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ニーハオ中国

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2006年10月の記事

全19件 (19件中 1-19件目)

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いつも忘れていること

昨日の書き込みで、前の日に夫と電話をした翌日に夫を亡くしたという方の話を読み、しみじみしてしまった。もし、あした夫がいなくなってしまったらどうなるんだろう。普通と思っていることが実は普通じゃないってこと、普段は意識してないよね。私が出張している間、ずーっと洗濯物をためてた夫、冬布団と布団カバーのありかも教えたのに、面倒くさがっていつまでも夏蒲団で寝ていたらしい夫、そんな夫のために布団カバーをかけ、夫の洗濯物をたためるって、幸せなことなのかもしれない。何かをやってあげる相手がいることって幸せだ。でも、いつもはそのことを忘れている。やってもらうことだけが幸せな気がするんだよね。久しぶりに、そんなことに気付かせてくれた。よりみちさん、ありがとう。

2006/10/31

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やっと大連に戻ってきました

長かった出張から、やっと大連に戻ってきた。夫が空港まで迎えに来てくれる。約1ヶ月半ぶりの家。そんなに変わってないけど、夫はベッドで寝ずに、毎日テレビ見ながら居間で寝ていた模様。（私が日本から持って来たじゅうたんがお気に入りで、　じゅうたんを敷いたその日から、床に寝転がって　掛け布団をかけて、そのまま寝るようになった）夫とゆっくりしたかったけど、夫は私を家まで送り届けた後、午前は取引先さんとバスケの試合、午後はサッカーの試合の約束があるとかで、そそくさと出かけて行った。これも中国風の社交なのね。日本だったらつきあいゴルフっていうとこかな。で、夕方4時ごろに一旦家に戻ってきたが、30分後にまた例の百貨店の部長に呼び出され、夕食に出かけた。明日から夫は1週間の北京出張。ほんと、すれちがい夫婦もいいとこだ。でも、明日の夕方までは、すこーしゆっくりできるかな。

2006/10/28

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済南で泉に落ちた

何かが泉に落ちたのではない。私が泉に落っこちたのだ。済南というところは、街のあちこちで泉が湧いている。今日は午前中で仕事が片付いたつばめ、午後、街のぶらぶら歩きに出かけた。泉城路という繁華街から一歩小道を入ると、そこは別世界。昔ながらの胡同式の家並みが続き、旧街の間を流れる小川では、おばさんたちが手洗いで服を洗濯している。入り組んだ小道を右に左に曲がりながら進んでいくと、大明湖に出た。そこからバスに乗ってみる。行き先は、勘が働いたところで降りることにする。済南で一番大きいpao突泉でバスは東に折れ、水路に沿って進んで行く。その水路も途切れるかと思う頃、楼閣が見えたので、エイッとバスを降りた。水路に向かって降りていくと、小さな泉が見えた。名前は｢琵琶泉｣。草木も眠る深夜に、泉の底から上がってくる水泡の音を聞くと、琵琶が鳴る音に聞こえるらしい。ロマンチック。素敵な命名。しばらく歩くと、また別の泉が。その名も｢瑪瑙泉｣。泉の底から上がってくる水泡が陽の光に輝いて、瑪瑙の宝石のように見えることからこの名がついたとか。光景が眼前に浮かぶようだ。その横には、瀋陽で2番目に湧水量が多いと言われる黒虎泉。泉の水を汲んで持ち帰ろうとしている人も多い。橋を渡って向かい側には、白玉泉。おおっ、水路のこちらと向こうで、黒と白を対比させているのか。泉の名前も凝っている。古代の人もやるものだ。その白玉泉、磐が河の向こうまで続いていて、好奇心をそそられた私、もっとよく見ようとその飛び石を踏み超えて向こうへ行こうとして･･･、あっ、とバランスを崩して片足を泉へと突っ込んだ。腰から下ずぶぬれになり、ぼう然と立ちつくすつばめ。何人かの中国人が声をかけてくれたが、恥ずかしくって話もできない。しばらくぼぉーっとしていたが、うちに帰ろうと思い立ち、水路の上まで上って、売店でタオルを1枚買う。で、ずぶぬれの衣服を拭いた後、少し考え、やはりバスに乗ることにした。こんなにずぶぬれでは、タクシー乗車拒否されると思ったから。バスだとジロジロ見られはしても、乗車拒否はないだろう。バスで最寄駅まで帰り、そこからテクテク歩いてホテルに戻る。秋風が身体に寒い。ホントに私、いつもそう。ここでやめておけばいいというところで、自制がきかず、好奇心に負けて、もう一歩、踏み込んでしまう。そして痛い目にあって初めて、｢ああ、やっぱり踏み込むべきではなかったのね｣と、妙に納得する。それにしても。全身ずぶぬれではなく、半身ですんで、ほんとによかった。

2006/10/25

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済南の夜の物思い

夜、しょうがないことを知る悲しみに影響されてなんだか気分が沈み気味のつばめ、食事の後、そのままホテルに帰る気になれず、小川の流れる広場をぶらぶらお散歩。ライトアップされた広場の門や、遠くまで続く街頭を見ながら歩いていると、昔の恋人のことを思い出す。今はどこでどうしているだろうか。私がこうして思い出しているように、私のこと、思い出すこともあるのかな。ふと、こんなことを考えると、夫は怒るかなーって想像する。でも、私は知っている。夫にも過去大切にしたい人がいたことを。そして、今もそれを心の片隅に残していることを。記憶は消せない。私にも忘れられない過去があるように、彼にも忘れられない過去がある。それって切ないけど、心の中で許して認めることにしている。･･･なんて、つらつら考えていると、リーンと夫からの電話が鳴った。

2006/10/24

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しょうがないことを知る悲しみ

今日の朝一の飛行機で、青島から済南にやってきました。午後からある取引先を訪問。そこの担当者は、まだ大学を出てまもない男の子。前はなんか自信のない感じだったけど、今回行ったら、随分しっかりした感じになっていた。｢仕事慣れてきた？｣って聞くと、｢慣れなくても、ボクがやるしかない｣って。腹が据わったってことかな。いろんな話をするにつけ、｢本当はボクも日本に留学したい｣と気持ちを打ち明けられた。｢まだ若いし、大学の日本語学科卒だし、留学できるよ｣って励ますと、｢ボクの両親は農民だし、難しい｣と、ポツリ。そうか、自分にはかなわない夢を心に抱きながら、日々留学生を送り出す仕事をしていたんだ。しょうがない。人生にはしょうがないことは、たくさんある。あきらめなければならないことも、たくさんある。彼には弟がいて、自分と友達で資金を出し合って、なんとか弟を日本に留学させてあげたいと思っているそう。そんな彼のけなげさに、なんだか悲しくなってしまった。お金がないって、悲しいことだ。でもしょうがないことだ。だれだって、しょうがないことはある。夜、別のHPを見ていると、｢日本に留学に来たが、どんな方法で勉強したらいいかアドバイスがほしい｣という書き込みを見た。恵まれた悩みだなあ、って思った。夢をかなえた人は、がんばってほしい。夢をかなえられない人は、別の方向で再起しよう。人生で何かをあきらめなければならない悲しみを知ることで、人はより素敵になれると信じたい。

2006/10/24

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青島へやってきました

昨日の夜遅く、青島へやってきました。長いこと日記をお休みして、すみませんでした。実は、いつも出張に持ち歩いているノートパソコンが壊れてしまったんです。これは大連に戻るまで日記の更新はできないとあきらめていましたが、今日、たまたま通りかかったネットバーで日本語入力ができたので、2週間分を一気にUPしました。土日を青島で過ごして、その後済南、威海と移動し、10月末には大連に戻る予定です。長かった出張もあと残すところ1週間あまり、あとひとがんばりですね。秋、夫の顔が恋しいこのごろです。

2006/10/21

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夫の誕生日忘れた

18日は非常に忙しい日だった。朝一の飛行機で南昌という町に飛び、南昌で仕事をこなした後、その日の飛行機で上海へ移動するというハードスケジュール。上海のホテルに着くと、電気をつけたまま、眠り込んでしまった。そして次の日。夫から電話があり、普通に世間話をした後、夫が、「どうして昨日電話してくれなったの？」とぽつり。あーっ、と思い出して、謝るつばめ。でも、もう日付は元に戻ってくれはしない。一番大切な人の誕生日を忘れるなんて、自分で自分がショックで、涙が出た。「ごめんね」って謝ると、夫はやさしく許してくれたが、昨日は一日さびしかっただろうと思うと、ほんとに心が痛かった。私って、やさしさが足りないのかな。思いやりを表現することに、鈍感なのかもしれない。一度に二つのことができる器用なタイプではないのなら、一番大切なことを、一番に守っていかないといけないと思った。

2006/10/19

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南京でほっと一息

南京での仕事は午前で片付き、出張以来はじめての予定なしの午後。夕方頃、1912というバー街に行って、あるマッサージ屋さんに入った。なんとはなしに入ったのだが、これがよかった。足マッサージなのだが、痛くなくてとっても気持ちよい。そこを押してほしい、というところを的確に押してくれるので、かゆいところに手が届く、という感じ。お客が寝ると、明かりを暗くしてくれたり、テレビの音量を下げてくれたり、と細やかな心遣いをしてくれる。聞くと、ここの従業員はすべて重慶のマッサージ専門学校の卒業生らしい。技術がいいので、まったく宣伝をしなくてもお客がお客を連れてきて、店は繁盛しているらしい。110分で68元。足メインだけど、肩や全身もやってくれた。お茶やお菓子付き、熱くした砂袋で背中をこすってくれ、またひざ下を生姜パックしてくれ、体がぽかぽか温かくなった。これ、全部無料サービスでした。ここまでやってもらうと、感動する。この感動をだれかに伝えたくなる。店が繁盛するのも当然だ。店員さんの感じもすごくよくて、110分の時間ぎりぎりまで、一生懸命サービスしてくれた。みなさん、もし南京に行く機会があれば、1912バー街の、重慶按摩にぜひ行ってみてください。おすすめです。

2006/10/17

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包頭への車中

今日、車でフフホトから包頭へ向かった。まっすぐ一本走る道を、西へ西へと車を走らせる。右手には陰山山脈がそびえている。この山脈には、木が一本も生えていない。ところどころ、石灰を採掘しているところを見ると、岩山なのだろう。薄土色の山脈は、ずーっと向こうまで続いている。左手は、地平線まで果てしなく続く大平原。建物も何もなく、ただ、平原がずーっとずーっと広がっている。土色の景色の中で、ふと色づいた紅葉が目に入った。色の乏しい世界で、その紅い色を見たとき、うれしさが心に広がった。色があるって、素敵なことだ。この大地にも、春には若葉が芽吹くのだろう。生き物の呼吸が感じられるって、素敵なことだ。この平原に息づく人がいて、時には平原のかなたまで歌声を響かせているのだろう。普段忘れている、自然の中で毎日命があるという喜びを思い出させる景色だった。途中でお墓が目に入った。小石をいくつか積んだ上に、少し大きめの石を乗せただけの簡単なお墓。広い大地にこうして眠るのも悪くないだろうな、とふと思った。人が生まれ、喜びや悲しみとともに生き、そして土に戻っていくという単純な事実を再認識したひとときだった。

2006/10/15

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包頭へ行った

今日、フフホトから車で走ること2時間、包頭という町へ行った。名前からして、モンゴルの草原の小さな町なのかな、と勝手に想像していたのだが、これがなかなか大きい町だった。内モンゴル自治州の州都フフホトより面積も大きいらしい。この辺りからは、石炭や天然ガス、レアアースなどの資源が出るらしく、大工業地帯となっており、数万人の従業員を抱える国営企業も数多いとのこと。エルドスカシミヤ、ルータイ紡績、チャイナレアアースなど、中国株をやる人なら知っているだろう上場企業の名前をたくさん聞くことができた。こういう会社たちって、包頭が本拠地だったのね。フフホトの大企業といえば、蒙牛と伊里の牛乳工場ぐらいというから、多くは包頭に集中しているということだろう。そんな包頭だが、人々はやはり都会の人とは一味違った。まず、学生面接の際に、両親がすごいお土産を持ってくる。一人二人ではなく、すべての親御さんがそうだ。断っても断っても、無理やり押し付けるようにして帰っていく。こちらでは、心を込めて準備した贈り物を断るのは礼儀に反するらしい。これには困った。草原から来た学生もいた。最近の農民や牧民は豊かになってきているそうだが、それでも、草原で牛の乳を搾っていたなどと聞くと、生きてきた世界の違いにびっくりする。そして食事。モンゴル族は、お客さんが来たら、酒を飲み、歌を歌ってもてなす。すごく温かい感じ。でも、お酒を飲まないと友達になったことにはならないというような掟があるみたいで、これも大変だ。とにもかくにも、1日の日程を終え、なんとかフフホトに戻ったのだった。

2006/10/15

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フフホトへの機上で

14日朝、飛行機で洛陽からフフホトへと向かう。機上で雑誌を手に取ると、ある小説家のインタビューが目に留まった。すごく感受性の強い人だなって思った。小説家って、ひとりでいるのが好きなのかなーって思っていたが、そういう人はそういう人で、深い孤独を感じているものらしい。人間、やっぱり人とのかかわりがないと孤独を感じるものなのだな。どんなに内向的な人でも。人は、人と人との間で生きているんだ。

2006/10/14

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洛陽に来た

昨日の晩、鄭州に飛び、今日の午後に鄭州から洛陽に移動。半日で仕事をこなして、明日には内モンゴルのフフホトに飛ぶ。洛陽は3回目だけど、空港とホテルと、仕事場しか行っていない為、相変わらずどんな街かよく分からないまま。でも、土っぽくて、内陸の雰囲気が濃い町。私は好きです。いろんな時代に都が置かれた悠久の歴史ある街で、ちょっと土を掘ると、あちこちから貴重な文物が発掘されるとか。今度ゆっくり、訪れてみたい町です。

2006/10/13

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北京サービス途上街

最近、北京の店もサービスがよくなった、と北京の母は言う。「最近の売り子は、笑顔の練習もしているものね」と母。「昔は、北京は客が来ても、売ってやっているっていう態度で、　特に外地人（北京以外の地区から来た人）には冷たかった」とのこと。「こないだうちに遊びに来た、あの親戚のおじさんが　北京に来たときなんて、自分で買い物ができなくて、　私がついていってあげないと、買い物もできなかったんだよ」と、母の話は続く。叔父さんは、田舎言葉しか話せないため、売り子に相手にされなかったとか。それほど北京っ子ってプライドが高いし、外地人を見下していたって話。それに比べたら、北京も変わったといえる。笑顔で物を売ったことのない人たちに笑顔を教えるのは、ずいぶん大変なことなのだろう。サービス精神では南に負けてる気がするけど、人情厚い北京人も、いいとこいっぱいあるよね。

2006/10/11

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肉餅、おいし～い

今日の晩、北京のお母さんが「肉餅」を作ってくれた。餅、と行っても、日本の餅のように粘り気があるものではなく、小麦粉で作った、ちょっとパイ生地みたいな感じ。ミートパイって言ったらイメージ沸きやすいかな。で、焼きたてアツアツを一口噛むと、中から肉汁がじゅわーって出てきて、おいしーい！！こんなおいしいもの、初めて食べたわ。普段はあまり小麦粉主食を食べない私、今日は2個も食べてしまった。写真がないのが残念。中国、おいしいものがたくさんだよ。

2006/10/10

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髪を切った

今日、東単の美容院で髪を切った。私はもともと美容院が苦手。日本でもそうだった。なんか、どんな顔して入ったらいいのか分からないって感じ。人に髪の毛触られて、なんか恥ずかしいし。美容院さんとなんか、話さないといけないし。中国だとよけいそう。美容院に入ると、つばめは言葉数も少なくなり、言動も慣れないおのぼりさんみたいな感じになるので、すぐ外国人とばれる。なんか気恥ずかしいとき、私は笑顔を作ってしまう。そういう自分にすごく日本人を感じる一瞬。中国人って、すごく堂々としてるよね。むやみに媚笑いしたりしないし。目の光が強い。多くの日本人女性に共通する（と思われる）恥じらいを含んだ笑顔、やさしくうつむき加減の視線は、日本文化の特徴なのかな。･･･なんて考えているうちになんとか終わって、ほっとして美容院を出た。

2006/10/08

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親戚のおじさん

今日は、北京の両親の会社から支給された買い物カード（600元分）を使い切るためにジャラフで大量に買い物。夕方頃にやっとうちに戻った。家のドアを開けると、初めて見る顔が。聞くと、お義父さんのいとこだそう。叔父さん、家は河北省の田舎にあるのだが、民工として北京に出稼ぎに来ているらしい。うちのすぐそばのビルの工事現場で働いているとか。今まで、民工の人に家の物の修理などに来てもらったこともあったが、民工さんというのは、なんか自分の住んでいる世界とは違う世界の人、という感じを持っていた。それが、自分の親戚にあたる人が民工をしていると知り、なんだかショックを受けた。お義父さんは、河北省の田舎から北京の大学に合格し、国営企業に勤めて、今は北京に家も分配されている。片やいとこは、北京で出稼ぎの民工。仮設住宅みたいなところに住み、日々食うものも切り詰めてギリギリの生活をしている。人間の質に、それほど違いがあったとは思えない。大企業の会社員も、出稼ぎ民工も、ほんの紙一重なのだ。ひとつ歯車が違っただけで、人生まったく違ったものになるのが、中国の現状だ。あとから夫に民工の話を聞いた。ある建設会社がビルを作ると決めたら、現場監督といくらで施工するという契約を交わす。するとその監督が民工や電工を雇って、施工を始める。民工はもともと、月給数百元（数千円）の薄給なのだが、監督は施工が完了するまで、その給料のうち、最低限の生活を保てる金額しか渡さない。それ以外の給料は、施工が完了した時点で一括して支払うそうだ。しかし、施工完了しても民工に払うべき給料をポケットに入れたままドロンしてしまう監督が後を絶たないらしい。ひどい話だ。その親戚の叔父さんも、1～2年分の給料を踏み倒されたことがあるらしい。一歩間違ったら、義父も民工をしていたかもしれないことを思うとき、とことん徹底した不平等社会である中国社会を再度思わずにはいられない。

2006/10/05

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喧嘩の修復の仕方

さて昨日夫と気まずくなってしまったつばめ、つれつれと考えるにつけ、やっぱり自分が悪かったかな、と思えてきた。でも、どう謝っていいのかわからない。夫も表面上は普通に振舞っている。（でも雰囲気はなんか違う）夫と一緒にソファーでテレビを見ているとき、「ねぇ～、今度はもっと早くするようにするね」って言うと、今まで普通にしていた夫、やっとわかったか、というように憤慨した様子で、「昨日はほんとムカついたよ」と言ってきた。そう言いたかったんだろうな。「昨日は順番を間違えた、やるべきことから　やればよかったのに、いつも臨機応変にできないの」と言い訳し、「船で誕生日迎えられてよかったわ」と、暗に夫の心遣いにお礼を言う。私が過ちを認めて、お礼も言ったので、夫の気持ちも和らいだようで、ちょっとよかったです。皆さんは夫婦の間に微妙なほころびができたとき、どうやって修復していますか？

2006/10/04

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夫と喧嘩

今日、めずらしく夫と喧嘩した。今日の夕方の船に乗って、大連から天津へ行く予定だったのだが、私が最後までのろのろしているのにイライラが募った夫、最後に「早くしないかー！!」って、すごい大きい声で怒鳴られたので、びっくりしてしまった。夫に怒鳴られたことなんてなかったので、すごく怖かった。思えば、私もギリギリまで仕事していてイライラしていたし、夫も仕事で瀋陽まで車で往復して戻ってきたばかりだったので、疲れていたのだと思う。せっかくの小旅行を兼ねての北京帰郷なのに、すごく気まずい旅になってしまった。確かに私がのろかったけど、あんなに怖い顔で、どならなくても･･･。最初は、夫に対する不満な気持ちでいっぱい。でも考えてみれば私、仕事でも何でも、優先順位をつけるのが苦手。で、重要でないことから始めてしまい、ギリギリになって、やるべきことが終わっていないことが多いのだ。いつもは我慢してる夫も、今日は疲れもあって、切れてしまったのだろう。10月4日は私の誕生日、だからあえて船で一泊して天津から北京に帰るコースを考えてくれたのだろう、と夫の優しさを思うたび、やっぱり私が悪かったかな、と思えてきた。夫と微妙な心の距離ができてしまった船の中、買ってきた肉の塊とにらまんじゅうを食べながら、ふと「これって外国料理だな、私、外国で暮らしてるんだな」と、初めてそんなことを思った。今まで意識したこともなかったこと。夫のそばにいると、外国にいるということも忘れていた。「私、外国料理食べて、　外国（大連）から外国（天津）へ行くんだね」って言うと、「ボクだって、毎日外国人と顔つき合わせてる」と夫。それもそうだったな。人間と人間って、すこし歯車が狂ってしまうと、どんどん心が離れていってしまいそうな危うさを感じて、心に風が吹いたひとときだった。

2006/10/03

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国慶節おめでとうございます

10月1日、今日は中国の国慶節、国の誕生日です。中国はこれから1週間程度の長期休暇に入ります。皆さんはどんな国慶節を過ごされるのでしょうか。私はというと、29日の夜中にやっと出張から無事大連に戻ってきました。30日は一日仕事をして、今日はひとり部屋でぼーっと過ごしています。というのも、夫は今日から3日間ほど、瀋陽へ。スポーツ用品小売店を管理している夫ですが、デパートの管理責任者に呼びつけられて、車で彼と彼の奥様を連れて、瀋陽旅行におつきあいすることに。。。電車で行けばいいのに、交通費浮かすために、夫に片道4時間の道を運転させる。このデパートの責任者、腹黒くて、こちらの弱みにつけこんで、私的なことでもいろんな要求をしてくるらしい。外で食事していても、食事が終わる頃に呼びつけられて、支払いだけさせられる、なんてのは日常茶飯事。中国ではよくあることなんだろうけど、日本人的には、なんか納得できないよねえ。3日の昼は夫も帰ってくるそうなので、私はそれまで大連で、次の出張準備です。ではでは皆様、楽しい国慶節をお過ごしください。

2006/10/01

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