ストレッサーへの対応方法
小林正観氏より 自分にストレスを感じさせるものをストレッサーと言います。ある現象が自分にストレスを感じさせるとストレッサーとなります。実は私と言うものがストレスを感じなければ、ストレッサーは存在しないのです。目の前の人に何も感じなければ、その人はストレッサーではないのです。私がストレスを感じなければ、ストレッサーはないというになります。私の心の広さを仮に「扇」にたとえます。その扇の広さが90度の平均的な許容量だと思ってください。そして、その外側に自分にとって許せない、あるいは我慢できない人が存在するとしましょう。その外側にいる人を枠内に連れてこようとします。その人が自分の価値観や許容範囲の中に入ってくれれば何の問題も無いのですが、そう簡単にはいきません。そこで悩み、苦しみ、ストレスを感じるわけです。もし自分の90度の許容度・寛容度を広げることが出来、相手を受け入れることが出来たらならば、そこで問題は消滅します。仮に許容範囲が120度になったときに、130度目のところに、人が現れたとします。その人を私自身が認め、受け入れとしまえば、私の心の領域が広がり、またイライラしなくなります。ですから現れてくれた人は、常に私の心の許容範囲を広げてくれ方だと思ってみたらどうでしょうか? その人のお陰で私はやがて180度の綺麗な扇の広がりを持つことになります。人のためではありません。その人のためではなく、「自分がつらくない・いちいち腹を立てないですむ」という意味で、この方法は自分にとって最良の方法です。私というものの寛容度(許容量)が大きくなれば、小さなことは氣にならなくなります。確かにストレス度が高い人はいます。そのような人が現れたときに対応出来るように許容量をあげていることが大切です。このために日常生活のなかで修行していくことが出来ます。家族・友人・知人・仕事関係の中で、許容量を広げてください。