祭りだ。 人によっては、これから一週間、ホリデーだと言う。 一昨日の金曜日は、キリストが十字架にかけられ処刑された事を祝う、 Good Fridayで、これまた祝日なので、３連休となる。 Easterは必ず日曜日だが、移動祝日なので、毎年同じ日ではない。 Ethiopian Calendar(http://code.google.com/p/ethiocalendar/)を作 る為に調査したが、複雑な計算式で算出される。だいたい4月になるよ うだ。 Easter前には、55日間、断食（肉、卵、牛乳を食べない）が続けられ、 街の肉屋は殆ど営業していない。何件かは営業を続けているが、扉を半 分閉め、外からは肉があまり見えないようにして営業している。 今日は各家庭で、羊を丸一匹買って、家族や友人と一緒に食べられるの で、街には所々で羊の皮が山積みにされ売買されている。 一緒にプロジェクトをやっている学生が、実家に招待してくれたので、 お邪魔してきた。インジェラ、羊のティブス、羊のカイワット、タッ ラ、タッジをご馳走になった。 写真は、フォサナ。 松の葉を折って作った指飾り。 Easterの１週間前から、みんな作って指にしている。 私の分も学生が作ってくれた。

  2009.04.19

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• 派遣655日目：Building OpenOffice

  学生のFinal projectとしてOSSのLocalizationに取り組んでいる。 FirefoxやGIMPは、リソースファイルを翻訳して、置き換えるだけで良 かった。 OpenOfficeもきっとそうだろうと信じて、その方法を調査していたが、 どうやらソースコードからのフルビルドが必要なようだ。できればフル ビルドは避けたかったが、学生も興味を持ち出したし、良い経験になる ので、挑戦する事にした。 しかし、色々と問題がある。 一番の問題はネットワーク環境の悪さ。 ビルドには、まずソースコードをダウンロードしないといけないが、 OpenOfficeのソースコードは全部で300MB以上。 また、さらにビルドをする為の各種ツールもダウンロードが必要。 最近の配属先のネットワークは非常に不安定で遅い。 平均速度は1KB/sとダイヤルアップ以下。 ダウンロードし続けても丸4日かかってしまう。 これに加えて停電やら不通の時があるので、何日かかるか分からない。 それでもいつかダウンロードできる事を夢見て、こつこつとダウンロー ドしていたが、ある日何故か0%に戻ってしまった。 そこで配属先でのダウンロードは諦め、どこかもっとネットワークの速 い所を借りてダウンロードする事にした。 候補として、メケレ大学、ETC（電話会社）、州政府などが考えられた が、学生の友人が働いているということで、州政府にお願いすることに した。 学長に事情を説明し、依頼書を書いてもらい、許可を得る事ができた。 ということで、先週は授業のない時は州政府に行って、ソースコードの ダウンロード、環境の構築、ビルドなどの作業を学生と行っていた。 ネットワーク環境は、ちょくちょく不通になるものの、最大で100KB/s 近くのスピードでダウンロードが可能。 ビルドでエラーがでては、ダウンロードしてを繰り返しいるが、まだ終 わっていない。。。現在もビルド中。。。

  2009.04.14

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• 派遣653日目：MIT Great Run

  配属先で学生主催のミニ・マラソン大会が行われた。 首都アジスアベバで毎年行われているマラソン大会 「Ethiopia Great Run」にちなんで、「MIT Great Run」 と名付けられた。 走る距離は、2km程離れたところにある、メケレ大学までの往復約4km。 昨日学生がオフィスに出場希望者を募りに来た。 開始時間が朝の7時と聞き、少し戸惑ったが、 私もエントリーフィーを払って、出走登録した。 エントリーフィーから賞金も出され、優勝賞金は50Birr(約500円)。 後で別の学生がやってきて、普段の出勤時間より早いので、別の車の手 配をやっておくと告げに来てくれた。 しかし、今朝6時に車が来るのを待っていたが、やってこなかった。 ドライバの電話も繋がらないし、諦めて結局普段通り、大学に行った。 そしたら、大学前には多くの人が居て、もう終わってると思っていたマ ラソン大会のスタート前だった。 残念ながら走る準備は置いてきてしまったので参加はできなかった。 マラソン大会後も、今日は一日中、スピーカで大音量の音楽が流されて いた。どうやら、卒業式100日前のちょっとしたお祭りだったようだ。

  2009.04.02

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• 派遣650日目：帰国用資料受領

  事務所から帰国用資料が送られて来た。 本来は帰国３ヶ月前に渡される資料だが、２週間程遅れて 本日受領した。 6/17にエチオピアを出発し、行きはバンコク経由だったが 帰りはエミレーツでドバイ、関空を経由し、 6/18の夜に羽田空港着の予定に決まった。 これまで帰国時には、帰路変更して、好きな国に立ち寄って 帰る事ができていたが、我々の隊次(19-1)が訓練中に規約が変更され、 直帰しなくては行けなくなった。 今後、帰国までにやらなくてはいけない手続きは以下の通り、 ・帰路願、帰国報告要旨の提出（帰国２ヶ月半前） ・帰国手続きの為上京 ・最終報告書（日本語版）の提出（帰国１ヶ月前） ・帰国報告会（帰国１週間前） ・日本大使館、財務経済開発省への表敬訪問（帰国１週間前） ・最終報告書（英語版）の提出（表敬訪問時） ちなみに帰国２ヶ月半前と言うと３日後が期限。 そんな無茶苦茶な。。。

  2009.03.30

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• 派遣649日目：ドロ・パーティ

  最近の週末は、毎週例のアジアンコミュニティーでホームパーティをし ている。今日はまた我が家でドロ(鶏)パーティをした。 鶏を食べたくても、メケレではなかなか調理済みのものは買えない。 生きた鶏を買ってきて、自分で調理するしかない。 派遣前の二本松訓練所でも、鶏解体の訓練は受けたが、面倒臭いので、 これまで自分でやったことは無かった。 日本人３人で、いかに血が飛び散らないように鶏を絞めるか、相談して いたら、お手伝いさんが近所の子供を連れて来て、お手伝いさんが鶏を 抑えつけ、子供が首に包丁を入れ、手際よく絞めてくれた。今はイース ター前の55日間の断食期間で、通常エチオピア人は、肉や卵、乳製品を 食べる事も、殺す事も禁じられているが、子供は良いらしい。女性も料 理はするが、絞めるのは男の仕事のようだ。 血抜きをした後、すぐに熱湯につけ、みんなで羽をむしり、 お尻から内臓を取り出し、中を綺麗に洗う。 臭みを取る為に、シロワットの粉を少し使った。 一羽はオーブンで丸焼き。 一羽は小さく切って親子丼にした。 そして一羽は韓国人にサムゲタンを作ってもらった。 来週は韓国人宅で誕生日会＆映画上映会の予定。 韓国人３人はみんなクリスチャンなのだが、その友人であるアメリカ人 宣教師とその奥さん（エチオピア人）もやってきた。奥さんはアジアで 暮らしていたわけではないのに、箸で上手に親子丼を食べていたのには 驚いた。宣教師の彼にはお土産に英語と日本語で書かれた「リビングバ イブル」を頂いてしまった。クリスチャンになるつもりは無いが、せっ かくなので時間があったら読んでみようと思う。

  2009.03.29

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• 派遣641日目：現職教員同期帰国

  現職の教員である同期が、一足先に帰国した。 通常、任期は2年間だが、現職で参加している教員の場合、 新学期の開始に間に合うように、3月末には帰国する事になっている。 2年前の4月に訓練所で出会い、同じ日にエチオピアに赴任し、 任地は違えど、エチオピアで一緒に過ごして来た。 そんな彼が帰国したと思うと、私もいよいよ終わりが近づいて来た事を 実感する。 あと3ヶ月。 あっという間だ。 この3ヶ月で、何が出来るのか、何が残せるのか？ その事を考えると気ばかり焦ってしまう。 でも焦りは禁物。 「カスバカス　カスバカス　ウンコラル　バグル　イヘダル」 （ゆっくり、ゆっくり、卵が歩いて行く） エチオピアの諺(?) ゆっくり落ち着いてやれば、できない事は無い みたいな意味だろうか。

  2009.03.21

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• 派遣639日目：Cultural Day

  学生が企画した「Cultural Day」というイベントが配属先で行われた。 民族衣装を着たり、ダンスをしたりして、エチオピアの文化を楽しもう という企画。 ブログを見返すと、昨年は3/18に行われていた。 http://plaza.rakuten.co.jp/yuji5296/diary/2xxx-xxx-xxxxx/ 学生全員というわけではないが、何人かの学生、特に女性達がいろんな 民族衣装を来ていた。今の若い世代は、みんなが民族衣装を持っている わけではないようだ。 その他の学生も普通の格好だが、ドラムを叩きながらダンスを楽しんで いた。 私もガビや浴衣を着たり、同僚に浴衣を着せたりして楽しんだ。

  2009.03.19

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• 派遣637日目：2001下期の活動予定

  先週から2001年(エチオピア暦)下期が本格的にスタートした。 今期の私の活動予定は、 ・「Programming in C」の演習 ・Final Projectのアドバイザー ということになりそうだ。 今期に延期されたと聞いていた「Data Structure」は、カリキュラム変 更で、結局来年に持ち越しとなった。昨年から決まっていたような気が するのだが。。。 C言語の演習は、全1年生を4つのグループに分けて、週に3時間ずつ行わ れるので、火～金まで毎日1グループずつ行う。その演習で使用する問 題を用意して、学生に演習を提供するのが私の仕事だ。 先期の終わりに演習で使うコンピュータを全部Linuxに入れ替えたの で、本演習はLinuxで行う。 幸い1年生には先学期にLinuxの講義と演習を行い、コマンドの使い方を 教えたので、Linuxの操作も少しは分かったいる。 最初の演習の時間で、Linuxのターミナルを使って、コンパイラ(gcc)や makeコマンドの使い方などを教えた。 今はGUIの便利なアプリケーションがあるが、簡単なプログラミング演 習ならCUIで十分だし、プログラミングの原理をしってもらうには、こ ちらの方が良い。 Final Projectのアドバイザーの方は、先期から行っているローカライ ズを継続して行う予定。 他のプロジェクトはまだ始らないなか、先行して始動しようと、学長に 掛け合いプロジェクト用にパソコンを1台アサインしてもらい、Linuxを インストールし必要な環境をセットアップし、学生が作業を開始してい たはずが、今日確認したら、そのパソコンがWindowsで上書きされ、前 のデータは全て上書きされていた。 おまけに、今日の午後、毎週火曜日の午後に、進捗報告会をやろうと決 めていたのに、学生は誰も来ない。帰宅間際にようやく一人来たが、 「ごめん、寝てた」 「週末みんなで旅行に行ったので今週は何もやってない」 という報告。 じゃあ、何の為に先週、学長にまでかけあって環境を構築したの？ その環境も誰かに破壊され、また再構築させられたけど。。。 まったく、どうすりゃいいのか。。。

  2009.03.17

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• 派遣631日目：メケレ日本会

  メケレで日本語の喋れる人達が勢揃いして食事をした。 ・メケレ在住の隊員2名（私を含む） ・メケレ大学で建築と日本語を教える日本人 ・研究の為に2週間程メケレに来ている日本の某大学院生 ・スイス在住でエチオピア人と日本人のハーフの息子とお父さん ・北海道に留学経験があり日本人の嫁さんを持つエチオピア人 ・山口に留学経験があるエチオピア人と流暢な日本語を話す娘二人 ・日本語の話せる韓国人ボランティア こんな感じのメンバー10人で日本語で会話しながら食事が行われた。 この小さな町に意外と日本関係者が多い事に驚いた。 おまけにスイス在住のハーフの息子は、この6月から東京の大学院に留 学する予定で、おばあちゃんの家に住むらしいが、それがなんと我が家 の隣の駅だという事が判明。世間は狭い。

  2009.03.11

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• 派遣628日目：おせちパーティ

  今日はメケレ大学で働く日本人講師の誕生日と言う事で、いつものアジ アンコミュニティを我が家に招いて、誕生日パーティを開催した。 先日アジスアベバから帰ってくる時に、某建設会社の日本人に、なんと おせち料理を頂いて帰ったので、有難くみんなで頂戴する事にした。 その他、炊き込みご飯とコロッケを作った。 2年ぶりに味わうおせち料理は格別に旨かった。 写真はイメージではなく、実際のメケレの我が家の今日の食卓。

  2009.03.08

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• 派遣615日目：Came back to Mekelle by car

  隊員総会、任国外旅行などを終え、約1ヶ月ぶりに任地メケレに帰って 来た。やはり我が家は落ち着く。 今回は、メケレ大学で働く日本人講師が大学の車で来たので、それに便 乗させてもらった。 首都アジスとメケレの距離は、700km。 高速でもあれば、一日で移動できるが、道が悪いので丸2日かかる。 車で帰るのは、この前の夏休みにバスで帰ったのと、一年半前の赴任時 のとで今回が3回目。前回のバスに比べたら、相当快適だった。 途中、中間地点のデッセという町で一泊した。 赴任の時もここで一泊した。 約1年半ぶりだったが、町の様子は随分変わっていた。 町の至る所で道路工事が行われ、いろんなところが掘り起こされ その土が積み上げられていて、ごちゃごちゃした感じになっていた。 その工事関係の仕事の為、エチオピア人の知り合いが、この町に滞在し ているので、連絡を取ろうとするが、全然電話が通じず、デッセに着い たら、我々の携帯も圏外となってしまった。 諦めてレストランで夕食を食べていると、誰かが私の肩を叩くので、振 り向くとそこに彼が居た。なんという偶然だろうか。 その後、彼が町を案内してくれたので、楽しい夜を過ごす事ができた。 今回車で帰って来たのは、総会の為に上京したにも関わらず、3日以上 滞在すると、交通費が支給されないという、変なルールを適用されてし まった為だ。この件は、隊員全員がおかしいと思っているので、今回の 総会でも改善を要求したが、「決まりだから」とあっさり却下されてし まった。たまにしか首都に来ない地方隊員が、首都でしかできない事を して、滞在が伸びてしまうのが、交通費の支給対象外になる程、悪い事 なのだろうか？

  2009.02.23

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• 派遣609日目：任国外旅行（ケニア）

  お隣ケニアに任国外旅行に行って、昨晩、無事帰って来た。 9泊10日の行程のうち、6泊7日のサファリキャンプツアーに参加し、前 後3日間はナイロビで過ごした。 サファリツアーは、アンボセリ、ナクル湖、マサイ・マラを車で回り、 国立公園横のキャンプサイトにテントを張り、そこで寝起きした。 料理は、毎回キャンプサイトにいる現地人が作ってくれるが、どれも美 味しかった。 動物もライオン、チータ、ヒョウ、ゾウ、キリン、カバ、サイなどな ど、殆ど全て見る事が出来た。残念ながら狩りをする瞬間は見れなかった。 ナイロビでは、ジラフセンターや国立博物館に行ったり、隊員に案内し てもらって、お土産マーケットに行ったり、隊員連絡所に行ったり、日 本食の買えるお店で、日本米を買ったりした。また、こちらの隊員に 会ったり、某商社のナイロビ支店長に日本食をご馳走になったりした。 今日はとりあえず、このへんで。 詳細は追ってブログにアップしていく。

  2009.02.17

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• 派遣608日目：ケニア旅行（10日目）

  ケニア最終日。 朝ホテルをチェックアウトして国立博物館に向かう。 5年間程ずっと改修工事の為、閉鎖されていて今年新装開店したばかり らしく、とても綺麗だった。 館内に入ると、ボランティアのケニア人ガイドが申し出てくれた。 暫く案内してくれていたが、途中で戻ってくると言い残したまま、暫く まっても帰って来なかったので、続きは自分らで勝手に見て回った。 人類の歴史と動物の展示が大半であった。 この博物館にもコンピュータ技術隊員が派遣されていると聞いたので、 会って話しを聞こうと、受付で呼び出してもらった。 コンピュータ技術の他にも、遺産保護の隊員も居て、二人とも出てきて くれて一緒にお茶をした。 お昼はいつも食べてるような現地食に連れてってもらって、「ギゼリ」 という豆を煮込んだものを食べた。安くて早くて旨かった。 飛行機までまだ時間がだいぶとあったので、ナイロビ市内のお土産屋で 時間を潰し、早めに空港に向かった。 ナイロビ空港では、何事もなくスムーズにチェックイン。 エチオピア航空とはえらい違いだ。 夜8時頃、予定通りアジスアベバに到着。 荷物検査でまた 「What do you have?」 と言われ荷物を開けさせられた。 やっぱりエチオピア航空はうざい。

  2009.02.16

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• 派遣607日目：ケニア旅行（9日目）

  同期隊員の案内で、ナイロビのいろんな所に行った。 まずはお土産を買う為に、YaYa Shopping Centerに。 その駐車場でガレージセールのように、お土産品が所狭しと売られてい た。みんな英語を喋れるが、隊員がスワヒリ語で交渉するとあっさりと 値段が下がった。エチオピアでも買えそうなものもあったりして、選ぶ のがなかなか難しい。 次にその近所の日本食が買える「陣屋」という店に行った。 普通の住宅街の中に、看板も何も掲げずにひっそりとあるので普通は気 付かない。 中には日本から輸入された出汁の素や醤油などの調味料など、いろんな ものが売られていた。米もいろいろとあって、ケニアで作ったというコ シヒカリも売られていたので、4kg買って持って帰ってきた。 昼食後、ドミにお邪魔してきた。 エチオピアよりもかなり綺麗だったが、本がたくさんあったりして、ど こも似たような感じだった。 他の国の隊員とも話せてなかなか面白かった。 その後、空港近くにあるジラフセンターにタクシーで行った。 ここではキリンに餌をやる事ができる。 餌を手のひらに載せて差し伸べると、長いざらざらとした舌でベロベロ と舐めてくる。ちょっと気持ち悪いけど、この状況に感動。 夜はまた某商社の支社長に連れられ、大使公邸の料理人と一緒に、韓国 人がやっている日本料理屋「SAPPORO」に行き、寿司や天婦羅などをた らふく食べた。

  2009.02.15

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• 派遣606日目：ケニア旅行（8日目）

  朝食後、一路ナイロビに向かう。 途中、大地溝帯の見えるビューポイントで休憩。 3時頃にナイロビに到着してツアー終了。 今回の6泊7日のキャンプサファリで代理店(DoDoWorld)に支払った金額 は$1,300（食事、車代など全て込み）だった。 だが、一緒に参加してた他のイギリス人達は、直接ツアー会社(Best Camping Tour)に申し込んだので$900だったという。 マージンを取るのは当然だが、紹介するだけで$400というのは、いかが なもんだろう。「地球の歩き方」で日本人がやっていてお勧めだったの で信頼して利用したが、空港からの送迎だけで$70とったりと全てが高 すぎる。 キャンプ場で出会った旅慣れしてそうなドイツ人によると、ナイロビ市 内にたくさんツアー会社があるので、現地についてからの申し込みで十 分らしい。翌日からのツアーにでも十分参加できるよと教えてくれた。 同じようなツアーを考えている人は参考にして頂きたい。 夜は、ケニアの同期隊員と1年半ぶりの再会。 地方隊員だけど、わざわざナイロビに上がって来てくれた。 活動の話、ケニアの話など、色々と話すことができて楽しかった。

  2009.02.14

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• 派遣605日目：ケニア旅行（7日目）

  マサイ・マラはタンザニアのセレンゲティ国立公園と繋がっている。 その国境付近にあるヒッポ・プールに午前中いっぱいかけて行ってき た。キャンプサイトからは20km程ある。 途中少しタンザニアに入ったとか入らなかったとか。 ヒッポ・プールでは、車から降り、歩いて川沿いまで行き、 ヒッポやクロコダイルを見る事ができる。 クロコダイルは殆ど動かず、口をあけて鳥が入ってくるのをずっと待っ ている。 ヒッポはいつも川の中に入って、鼻と目だけを出しているので、 大きさが分からないが、時折体を見せると、そのでかさに圧倒される。

  2009.02.13

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• 派遣604日目：ケニア旅行（6日目）

  朝食前、朝食後、夕食前の3度、ゲームドライブに出かけた。 マサイ・マラは野生動物の数の多さではケニア第一と言われる地区で 大阪府とほぼ同じ面積だそうだ。 行けども行けども、青々した景色が続いている。 そんな中ドライバは、長年の経験と、動物的な感を頼りに、時折ドライ バ同士で情報交換をしながら、動物のいそうなところへと連れてってく れる。 今日もライオンを何度か見る事ができた。やっぱりゴロゴロしてる。 チータの親子も見る事ができた。子供はまるで猫のように可愛かった。

  2009.02.12

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• 派遣603日目：ケニア旅行（5日目）

  ナクル湖からマサイ・マラに向けて移動。 途中のお土産屋でマサイの赤い毛布を1000Kshで購入。 午後3時ぐらいにマサイ・マラ国立保護区に到着。 そのままゲームドライブに突入。 しばらくするとライオンに遭遇した。 ドライバはライオンの進行方向に、行く手を阻むようにして 車を止めた。ライオンはどんどん我々に近づいてき、我々の車を何食わ ぬ様子で避けて我が道を進んで行った。ライオンがすぐ目の下を通って 行った。こんなに近づくとは思っていなかったので興奮した。 その後も別のライオンが寝ているところを何度か見る事ができた。 それにしてもすごいくつろぎっぷりだった。お腹を見せて仰向けに寝そ べったりしてゴロゴロしている。さすが百獣の王。 ちなみにライオンはスワヒリ語でシンバという。 ゲームドライブを終え、キャンプサイトに移動。 こちらのキャンプサイトはアンボセリよりずっと良く、 温水シャワーまであった。

  2009.02.11

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• 派遣602日目：ケニア旅行（4日目）

  朝食後、アンボセリを後にしてナイロビに戻った。 またツアー会社の事務所でブリーフィングを受けてから ナクル湖に向かった。 昼食は初日と同じランチボックスを車の中でとる。 3時間程でナクル湖に到着。そのままゲームドライブへ。 湖に向かう茂みの中でヒョウを発見。 しばらく車を止め、声を潜めて狩りの瞬間を待ちわびていたが 残念ながら狩りを行わずどこかに行ってしまった。 ナクル湖はフラミンゴで有名。 ピンクのフラミンゴや白いペリカンがたくさん湖上に浮かんでいた。 珍しい動物として白サイを見れた。 今夜だけはナクル湖近くのステムホテルに宿泊。 今夜の最大のミッションは、カメラの充電。 ２日間のキャンプでカメラの電池はなくなる寸前。 このままだと残りのサファリの写真がなくなるところだった。 そういう事も考えてのスケジュールなのだろうか。

  2009.02.10

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• 派遣601日目：ケニア旅行（3日目）

  朝6時起床し、朝食前のゲームドライブに出発。 朝食後、もう一度ゲームドライブに。 昼食後、少し昼寝をした後、マサイ村見学に行った。 入場料、一人1000Ksh(約1000円)を払い、村に入る。 写真は無制限に取って良いとの事。 我々が村に訪れると、村人達が出てきて、 一列に並んで、飛び跳ねながら出迎えてくれた。 その後、木をこすって火を起こすところを見せてくれた。 硬い木と柔らかい木をこすり合わせることによりできたおがくずを 乾いたゾウの糞につけて発火させていた。 我々が興味深そうにその木を眺めていると 「2000Ksh(約2000円)でどうだ？」 と、ぼったぐろうとしてきた。ただの自然の木片なのに。 その後家の中を見せてもらった。 狭く薄暗い家の中に、小さな竈があり、家族3,4人が暮らしている。 驚いたことに、ここのマサイの人は、みんな車のタイヤから自分で作っ た靴を履いていた。 その後はお土産コーナに連れて行かれた。 5人を2グループに分け、それぞれ別方向に連れて行き、 道の両側にお土産物が並んでいるので、一人ずつ片側に 分かれさせて、一人一人マサイ人にアテンドされながら お土産品を見て回った。少し手にとって見てみたら 「これが欲しいか？いくつ欲しい？」 「値段は後でいいから、持っていけ」 といちいちうざい。値段もかなりぼったぐってくる。 ついに最後に石でできたお皿を2枚を1000Kshで買ってしまった。

  2009.02.09

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• 派遣600日目：ケニア旅行（2日目）

  エチオピアに居る間に、旅行会社を通じて、6泊7日のキャンプサファリ ツアーに申し込んだ。サファリ内のロッジは全部一泊200ドル以上する ので、一番安いキャンプサファリにした。 朝9時頃、ツアー会社の迎えがホテルにやってきた。 ランクルのようなRV車を想像していたが、来たのは1BOXタイプの キャラバンだった。 一旦、ツアー会社の事務所に行き、ブリーフィングを受けてから、アン ボセリに向け出発した。 今回は混載ツアーの為、他の客も同乗している。 ロンドン在住のラトビア人男性とフランス人女性のカップル。 ロンドン在住のイギリス人男性。 そして我々日本人ボランティアの2人を合わせた5人が7日間一緒に旅を するメンバーだ。 3時間程走って昼食の為、お土産屋とレストランが一緒になったような ところで休憩。昼食は、ツアー会社のランチボックスが用意されてあ り、中にはサンドイッチと果物が入っていた。 その後ちらっとお土産屋を覗いて値段を確認。やはり高い。 昼食後、3時間程で目的地アンボセリ国立公園に到着。 そのままゲームドライブに突入。 ゾウ、シマウマ、ダチョウなどなど、動物がいっぱい。 流石はケニアのサファリ。 夕日に浮かび上がるキリマンジャロを眺めながら、 今夜の宿泊先、キャンプサイトに到着。 夕食は、キャンプサイトにいる現地人の男の子が用意してくれた。 全然期待していなかったが、これが結構上手かった。 エチオピア男性にも学んで欲しい。

  2009.02.08

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• 派遣599日目：ケニア旅行（1日目）

  朝10:00のフライトでナイロビに向かう為、2時間前に空港に行く。 入場時のボディチェックで股間を触られ、過敏な反応をしたら 「What do you have?」 と股間を指差しながら聞いて来た。 結局、個室に入れられパンツの中まで見せさせられた。 朝っぱらから不愉快だ。 先が思いやられる。 2時間程でナイロビに到着。 空港では事前にツアー会社(DODOWORLD)に送迎を頼んでいたので、ケニ ア人がネームボードを持って待っててくれた。ケニヤ人だが日本語がペ ラペラでびっくり。 両替の場所や携帯電話のSIMカードの購入場所を案内してくれる。 でも$70は高い。 ナイロビ市内に近づくにつれ渋滞がひどくなった。 でも走ってる車はエチオピアと違って綺麗なものばかり。 渋滞しているが、各車レーンを守って、クラクションも鳴らさない。 渋滞で車が止まると、物売りが寄ってくる。 でも売ってる物の質も良さそうだし、物売りの身なりもわりと綺麗。 予約していたComfort Hotelに到着。 一泊ツインで$90の中級ホテル。 エレベータには警備員がいつもいる。 フロア毎にドアがあり、階段にもドアが設置されていて、自由に往来で きないようになっている。部屋の鍵も2つと内側からの鍵が1つとセキュ リティーは万全だ。 ホテルで一服後、町をぶらぶら。 やはりかなりの都会だ。 建物や町並みも綺麗だ。 インターネットカフェに入ってびっくり。 なんとWindowsではなくLinuxが使われていた。 オーナに話を聞いてみると、2年程前に、Microsoftからケニア政府に違 法ライセンスに関してクレームがあり、取締りが強化されたらしい。 何人か逮捕者も出たようで、ここのオーナはライセンス料のかからない Linuxに乗り換えたわけだ。 夜は、昨日、同期の家で誕生日会をした時に会って、同じ飛行機で帰っ てきた、ケニア・エチオピアを担当する某商社の支社長が、日本食レス トランに連れてってくれた。 揚げ出し豆腐、茄子田楽、イカの姿煮、寿司、うどんなどなどを吐きそ うになるまで食った。旨かった。

  2009.02.07

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• 派遣592日目：マザーテレサ音楽祭

  恒例のマザーテレサの家で音楽祭が開催された。 半年前の夏休みには、雨季の為、患者の体調を考慮して、開催は行われ なかったので、一年ぶりの開催となる。 一年前の前回には、司会として参加したが、今回は司会は後進に任せ、 ウクレレとバンドのボーカルとして参加してきた。 まあ、出来のほうはおいといて、患者さんも喜んでくれたし、こちらも 楽しくやらしてもらったので良かったのではないだろうか。 そのマザーテレサの家でボランティアをしているという日本人にお会い した。その男性は、インドとエチオピアを半年毎に往復して、マザーテ レサの家でボランティア活動をしている。誰からの援助を受けることも なく、本当の意味でのボランティアだ。彼のような人の事は本当にすご いと思う。だが、一方で彼のようにマザーテレサの家にボランティアで やって来るが、ちょっと手伝っては荷物を置いて旅行に行ってしまうよ うな、不届きな若者も多く居ると聞き残念に思った。 彼は去年の音楽祭の時も居ていて、私の事もちゃんと覚えてくれて嬉し かった。次回はまた一年後でもう参加する事はできないが、是非続けて 行って欲しいと思う。

  2009.01.31

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• 派遣591日目：隊員総会

  エチオピア中の全隊員が首都アジスのJICA事務所に集い、隊員総会が開 催された。隊員総会は半年に一度、JICA事務所からの召集により開催さ れる。まだ、前期の授業は終わっていなかったけど、一週間程先に切り 上げさせてもらって、隊員総会に参加した。 毎回総会では、ドミの管理方法、ドミ管理費の運用方法など、隊員同士 で話合う議題が多かったが、今回は、 １．隊員総会に係る日当と交通費支給制限の廃止 ２．新聞ダイジェストの廃止 ３．ドミのプリンターのトナーについて ４．ボランティア配属先からの報告書の提案について ５．機関誌マスカルの発行について ６．エチオピアの通信制限について ７．JOCV Libraryについて というように、隊員からJICA事務所への提案が多かった。 しかし、結局、何一つとして隊員からの提案は受け入れられることはな かった。どれだけ隊員全員がおかしいと思って提案していても、「決ま りだから」といった理由で議論の余地無く提案が却下される場合が多 かった。非常に残念な事だ。 午後も職種毎に分かれて分科会が開催された。我々IT系の隊員は、毎回 みっちりとITセミナーの事について話し合いが行われる。今回は、次回 のITセミナーについて決めるというよりは、これまでのITセミナーの経 緯、前回の反省などを新しい隊員と共有することに重点を置いた。 結局、現時点で次回のセミナーの開催を決めている隊員はおらず、今後 継続してメールなどで検討を行っていく事になった。これまで続けられ てきたセミナーが途切れてしまうのは非常に残念なので、なんとか継続 する方向で考えていきたい。 その後もLinux/OSS勉強会、夜は懇親会と、慌しい一日が過ぎていった。

  2009.01.30

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• 派遣589日目：Japanese Movie Show in MIT

  先日の「Japan Day in Mekelle」の時に、上映できなかった、 「たそがれ清兵衛」の上映会を配属先で開催した。 このフィルムは、メケレ大学で働く日本人が、大使館から借りていたも のだが、メケレにあるうちに是非配属先でも上映したいと思い、大使館 に許可をもらい、メケレ大学の日本人の協力を得て、上映することがで きた。 参加した学生は、30名ぐらいだろうか、途中で来たり、帰ったりするの で、正確には分からないが、期待したより少なくて残念だった。 参加した学生の反応は上々。 少しは国際交流に貢献できたかな。 明日から、隊員総会の為、首都アジスアベバに上京する。 任国外旅行などにも行くので、約1ヶ月程、任地を離れる。 なので、今週はばたばたと忙しかったが、なんとか乗り切った。 今学期はあと1週間程残ってるが、一足先に冬休みに突入。 首都でもいろいろとやることは残っているが、まずは一安心。

  2009.01.28

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• 派遣580日目：Ethiopian Epiphany (Timqat)

  今日はEthiopian Epiphany、現地語ではティムカットと呼ばれる日で、 国民の祝日。イエス・キリストがbaptism(洗礼)を受けた日とされる。 昨年と同様に、大勢の人が集まる広場に行って、セレモニーを見学して きた。セレモニーのメインイベントは、イエスが行ったように聖水を浴 びて、洗礼を受ける事。司祭達が噴水にお祈りを捧げ終わると、みな聖 水に向かって群がった。噴水には警官が立ち、群がる群衆を殴ったり蹴 飛ばしたりして制御しようとしていたが、数の力には勝てないようで、 やがて噴水に飛び込むものや、中央に上ってはしゃぐものもでてくる始 末。昨年と同じ光景だった。 セレモニーには、副学長(兼IT学部長)と同僚のIT学部教師と一緒に行っ てきた。副学長とは土曜日も日曜日も一緒に夕食を食べに行ったので、 この所三日連続で絡むこととなった。なかなか絡みづらい彼だが、徐々 にこちらの存在も認めてもらえだしたかなと思う。 夕方には、学生から電話があり、ホテルのロビーでお茶をしながら、 Localization Projectの今後などについて話あった。 学生と別れてから、家に向かう途中でレストランで食事をした。いつも 一人で一枚のインジェラを食べきれず、半分ぐらいで飽きて残していた が、今日は綺麗に完食することができた。エチオピアに来て約1年半だ が、多分始めての事だと思う。なんとなく感動した。

  2009.01.19

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• 派遣578日目：Summer Project

  今日、配属先で、学生によるSummer Projectの成果発表会が行われたの で参加してきた。 これまでSummer Projectという言葉を良く耳にしていたが、単に学生に よる夏休み中の自主的な取り組みだと思っていた。しかしそうではな く、MITの卒業生が同窓会のようなものを結成し、技術面、費用面で支 援して、学生に研究・開発の機会を与えているものだということが、今 日始めて明らかになった。今日はそのスポンサーに対しての成果発表会 という感じ。夏休みからはかなり時間が経っているが。。。 全ての発表を見ることは出来なかったが、主な発表内容は以下の通り。 ・FMラジオ送信機 ・サーモスタット ・学内メールサーバ ・Ethiopian Calendar ・Localization of Firefox 最後の2つのプロジェクトには、私も絡んでいる。 特にLocalizationの発表では、私の伝えてきた事を学生が流暢な英語で 私が話すよりも上手くその内容を他の学生や教師、学長、ボードメン バー、卒業生に伝えてくれた。その発表を見ていて、これまでの自分の やってきた事が、間違っては無かったのだと実感できた。教師ではなく 学生に対する技術移転にはJICAは否定的ではあるが、十分に効果がある と思う。 学生の発表後、一人の同僚が自分のノートパソコンにUbuntu(Linux)を インストールしたいと言ってきたので、一緒にインストールしてあげ た。そして彼も何かローカライズをしたいと自発的に言ってくれた。 ゆっくり、少しずつではあるが、確かな前進を感じる事のできた一日で あった。

  2009.01.17

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• 派遣576日目：EICTDAへの協力要請

  日本で言うと情報処理推進機構のような、エチオピアのICT関係の政府 機関である、EICTDA(Ethiopia Information and Communication Technology Development Agency)のトップクラスの人が、MITにやって きた。 学生と一緒にFirefoxのローカライズを行っているが、その学生が学長 に話をして、学長がボードメンバーなどのコネを利用して、今日の話に 至った。 本当は先週の金曜日に来る予定だったのだが、予定の時間になっても来 ないので電話してみると、飛行機が満席の為に乗れなかったので、今日 に延期になった。 せっかくの機会なので、エチオピアのコンピュータ隊員が行っている Linux/OSSの普及活動についても一緒にプレゼンして、活動の推進に EICTDAの協力を仰ぐことにした。 ・ローカライズ標準化文書の提供 ・ローカライズの成果物の配布・宣伝 ・Linuxレクチャーなどの為のセミナー開催 ・政府主催の展示会への出展 などを要望としてあげた。 一応先方からは協力的な言葉を得ることができた。 政府主催の展示会などにもMITのブースを提供するとか、セミナー開催 する場合の費用面での負担などをするなど。 但し、JICAへの協力というかは、あくまでMITへの協力という感じ。 本当は、Linux普及の為に、先日帰った隊員を意識したボランティアや 専門家の要請をJICAにあげてもらうところまで要望しようとしたが、学 長の事前チェックでストップがかかってしまって言えなかった。という のも学長がMITに欲しいからだ。うちの学長はいろいろと政府からプロ ジェクトを請け負って行きたいと思っているので、こういう技術力のあ る人材はたくさん欲しいようだ。ボランティアでなくて、給料を払って も雇いたいと言う事で、現在はその方向で話を進めている。またMITに 日本人が来たら、私としても嬉しいが、どうなることやら。。。 写真は、本日のプレゼンの様子。 プレゼンしているのは、今日の事をすっかり忘れて寝ていた学生。 ローカライズについて、ITセミナーのようにプレゼンをしてくれた。 左側がEICTDAのマネージャ。 右側が学長、後ろの二人が副学長。 普段何も言わなかった副学長までもが、OSSの重要性などを語りだした りして、ちょっとびっくり。やっぱり偉いさんが居ると違うな。

  2009.01.15

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• 派遣575日目：メケレのおしゃれカフェ

  メケレにもおしゃれなカフェができた。 KOICA隊員の紹介で3週間程前に知ったが、それまでは、家の近くなの に、全然気づかなかった。ビルの間を入った、少し奥まった所にあるの で、意識せずに前の道を通ってもなかなか気づかない。 1Fがカフェで、2Fがレストラン。ケーキもいろいろあって美味しい。 調理場もホールから見えるように、大きな窓があるのが凄い。 但しアイスクリームのコーンはあるが、いつも売り切れ。 今日、明日とJICAの健康管理員が病院視察の為、出張に来ているので、 そこでご馳走になってきた。レストランは初めてだったが、まあそれな りの感じというところだろうか。

  2009.01.14

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• 派遣574日目：Linux講義再び

  中間試験前に人数減少の為、中断したLinux演習だが、ITセミナー後、 学生の関心が高まる事を期待して、希望者を募って再開する旨の告知を したが、残念ながら希望者が集まらなかったので、再開はしなかった。 変わりに、新入生向けの"Principles of Computing"を担当する教師か ら、この授業の中でLinuxを教えて欲しいという要望があったので、全 新入生に対してLinuxの講義と演習を期末試験まで2週間行う事になっ た。これもITセミナーの影響だろうか？ 新入生には学部が無く、2つのグループに分けて授業が行われている。 各グループに週2回の講義と1回の演習を行う。他の演習もあるので、ス ケジュールはほぼいっぱいになってしまった。 昨日、今日と、初回の講義を行った。まずは「What is Linux?」という 感じで、Linuxに関する概要の講義を行った。この辺は、既にITセミ ナーなどで何回も話をしているので、問題はない。 今後は基本的なコマンドの使い方を教えて行く予定。

  2009.01.13

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• 派遣571日目：Japan Day in Mekelle

  2ヶ月前程から、JICA関係者では無いが、メケレ大学で建築と日本語を 教える為に、日本人が働いている。その日本人が中心となって、 「Japan Day in Mekelle」が開催された。これには大使館がバックアッ プしているので、今日は大使もやってきてセレモニーに参加した。 オープニングセレモニーの後に映画「寅さん」を上映して、午後に「た そがれ清兵衛」の2本の映画を上映する予定だったが、大使の到着が遅 れた為、スケジュールが押してしまって、残念ながら映画は「寅さん」 の一本だけだった。 会場は、メケレの市民ホールで、300人ぐらい収容可能な部屋で映画上 映をしたが、やってきたのはメケレ大学の学生を中心に30名程度だっ た。午前中のセレモニーには、100人ぐらい居たのだが、昼休みを挟む と、案の定激減した。この辺はITセミナーで経験済みなので驚かない が、がっかりした。 個人的には、懐かしい日本の映画が見れて、楽しかった。 もし映画を借りれたらMITでも上映会をしたいと思う。 写真は、会場入り口に飾られた、エチオピア、日本、ティグレ州の旗。 日本国旗は白い布にマジックで赤い丸を描いただけの手作り感たっぷり のもの。こういう時は簡単で良い。

  2009.01.10

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• 派遣569日目：18年度2次隊帰国

  午前中にC++の演習があるはずだったが、クリスマスの翌日ということ で予想通り教師も学生も誰も来なかった。 お昼は副学長が家に呼んで、ティブス（細切れの焼肉）とカイワット （辛い肉のシチュー）を食べさせてくれた。クリスマスの残りかな？ 今日、１つ前の隊次の18年度2次隊の2人が帰国した。 2人ともコンピュータ系の隊員なので、いろいろとお世話にもなった。 そして、我々の隊次がいつのまにやら一番の古株になってしまった。 ということは、次に帰国する隊次という事になる。早いもんだ。

  2009.01.08

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• 派遣568日目：Ethiopian Christmas

  今日はエチオピアのクリスマスで祝日なので大学もお休み。 クリスマスの前には、約40日間の断食（肉や乳製品以外はOK）が行う事 になっているが、特に若い世代では、あまり実施されていないようだ。 イブから翌朝にかけては教会に行き、一晩中お祈りしたりして過ごす。 そしてクリスマスは、家族で一緒に羊や鶏のご馳走を食べて、歌って 踊って楽しく過ごす。 ということで、今日は町の所々に羊の皮が山積み にされて売られていた。

  2009.01.07

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• 派遣567日目：餃子パーティ

  今日はエチオピアのクリスマス・イブ。 大学は一応あったが、多くの学生が帰省するという事で、殆どの授業が 休講だったようだ。午前中はまだ多くの学生達が居たが、午後は教師も 学生も殆ど学内におらず、静まり返っていた。 イブだからかどうかは分からないが、中国人のお家で餃子パーティが行 われた。メンバーは新年を祝った日韓中の8人。 新年の時に、みんなで餃子が食べたいと言っていたら、ちゃんとリクエ ストに答えてくれた。 日本のような醤油ベースのタレは使わず、トマトベースの手作りダレで 食べた。モンゴル流らしい。 ちなみに、中国語では餃子（チャオズ）、韓国語では饅頭（マンドゥ） らしい。 次回は韓国風の何かが行われるかも。。。

  2009.01.06

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• 派遣562日目：謹賀新年2009

  エチオピアに居ると全然実感が沸かないが、年が明けた。 いよいよ今年は帰国の年。任期も残り半年を切ってしまった。 全然上手くいかない事ばかりだが、ゆっくりゆっくりと、 一つ一つしっかりと形に残していきたいと思う。 さて今年の年越しだが、昨日の大晦日は、 別の隊員の家で年越しパーティを行った。 メンバーは日本人３人、韓国人４人、中国人１人。 夕方６時、日本・韓国時間で年越しの為、乾杯 夕方７時、中国時間で年越しの為、乾杯 午前０時、エチオピア時間で年越しの為、乾杯 と３回も乾杯（カンペイ）して、年越し気分を味わった。 隊員が用意してくれた日本食（ちらし寿司、ひじき、煮物）や 各自が持参した日本酒、焼酎などがあり、かなり豪勢な年越しとなっ た。年越しそばも持参したが、残念ながら出番は無かった。 今日は、正月だが朝から通常通り演習があったので大学に行き、 昼は授業など予定が無かったので、正月を理由に休み、 昼食に日本人２名を自宅に招き、関西風白味噌の雑煮と昨日食べ損ねた 年越したそばを一緒に食べて、少し正月気分を味わった。 また夕方には、友人のAwetを自宅に招き、雑煮を振舞った。 恐る恐るだが全部食べてくれた。 １週間程無くなっていた水道メータが、新しくなってようやく戻ってき た。やっと断水生活から解放された。でも久しぶりに水道から出た水 は、茶色かった。。。 写真は我が家の玄関。

  2009.01.01

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• 派遣559日目：インド人講師帰国

  電気系学部で働いていたインド人講師が明日帰国するということで、今 日の夕方、学生主催によるお別れ会が行われた。 まだ中間試験が終わったばかりだが、彼の担当する科目は先週に期末試 験が行われた。 もう次の就職先も決まっていて、給料も今よりずっといいらしい。 彼らはボランティアで来ているわけでは無いので、より条件の良い所に 就職しようとするのは当然と言えば当然なのだが、なにも学期の途中で 辞めなくても、という気はする。結局、過密なスケジュールで詰め込ま れて、被害を被るのは学生なのだから。。。

  2008.12.29

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