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カテゴリ:イエメン
イエメンは、「シバの女王の国」と言われています。 シバ王国が、現在のイエメンに誕生したのは、紀元前950年頃。 シバ王国には、「乳香の道」や紅海やインド洋など 陸海の通商路を通じて交易品が集まり、王国は物品に課した関税や 珍重された乳香の生産で富を築きました。 しかし、前115年、シバ王国からヒムヤル王国が分離。 この国によって、後3世紀末、シバ王国は滅ぼされてしまいました。 ※ ※ ※ このシバ王国を有名にしたのが、「シバの女王」です。 彼女が君臨したのは、王国の初期 前900年頃。 エハスエ王の7番目の妃の娘で、本名は「ビルキス」。 王位継承権を持つ4人の異母兄を殺害し、15歳で即位しました。 ソロモン王の栄華を伝え聞いた彼女は、エルサレムに行き、 そこで、ソロモン王と女王は恋に落ちたのです。 そのとき、なんと、妊娠してしまいました~。 シバへの帰路、当時シバの領土だったエチオピアに寄った女王は そこで、男の子を産みました。 この男の子が、エチオピアを建国したメネリク1世と言われています。 現在、シバ王国の遺跡は砂に埋もれてしまって、ほとんど残っていませんが イエメンの人々は、シバの女王の末裔だと誇りに思っているのでしょう。
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