どうぶつ、だいすき♪（1）

2008.02.03

(16)

いつからでしょうか？

母さんの動物好きは。

まだ畑も田んぼも多かった千葉の田舎で育った母さん、

夏は毎朝カブトムシ採りに行きました。

庭にはセミ、チョウ、トンボ、アリ、さらにはトカゲやモグラまで

生き物がたくさんいました。

その中でもお気に入りはきれいなグリーンのアマガエルでした。

手の平にのせて、なでなでしてかわいがるのが大好きでした。

触れない生き物はただの一つもありませんでした。

友達と遊ぶよりは動物や花と遊ぶような子でした。

幼稚園では、お友達とお外で遊ぶのがあんまり好きでなかったらしく

ひとりで教室の片隅で粘土をこねてたり、絵を描いてたらしい母さん。

幼稚園の先生が心配して、母さんの母さんに電話をかけてきたそうです。

一番最初に実家で飼ったのは、どこからか飛んできたオウムでした。

キボウシインコという種類です。

母さんが「ラブ」という名前をつけました。

たくさんしゃべる子で、いつもおしゃべりしていました。

「ママ～！」、「もーいいかい、まーだだよ」、「ぽっぽっぽーハト（ここまで）♪」

など、結構ボキャブラリーありました。

近所の友達や親戚の家では猫を飼っていました。

シャム猫ブーム、ペルシャ猫ブームのなどがありました。

親戚の家のシャム猫は、小学生の母さんが遊びに行くたび、足にすりすりしてきました。

「甘えん坊なのにスタイルいいし気高いな、この子たち」

（2匹いたので）というのがシャムの印象です。

隣のおうちのペルシャはおっとりした深窓の美猫でした。

ある日、子猫を拾いました。

家に連れて帰って、「飼いたい」と言ったら、

「うちでは飼えないの。元の所へ戻してらっしゃい」とあっさり却下されました。

今はうちの猫たち超LOVEのおばあちゃんは、当時猫が嫌いでした。

（続く）