再会のとき
今日は短大時代の友達がはるばる神戸から遊びに来てくれました。会うのは結婚する前に会ったきりだから、20年ぶりぐらいです。考えると今年は再会のときです。初めて高知の友達に会ったり、先日の高校の同窓会でも卒業以来会っていなかった友達に会ったりととにかく今年はいろいろな時代を過ごした友達と会う年になりました。さて神戸から家に遊びに来てくれることになったNちゃん。朝から昔の恋人に会うみたいに胸がどきどきでした。なにせ彼女は「環状線に乗ってね。」と電話で言った時「それって私鉄?」と言うぐらい浮世離れしている人なんです。まずちゃんと大阪まで出てこれるのかと心配していました。会ってもお互いわかるかなあという心配もしていましたが、昔と変わらない華奢でお洒落なNちゃんをすぐに見つけることができました。家に着いて、一緒にお昼を食べて、一緒にファッション雑誌を見て、散歩に行って、おやつを食べて、その間にいろんな話をしました。彼女は私が転々としている間に、離婚、神戸の震災で家が半壊、仕事で体を壊す、などなどいろんな辛い経験をしてきました。今は転職して、健康第一の生活をしています。その彼女に「夢はなに?」と聞いたら、「ふわっと生きたい。」と言いました。「それって昔のあなたじゃない。」と笑って言い返すと、「そうなの、一時期はぎすぎすしていたけれど、やっと本来の自分に戻ってきたみたい。」私は彼女のつらい時に何も出来なかったし、ぎすぎすしていたという彼女も知らない。でも、今目の前に昔と変わらないままのふわっとした自然体の彼女がいることがすごくうれしくて、うれしくて、再会してよかったとつくづく思いました。「ふわっと生きる。」「肩ひじはらずに毎日を過ごす。」「健康であることに感謝する。」今日の彼女の言葉にはっとさせられました。すごく大事なことを気付かされました。人と交わるということはいつもと違う風を運んでくれるような、そんな気がします。自分の考えに固執せずに、常に柔軟な心を持つにはそんな風を感じ、受け入れることではないかなあと思います。さて話変わって、今日の私のおもてなし。特別なことはさほどしなかったけど、いつもより豪華な昼食を作りました。メニューはお豆のカレー(行正り香さんのレシピより)、じゃがいもと長ネギのグラタン、ビジソワーズです。カレーは昨夜から煮込んで、今日はなるべく手間のないようにしました。それでも話しながら作ったので、グラタンは少し焼きすぎたし、こうやって写真で見ると食器の置き方が変ですね(^^ゞキッチンにも花を飾って。