「朱蒙」
韓国で大ブレイクした歴史ドラマ「朱蒙」(全81話)をやっと見終えました。こんなに長いドラマを観たのは初めてですが、観終わった後、長いという気がまったくしませんでした。それほどこのドラマは飽きるところがなかった。「朱蒙」(チュモン)は高句麗を一代で建国した英雄的人物朱蒙の物語。そしてともに高句麗をその後百済の建国に貢献した女性、召西奴(ソソノ)との恋物語や、隣国漢との壮絶な戦い、育ての親となった金蛙王(クムワァワン)が支配する扶余との確執、 扶余の王子帯素(テソ)との悪縁、などなど見どころはたくさんあります。脚本、キャスト、個性的な登場人物どれをとってもすばらしく、どの人物にも感情移入できます。悪役演じるものでさえその心情が理解できました。何より情けない男だった朱蒙(チュモン)が実の父解慕漱(ヘモス)と出会ってからの変化には驚きました。(解慕漱(ヘモス)が亡くなった後、父と知るのですが、、、)そして大将となってからは人間としての器の大きさ、部下から絶対的な忠誠心を抱かせる信望の厚さと統率力には今の社会が失いつつある人物ではないかと思わせるほど魅力的に描かれています。そして歴史的には漢に滅ぼされてからの朝鮮の姿がよく描かれています。鉄器技術の必要性とか、民族としての誇りとか、とにかくいろいろ学ぶことの多いドラマでした。観終わった後すぐに「世界史地図」で確認したほどです。実話とはいえない部分が多々あるでしょうが、一見の価値あるドラマだと思います。スケールの大きさ、人間としての威厳、親子・夫婦・友の切ないすれ違いを見事に描いた作品でした。今はBSフジで吹き替え版を放送中(水曜夜8時)です。ぜひ興味あるかたは観てみて下さい。途中からでも間に合いますよーとにかく夏休み中に観終えてよかった。でないと寝不足になるところでした(笑)。まだまだ感動覚めやらないままこの感想を書いたので文章がおかしいかもしれませんが、ご了承くださいませ(^_^;)