各味の意味
各味の意味酸味収斂作用がある。陰気を旺盛にする。結果として熱を取る。厥陰肝経の作用と同じ(肝に血を集める)陰気(収斂の氣)補い熱を鎮める。心熱を冷まして動悸を鎮める(肝虚心熱の旺盛の熱を収斂して肝に収める)胃腸の虚熱に作用して働きを鎮め下痢を治す(腸に対しての収斂作用)肺臓に作用し収斂して咳を止める。腎経に作用して引き締めて津液を固める(腎虚による津液の漏出を治す) 苦味陰気を補い堅める。引き締めて熱を取る。少陰腎経。心経に作用して陰気を補う。肝経の陰気を補い、熱を取る。心経の陰気を補い心包の熱を鎮める。脾経の陰気を補い引き締めて腸熱を取る。胃の陰気を補い胃熱を取る肺経の陰気を補い血脈を引き締める。血流を盛んにする。腎経の陰気を補い引き締める。腎の津液を固める。甘味気血津液を生成する。潤し和らげ陽気を旺盛にする。脾臓・胃腑の體を補う。脾に入り血を多くして、肝血を補う。脾に入り血脈の流れを盛んにして、心を助ける。脾に入り補い胃の働きを盛んにして、気血津液を生成する。脾に入り津液を多くして、肺臓を潤す。脾に入り津液を多くして、腎の津液を補う。辛味氣を補い循環させて、陽気を補う。肺経に入り氣を巡らせる。肝気の血を補い、血流を盛んにする。心の陽気を補う。脾経と胃の陽気を補う。肺経の発散を補い、衛気を盛んにして、湊理を働かせる。腎経の陽気または命門の陽気を補う。鹹味固まっているものを潤し和らげる。結果として小便を出す。腎経の陽気を補う。肝血および瘀血の固まりを潤し和らげる。心の余分な水を取る。胃腸の余分な水を取って小便を出す。肺や表の余分な水を取って和らげ、腎の津液を増やす。腎臓の津液を増やす。 五味の説五味働き詳細陰陽酸味収気血津液の散らばったものを収める陰 湧泄苦味固陰虚の虚熱で緩んだものを、引き締めて固める陰 湧泄甘味緩血津液不足のための痛みを緩める陽 発散辛味散気滞・血滞を散ずる陽 発散鹹味濡堅さや乾燥を潤す 味の三用 (味は3ヶ所の臓に作用する)補不足を充たすその味に入る臓を補う助扶ける補に入る臓を生じる臓(母)を助ける益助けを更に扶ける剋する臓を益すこと 補助益酸味肝腎肺苦味心肝腎甘味脾胃心肝臓辛味肺脾胃心鹹味腎肺脾胃 EX桂枝(辛 温)肺 衛気を補う桂枝湯脾 陽気を補う安中散心陽を補う桂枝加甘草湯 各氣の意味 温・微温・平・微寒・寒 『神農本草経』熱・温・平・涼・寒 『後世の書物』