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ニーハオ中国

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2009年04月の記事

全20件 (20件中 1-20件目)

1

風が好き

日本に戻ってから、スリングを使うようになった。チビちゃんをスリングに入れ、郵便局まで歩いてお出かけ。帰り道、山と畑を左手に見ながら、線路沿いに歩いていると、れんげ畑から風がひゅーっと吹き抜けた。その瞬間、チビちゃんが「風がとっても気持ちいいね、お母さん」というような顔をして、つばめを見上げた。チビちゃんと会話をしたような気がして、なんだかちょっと感動。こうして赤ちゃんから子供へ、ちょっとずつ成長しているんだな。風を受けて気持ちよさそうなチビちゃんを見ながら、うれしさに心弾むつばめなのでした。↓おじいちゃんに抱かれるチビちゃん。　子供らしい表情。

2009/04/27

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立っちするチビちゃん

日本に戻ってまもないある日、チビちゃんをひざに抱いてこたつの前に座っていると、チビちゃん、こたつの上の物を取ろうと立ち上がるしぐさを見せた。両手をこたつの上についたので、手を放してみると・・・立った。まだハイハイもできないのに、つかまり立ちしてしまうチビちゃんって・・・！昨日は、保健センターのお医者さんが寝ているチビちゃんの手を引っ張ってお座りができるかどうか確かめようとしたところ、なんとチビちゃん、座らずに立ち上がった。お医者さん、目を白黒させながら、「・・・かなり元気なお子さんですね」と一言。キック力も強くて、寝た状態で、足キックで背面尺取り虫の要領で部屋の端から端まで移動。ひざに乗せるとのすごい勢いでぴょんぴょん飛び跳ねる。どうやら歩くのは速そうだなあ、と思う今日この頃である。↓こたつにつかまって立っちするチビちゃん。（生後169日=5ヵ月半）

2009/04/26

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久しぶりの日本

とうとう日本に帰ってきました。飛行機から見る日本は山並みが青々と連なり、海も川も青く澄んでいます。そんな美しい景色を眺めながらつばめの頭をめぐるのは「ふるさと」の歌。♪うさぎ追いし　かの山こぶな釣りし　かの川夢は今もめぐりて忘れがたき　ふるさといかにいます　父母つつがなきや　ともがき雨に風につけても思い出づる　ふるさと志を果たしていつの日にか帰らん山は青き　ふるさと水は清き　ふるさと日本の豊かな自然の青。これが私のふるさとだ。飛行機から見る中国は大地の色。川も海も黄色く濁っている。そういう国から日本に戻ってくると、こんもりした自然に、心洗われる気がする。さて、飛行機を降りると、日本のイメージはまた変わる。塵一つない整然とした道路、ピカピカの車。近未来的な日本。ところが、うちに着くと、また違った日本が。父が志村けんのテレビを見ている。「あ、志村けん、まだ頑張ってるんだ～」と言うと、どうやら過去番組の再放送らしい。ラジオを聞くと、松田聖子の「赤いスイートピー」。なんだか過去にタイムスリップした気分になる。今の日本は、新しいものを生み出す力がもうなくなっているのかなー、なんて思う。小手先の新しさはあっても、社会全体がダイナミックに日々変化していく中国から戻ってみると、日本は旧態依然として何も変わっていないように見えるのだ。それどころか、衰退の兆しが見え隠れする。うちの近くの大型スーパーが撤退し、付近は一気に20年前の田舎に逆戻り。ちょっと買い物するにも電車を使って出かけなければならない始末。本当に不便な町になってしまった。近所の商店街や店も、聞こえてくるのは閉店や倒産の話ばかり。日本のGDPは-6%の見通しらしいが、それが肌身に感じられる町の変化だ。未来と過去が交錯するふるさと、日本。この国に、活力が満ち満ちる日がまた来るのだろうか。↓チューリップとチビちゃん

2009/04/24

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甥っ子の中国観

日本に帰ってきてから、妹の子供たちが遊びにやってきた。5歳と2歳の男の子。この甥っ子たちに、つばめはいつも小さいお土産を買って帰る。2歳のSくんは、まだ言葉もたどたどしいが、5歳のKくんは、いろんなことをしゃべってくれる。「中国のおばさんのこと、覚えてる？」「覚えてる」「ねぇ～、中国ってどんな国か知ってる？」Kくん、しばしの沈黙の後、「あの、広くて、パンダとカンガルーがいるところ」との答え。カンガルーはちょっと違うと思うが、一応中国のイメージは持っているよう。今回、Kくんにピカチューのシールをお土産にあげたのだが、妹によると、このシール、とてもはがしにくく、子供はもちろん、大人の手でもはがすのに相当苦労したらしい。「日本のはきれいに切り込みも入ってるし、スッとはがれるんだけどね」と妹。Kくん、はがれないシールに怒るのかと思いきや、「これ、中国のだからね」と納得しているらしい。実は以前、Kくんにウルトラマンのパズルを買って帰ったのだが、なんとパズルがきちんとはまらなかったらしいのだ。その際、妹が、「これは中国のだから」とKくんに言い聞かせていたらしい。Kくん、それを覚えていて、シールも「中国のだから」と自分で自分を納得させているようなのだ。こうしてKくんの頭の中に、一歩一歩着実に中国イメージが形作られている模様。実際の体験に基づくあまりにリアルな中国像に思わず苦笑してしまうつばめなのであった。↓Kくんとチビちゃん

2009/04/23

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空港入管とのやり取りから得た教訓

今回の入管の係員の方とのやり取りで分かったことは、二重国籍者でも、日本パスポートを持っていれば日本人として手続きをさせたいというのが入管の立場ということ。でも、中国は二重国籍を認めていないので、中国に再入国する際、中国パスポートに行き先国（日本）のスタンプがないことが問題になり、中国国籍を離脱させられる可能性があり、それは中国側係員によって対応が違うよう。つまり、行き先国のスタンプがなくても通してくれる中国係員もいれば、そうでない係員もいるということ。だからやっぱり、中国国籍を維持したい場合、日本入国の際も、中国パスポートで外国人として入国する必要がある。そして、日本ビザの滞在期限90日を延長できるかという問題は、入管はあまり答えたくなさそうであった。最後には延長できると「思う」、という答えだったが、どうだろうか。入管の立場では、二重国籍者も日本人として扱うという考えなので、そういう考え方でいくと、日本人が外国人としてビザを取得していること自体がおかしなことで、あなたは日本人なんだから、ビザ延長なんてせずに、外国人としての入国を取り消して、日本人として滞在したらいいのではないですか、と言われそう。だいたい、大使館と入管は、あんまり関係がよくないようだ。つばめは、外国人留学生の就学ビザの手続きをする仕事をしていたことがあるが、入国管理局が書類審査のうえ、「入国許可証」を発行しているのに、その許可証を持って中国の日本大使館に手続きに行くとビザ発給を拒否されたりということがよくあった。入管（法務省）は入国を許可しているのに大使館（外務省）はビザ発給拒否。同じ日本政府の機関なのに、日本ってわけのわからない国、と外国人は思っているに違いない。逆にうちのチビの場合、大使館（外務省）はチビちゃんを外国人として日本ビザを発給しているのに、入管（法務省）は、うちの子を外国人として入国させることを渋っている。結局しょうがないので、日本ビザを認めて外国人として入国手続きをしてくれたが、本当はチビを日本人として扱いたかったに違いない。「外務省のやつ、何でこういう日本国籍も持っている人を外国人として扱って、日本ビザなんか出すんだ」と文句の一つも言いたい気持ちではないだろうか。しかし、日本は二重国籍を認めているのだから、うちのチビが日本人として入国しようが、外国人として入国しようが、それはどちらでもいいはずでは？二重国籍者がどちらの国籍で入国してもきちんと管理できるシステムを考えるべきだと思う。これは微妙な問題ですので、今後、うちのチビちゃんのような子供さんを持つ方は、安易に入管に問い合わせるのはよほどのことがない限り慎重になったほうがいいかも。そしてもし中国国籍を維持したい場合、中日間の行き来は中国パスポートで統一し、日本でもあくまで、「この子は中国人です」で押し通したほうがよさそう。日本パスポートも必要がない限り、作らないほうがいいかもしれません。チビちゃんの中国国籍を失うかもしれないという危険な橋を渡って得た教訓です（笑）。

2009/04/22

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甥っ子の中国観

日本に帰ってきてから、妹の子供たちが遊びにやってきた。5歳と2歳の男の子。この甥っ子たちに、つばめはいつも小さいお土産を買って帰る。2歳のSくんは、まだ言葉もたどたどしいが、5歳のKくんは、いろんなことをしゃべってくれる。「中国のおばさんのこと、覚えてる？」「覚えてる」「ねぇ～、中国ってどんな国か知ってる？」Kくん、しばしの沈黙の後、「あの、広くて、パンダとカンガルーがいるところ」との答え。カンガルーはちょっと違うと思うが、一応中国のイメージは持っているよう。今回、Kくんにピカチューのシールをお土産にあげたのだが、妹によると、このシール、とてもはがしにくく、子供はもちろん、大人の手でもはがすのに相当苦労したらしい。「日本のはきれいに切り込みも入ってるし、スッとはがれるんだけどね」と妹。Kくん、はがれないシールに怒るのかと思いきや、「これ、中国のだからね」と納得しているらしい。実は以前、Kくんにウルトラマンのパズルを買って帰ったのだが、なんとパズルがきちんとはまらなかったらしいのだ。その際、妹が、「これは中国のだから」とKくんに言い聞かせていたらしい。Kくん、それを覚えていて、シールも「中国のだから」と自分で自分を納得させているようなのだ。こうしてKくんの頭の中に、一歩一歩着実に中国イメージが形作られている模様。実際の体験に基づくあまりにリアルな中国像に思わず苦笑してしまうつばめなのであった。↓Kくんとチビちゃん

2009/04/20

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久しぶりの日本

とうとう日本に帰ってきました。飛行機から見る日本は山並みが青々と連なり、海も川も青く澄んでいます。そんな美しい景色を眺めながらつばめの頭をめぐるのは「ふるさと」の歌。♪うさぎ追いし　かの山こぶな釣りし　かの川夢は今もめぐりて忘れがたき　ふるさといかにいます　父母つつがなきや　ともがき雨に風につけても思い出づる　ふるさと志を果たしていつの日にか帰らん山は青き　ふるさと水は清き　ふるさと日本の豊かな自然の青。これが私のふるさとだ。飛行機から見る中国は大地の色。川も海も黄色く濁っている。そういう国から日本に戻ってくると、こんもりした自然に、心洗われる気がする。さて、飛行機を降りると、日本のイメージはまた変わる。塵一つない整然とした道路、ピカピカの車。近未来的な日本。ところが、うちに着くと、また違った日本が。父が志村けんのテレビを見ている。「あ、志村けん、まだ頑張ってるんだ～」と言うと、どうやら過去番組の再放送らしい。ラジオを聞くと、松田聖子の「赤いスイートピー」。なんだか過去にタイムスリップした気分になる。今の日本は、新しいものを生み出す力がもうなくなっているのかなー、なんて思う。小手先の新しさはあっても、社会全体がダイナミックに日々変化していく中国から戻ってみると、日本は旧態依然として何も変わっていないように見えるのだ。それどころか、衰退の兆しが見え隠れする。うちの近くの大型スーパーが撤退し、付近は一気に20年前の田舎に逆戻り。ちょっと買い物するにも電車を使って出かけなければならない始末。本当に不便な町になってしまった。近所の商店街や店も、聞こえてくるのは閉店や倒産の話ばかり。日本のGDPは-6%の見通しらしいが、それが肌身に感じられる町の変化だ。未来と過去が交錯するふるさと、日本。この国に、活力が満ち満ちる日がまた来るのだろうか。→チューリップとチビちゃん。

2009/04/15

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空港入管とのやり取り

空港で危うく日本人として手続きをされそうになったチビちゃん、ギリギリのところで踏みとどまり、外国人としての入国手続きとなりました。チビちゃんの外国人出入国カードに必要事項を記入しながら、つばめ、この際なのでいろいろ聞いてみました。「この子のような二重国籍者の場合は、本当は日本人としての入国が普通なんですか」「日本のパスポートが確認できれば、この人は日本人ということなので、入管としては日本パスポートでの入国手続きとなるのが本当です。あなたのお子さんも、北京で日本パスポートを作ったのがよかったのかどうかですね･･･」「それはどういうことですか。日本で作っても同じなのでは？」「日本国籍があることが確認できるかどうかの問題なんですよ。確認できれば日本人として扱うのが本当です」「うちの子は外国人として日本に入国すると、90日という滞在制限がありますよね～、もし90日以上滞在したい場合、ビザの延長はできるのですか」「うーん、そういうことはビザ延長を申請する入管で聞いてください」「（お宅も入管じゃないんですか、と言いたいのを我慢しながら）うわさでは、二重国籍者が外国人として日本に入国した場合、ビザの延長はできないというような噂を聞いたのですが、どうなんでしょうか」とさらに聞いてみると、「このようなお子さんの場合、延長はできると思いますよ」との返事。ここで手続きは終わり、時間切れ。これ以上の質問はできませんでした。

2009/04/14

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二重国籍者に対する空港入管の対応は･･･

日本と中国の、２つのパスポートを持つチビちゃん、中国出国の際には中国パスポートを使いましたが、日本入国の際は、どちらを使うべきなのか。中国パスポートで外国人として日本に入国すると、90日という滞在制限がある。その点、日本パスポートで日本人として入国すると滞在制限はありません。でも、日本パスポートで日本入国した場合、中国パスポートには日本出入国のスタンプが押されない（日本パスポートに押される）ので、中国に戻った際に怪しまれて中国国籍を失う可能性があると噂で聞いたけど、本当のところどうなのでしょうか。そこで日本到着後、チビちゃんを連れて空港税関の横にある入国管理局で聞いてみることにしました。すると・・・、「あ、ハ～イ、日本パスポートをお持ちなんですね～、じゃあこっちでは日本人として入国になりますからね～、すぐ手続きします、あ、お母さんのパスポートも一緒に出して下さいね、はい、こっち来てね～」と、あっという間に手続きが行われ、チビちゃんの日本パスポートに「帰国」というスタンプがバン！と押されました。それまであっけにとられてボーッとなっていたつばめ、「ちょっと、これはチビの一生の問題じゃないの？もしこのまま日本人として日本パスポートに帰国スタンプを押されたことが原因で、中国に戻った時に中国国籍をはく奪されるようなことになったら困る！」とハッと我にかえり、「ちょっと待ってください！」と大きな声で言った。「すみません、私は説明を聞きにきたんですけど。手続きを進める前に、まず説明してもらえますか。この子は二重国籍で、中国パスポートも持っているし、日本大使館で日本のビザももらっているんですよ。それを使って中国パスポートで入国することはできないということでしょうか？それと、日本パスポートで日本に入国してしまうと、中国パスポートには日本の出入国の記録がされないので、中国に戻った際に怪しまれて、中国国籍をはく奪されるという話を聞いたことがあるのですが、その可能性はないのですか。」そう言うと、後から係員の上司のような人が出てきて、「あー、その可能性はありますね。中国側の係員によって対応が違うみたいですけどね。じゃあ、帰国記録取り消します」と言って、チビちゃんの日本パスポートに押された「帰国」スタンプの上に取り消し印を押し、新たに外国人として、中国パスポートに90日の滞在許可シール発給の手続きをしてくれました。あー、危なかった！あの時つばめが「ちょっと待ってくさだい！」と叫ばなかったら、チビちゃんは日本人として日本パスポートに帰国印を押され、中国パスポートで中国に戻った際には中国国籍を失っていたかもしれないのです。チビの一生にかかわる微妙な問題を安易に入管に聞きに行ったつばめが軽率だった、と反省。日本パスポートがある人は、他の国籍があるなしにかかわらず日本人として入国してほしいというのが日本の入管の立場で、それが原因で中国の入管でどんな問題が起こるかということは知ったことではないのです。中国で生活する日中ハーフのお子さんは、くれぐれもお気を付けくださいね。ほーんと、心臓がドキドキしましたよ！

2009/04/13

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危なかった！

つばめ、チビちゃんを連れて出産後初めて日本に戻ってきました。心配したチビ連れでの飛行機自体は大きな問題なくスムーズに日本に上陸したのですが、上陸後、ハラハラさせられる事件が起こりました。チビちゃん、危うく日本人として日本に入国（帰国）させられそうになったのです。実は今回の日本帰国に際して、チビちゃんは中国パスポートと日本パスポートの両方を取得しました。中国パスポートには、日本大使館で日本のビザも取得済みです。チビちゃんは今後も中国で生活していくので、中国国籍を持っているほうが便利です。でも中国は二重国籍を認めていませんので、チビちゃんに日本国籍があることが知れると、中国国籍をはく奪されるおそれがあります。ですから中国を出入国の際には日本パスポートは使わず、中国人として中国パスポートで出入国しなければなりません。ただ、中国パスポートで外国人として日本に入国すると90日という滞在制限があります。その点、日本パスポートだと、日本人として日本に帰国するわけですから、滞在制限はありません。そこでつばめは考えました。「中国出入国の際は中国パスポートを使って、日本に着いたら日本パスポートで日本に入国するということはできないのかな？日本は二重国籍を認めているわけだし。」そこで日本パスポート受け取りの際にそういうことが可能かどうか北京の日本大使館に聞いてみると、「そういうことは、空港の入国管理局で聞いてください」と言われました。それでつばめ、日本到着後、チビちゃんを連れて空港税関のところにある入国管理局に行って、聞いてみることにしました。すると・・・、明日につづく。

2009/04/12

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空港は快適

CAはオリンピックに先駆けて新しく出来た空港ビル3号棟からの離陸。つばめは3号棟の利用は初めてだったが、新しいだけあって、通路も広く、快適。心配したトイレも、なんとかベビーカーを押して入れるし、ほとんどのトイレに授乳室がついているのもうれしい。授乳室といっても、狭い部屋に洗面台がひとつとおむつ替え用の折りたたみ式ベッド、そして椅子が一つあるだけの簡単なもの。たったこれだけだけど、中で安心して授乳できる空間があるというのは本当にありがたい。そして、トイレの横にはお湯と水が出る機械が置いてあったのが助かった。これでミルクが作れる。以前は通路の広さや、授乳室があるかどうかなんて、まったく気にしたことがなかったが、いざ子供を持つ身になって初めて、そのありがたさが身にしみた。やっぱり実際その立場になってみないと、人間分からないものですね。さて、おっぱいをやるかミルクをやるか。悩んだけど、2時間遅れぐらいで飛べそうという話を信じて、おっぱいは飛行機で泣いた時のためにとっておくことにし、ミルクをやることにした。さて無事に授乳を終えて、自分も水を飲んでから再び搭乗口へ。しばらく待っていると、搭乗案内が。あー、よかった！飛行機までのバスに乗り込む際には係員の人がベビーカーを乗せるのを手伝ってくれ、降りる際にもまた手伝ってくれた。だから赤ちゃん連れで大変という感じは全然なかった。そして飛行機に乗り込むテロップの寸前で、チビちゃんを抱き上げ、ベビーカーを預ける。ほんと、だっこ紐とかにせずにベビーカーで来てよかった。飛行機が遅れて待っている間や移動の間、ずーっと抱っこはつらかったと思う。さて、チビちゃんを抱いて、飛行機に乗り込む。赤ちゃん用ベッドを申請できなかったけど、（西単のCAチケットセンターで航空券購入の場合のみ　ベッドの申請が可能→ベッド申請用紙に記入）隣の席が空いていたので、そこにチビのお世話道具を置いてチビを抱っこ。3時間ずーっと抱っこなんて大丈夫かなぁ、ってちょっと不安だったけど、ミルクを飲んでおなかいっぱいになったチビちゃんは席の前のポケットに入っている説明書をパンパンたたいて遊んだり、壁を触ったり、近くのおじさんに笑いかけたりとすこぶるごきげん。離陸の際も全然泣かなかったので、ほっと一息。そのうち、機内食がやってきました。チビちゃんの機内食は、瓶詰めベビーフードが２つ。チビちゃんを抱っこしながら、まずは自分の機内食を左手で完食（笑）。その後、チビちゃんにベビーフードをやってみると、チビちゃん、3口だけ食べて眠ってしまいました。それからは抱っこがずり落ちたような感じで、つばめのおなかを枕にして、着陸までずーっとスヤスヤ眠っていました。結局、3時間の飛行時間、全然泣いたりぐずったりしなかったので、予想外に楽で、スムーズに日本に到着。飛行機を降りて、CAの係員の人に、「降りたらすぐにベビーカーが使えるって聞いたんですけど」と言うと、そんな話は聞いていないという様子でしたが、すぐに探しに行ってくれて、ベビーカーを持ってきてくれました。ここまでは順調だったのですが、この後、税関でハラハラさせられる事件が起こりました。さて、それは･･･！？明日につづく。

2009/04/11

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飛行機が遅れてハラハラ！

ベビーカーでスヤスヤ眠るチビちゃんを連れて搭乗口までスムーズにたどり着いたつばめ、「これで飛行機が予定通り飛んだら、　言うことなしなんだけど･･･」と思って係員の人に聞いてみると、「予定通りの搭乗案内となります」とのこと。赤ちゃんを連れているので、搭乗の案内は最初にさせてくれるというのでほっと一息。だが・・・、待てど暮らせど搭乗案内がない。不安に思って待っていると、「CA○○便は、飛行時間が遅延する予定」との放送が。係員に聞いてみると、ウルムチから北京に飛んでくる飛行機が故障し、まだウルムチを飛んでいないとのこと。搭乗予定の飛行機がまだウルムチにあるなら、いつ飛べるのか分からない。思わず目の前が暗くなるつばめ。飛行機遅延というのはよくあることなので、もしかしたら、と思っていたことが現実に起こってしまった。つばめは一時期、完全母乳になっていたが、4月に入ってから、1日1，2回ミルクを足すようになっている。それなのにチビちゃんのミルク、1回分しか持ってきてないよ～。もし空港で一晩過ごすことになったりしたらどうしよう・・・。そんな矢先、チビちゃんが目覚めて「キーッ！」と泣き出した。どうしよう・・・。朝5時半におっぱいをやったきりだったので、きっとおなかがすいているんだ。再び係員に搭乗予定時間を聞いてみると、別の飛行機の手配をしているので2時間遅れぐらいで飛べそうとのこと。ああ、そのぐらいだったらなんとかなりそう。そこで、係員に一声かけた上で、空港のトイレそばにある授乳室でチビちゃんに授乳することにしました。つづく。

2009/04/10

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チビを連れて帰国しました

つばめ、チビちゃんとともに無事、日本に帰国しました。利用した飛行機は中国国際航空（CA）、赤ちゃん用ベッドやベビーフードを申請してみましたが、OKになったのはベビーフードのみ。赤ちゃん用ベッドは、旅行代理店を通じて航空券を購入した場合は申請不可。ベビーカーの機内持ち込みも聞いてみましたが、OKとは言ってもらえなかったので（当日の込み具合により、機長判断との話）、不安に思いながら空港へ。チェックインの際に聞いてみると、ベビーカーは機内に乗り込む直前まで使用して、日本で飛行機を降りたらすぐまたベビーカーを使えると聞き、ほっと一息。さて、無事チェックインでスーツケースを預け、ベビーカーに乗ったチビちゃんを乗せたベビーカーを押して、税関へ。外国人も中国人も同じ列に並ぶようになっていましたが、チビを連れているということで、横の特別口で並ばずに出国審査をしてもらえました。チビちゃん、審査官がチビちゃんの顔を見て、パスポートとの照合が終わった瞬間、目を閉じて眠りに入ってしまいました。そのまま搭乗口近くの待合室まで移動。そこまではとてもスムーズだったのですが・・・。続きは明日。

2009/04/09

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チョコレートの次は・・・

離乳食を始めたばかりで、いきなりチョコレートを食べちゃったチビちゃん、今日はあんまんの小倉あんを食べてしまいました。夕食時にぐずりだしたチビちゃんにお義母さんが自分の手に持っていたあんまんの餡をつまんで、チビの口へ。「あら～、この子おいしそうに食べるわ～」とうれしそうに、どんどん餡をチビちゃんの口に運ぶつばめ。「まだ５カ月なのに、そんなもの食べて大丈夫なんですか」と言いたかったけど、言えず。。。まぁ、食べ物だから、そんな大変なことにはならないだろうと、ハラハラしながらもそのまま見守るつばめ。夫が、食卓の粟のお粥を指さして、「チビはもうおかゆとか食べられるんじゃない？」と言うと、「そんな味のないもの、赤ちゃんは好きじゃないわよ」と確信を持って言い切る義母日本だと離乳食は味のないものから始めるものだと思うのだけれど、義母を見ていると、赤ちゃんが好きでほしがるものをあげるという感じ。確かに、赤ちゃんが好きなものをあげるほうがもしかしたら離乳はスムーズに進むのかもしれないけど、チビが濃い味や甘い味ばかりを好むようにならないか、ちょっと心配。薄味のほうが健康にはいいしね～。それにしても、来るもの拒まずでなんでも食べるチビちゃんは、食い意地が張った子だとちょっぴり笑ってしまうつばめなのであった。

2009/04/08

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原装志向

まもなく日本に戻るつばめ、それを聞きつけた夫の幼なじみから早速、「日本の時計とカメラを買ってきて」と頼まれたそう。「えーっ、また？前も何万もする時計のおつかい頼まれたけど、今は時計もカメラも中国で日本製のいいのが買えるし、値段も変わらないよ」と言うと、夫、「同じといっても、やっぱり中国で買えるものより純日本製のほうが質がいいって、みんな思ってるからね」とのこと。つばめはたいして変わらないなら中国で買ったほうが説明書も中国語だし、壊れた時の保証もあるし、いいと思うのだけど、彼らはそうは思わないらしい。さて１階の義母の家に降りると、今後は義母から「日本に行ったら明治の粉ミルクを多めに買ってきたら？」としきりに勧められた。でも実は中国でも日本の明治の粉ミルクが買えるのだ。パッケージは中国語バージョンだが、中身は日本からの輸入品だ。「それならわざわざ日本から買ってこなくても　中国で手に入るんだから、それでいいじゃん」とつばめは思うのだが、孫がかわいい義母は「やっぱり日本オリジナルのほうが質がいいし、安心」と思っているらしく、どうやら孫には日本で売られているより質の良い（！？）粉ミルクを飲ませたい様子。日本人のつばめよりも、なぜか中国人のほうが日本製品への信頼は厚いようなのがおもしろい。中国製品はやっぱり信用という面では日本製には大きく及ばない。最近経済が停滞している故郷日本ではあるが、こんなに中国人に大きく信頼を寄せられるよい製品を作る日本という国もまんざら捨てたもんではないと思うつばめなのであった。

2009/04/07

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社会の子

日本では、子育ては母親がするものというイメージが強いが、出産後もほぼすべての母親が数ヶ月で職場復帰する中国では祖父母が子育ての中心を担うことが多い。そのせいか、うちの義父母も子育てにはとても協力的。つばめもそれに甘えまくっている。今は、午前中は6階の自宅で過ごし、お昼に1階の祖父母の家に行って昼食を食べ、そのまま夜まで1階で過ごして、夫が仕事から戻ってきたら、1階で夕食を食べてから6階に上がるという生活。だから、1日の半分は1階で過ごしているわけで、義父母とは半分同居しているも同然である。義母は食事全般をまかなってくれるばかりでなく、つばめがお風呂に入ったり、食事をしたりするときにはチビちゃんの子守も引き受けてくれる。これだけ助けてもらっているからには、やっぱり自分が思うように子育てしたいと思っても、なかなかそうはいかない部分もある。例えば、ベビーカーは1階に置いてあるのだが、つばめが「チビを連れて出かけたい」と言っても、「今日は寒いし、風があるから、赤ちゃんを外に出さないほうがいいよ」と遠まわしに言われて外出を断念したり、チビをお風呂に入れたくても、「こんな寒い日にお風呂入れたら風邪引くわよ」などと言われて入れられなかったりする。つばめは一応、チビちゃんの母なのだが、実の母より母親らしい義母は、「つばめは世話の仕方が分かってないから、チビを任せられない」と心配で仕方がないようで、つばめがお風呂に入れようとすると、必ずやってきて手伝ってくれる。いや、手伝っているのはつばめのほうで、必ずお義母さんがチビを抱っこしてお風呂に入れるのだ。（つばめはチビが３ヶ月になるまで、お風呂の時抱っこさせてもらえなかった）お義母さんがチビを抱えてお風呂に入れ、つばめはそばでお湯をかけたり、身体をちょっと洗ったり（笑）。いつの間にか、すっかりサポート役になってしまっているつばめ。母乳かミルクかということや、離乳食をいつ、どんなものをやるかなど、どれもこれも、やっぱりつばめ一人で好きなようにはできない環境。義父母の全面的サポートを受けられる非常に恵まれた環境とはいえ、時には「何で私の好きなように子育てできないの～！」とストレスを感じることもある。そんな時、つばめは、「この子はわたしの子じゃないんだ」と思うようにしている。なまじ自分の子だと思うから、思うようにできないと腹が立つのであって、自分の子だと思わなければあれもこれも、どうってことのない小さなことなのである。確かにつばめはチビを産んだので、チビの母であることは間違いないが、同時にこの子は、この家の子でもあるし、社会の子でもある。そういう視点でチビちゃんを見ることができると、子育てのストレスも軽くなるような気がするのである。

2009/04/06

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ベビーカーを押すのははだれ？

3月に入って、チビちゃんを連れて外にお散歩に出ることが多くなったが、つばめ一人でチビを連れて出かけることはほとんどない。つばめが出かけようとすると、お義母さんが慌てて、「私も行く」とついてきてくれるのだ。ひとりでベビーカーを押して出かけるなんて、大変だし、危険だというのだ。確かに、一人より二人大人がついているほうが、階段などでベビーカーを抱えたりなど、確かに便利。でも、別に一人でもたいして差し障りがないとつばめは思うのだが、義母は心配で仕方がないらしい。そして外に出ると、義母がベビーカーを押そうとする。「重いし、私が押すのでいいですよ」と言うのだが、どうやらチビちゃんを見ながらベビーカーを押したいみたい。それで最初は、ふたりでベビーカーを押していたのだが、方向を換えるときなど、ふたりだと逆にややこしいので、最近はもう思い切って任せることにしている。ベビーカーを押す義母と、その横で手ぶらで身軽に歩く、母のつばめ。この図式ってどうなのよ～、まるで意地悪嫁のつばめが、義母をこきつかってるみたいじゃない、と思っていたら、向こうから同じくベビーカーを押してやってくる二人連れ。やはり、おばあちゃんがベビーカーを押し、お母さんらしき人がそばについて歩いている。おお、中国ではこれって結構普通のパターン？日本では、お母さんがベビーカーを押しているというのが圧倒的に多いと思うが、中国では、おばあちゃんやお手伝いさんがベビーカーを押し、お母さんはそばでそれを見ながらぶらぶら歩いているというパターンを結構見かける。そんなんでいいんだ～、とちょっとあっけに取られるつばめなのである。

2009/04/05

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チビに靴下をはかせないと･･･

うちのチビちゃんは靴下がきらい。履かせてもすぐに足をバタバタさせて脱いでしまう。今日は昼間の気温が23℃と暖かいし、帽子も靴下を履かずに外出したのだが、家を出たすぐのところで、見知らぬ40代ぐらいの女性に、「赤ちゃんの足が出てるわよ。」と注意された。その後、近くのアパートの庭の桃の花が満開でとてもきれいだったので、桃の花の下のベンチで休んでいると、つえをついたおばさんが来て、初対面ながら立ち話。チビちゃんを見て、「かわいいね～、何ヶ月？」と聞いた後、「あら、靴下も履いてないの？足冷やしたらダメだから、　早くブランケットかけてあげて！」と言われた。しばらくすると、また知り合いのおばさんに出会い、同じようにチビの素足が出ているから気をつけるように言われた。その後、王府井の教会を通って、裏のスーパーに立ち寄って、うちにたどりつくまでに3人の見知らぬ人から、チビの足や帽子をかぶっていないことについて注意された。知り合いならともかく、知らない人からいきなり注意されるのが、日本と違うところ。みんな親切心から注意してくれるのだけど、あまりの頻繁さにびっくり。夫は、「これだけ何度も聞かれて、いちいち答えるのが面倒だから、『うちの子は素足を風にさらしてるのが好きなんです』」　って看板をベビーカーにかけとこうか」と言って笑っている。実はうちの義母も、最初はチビに靴下と帽子を履かせたくてしょうがなかったのだが、チビはほんとに暑がりで、ちょっと多く着せたりすると、手の平や足の裏に汗をかいてご機嫌斜めになるので、最近はあきらめ顔で、「中国人の子が外出するときは、もっと厚着してるよ。チビちゃんがこんなに暑がりなのは、　日本人の血を引いているからかしらねぇ」などと言っている。冬ならともかく、春まっさかりの4月になっても外に出るたび、チビの素足について解説して回る毎日。中国では、赤ちゃんに帽子と靴下はつきものなのだと、悟りつつあるつばめである。

2009/04/04

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双語人

ついチビちゃんに中国語で話しかけてしまうつばめは、チビの日本語がちょっと心配。日本に戻った時に子供用の日本語教材を買ってこようとリサーチしていたところ、「うちにもう使っていない教材がたくさんあるので、　よかったらお貸ししますよ」と言ってくださる方が現れた。それで日曜日、夫とともにチビを連れてそのSさんと会うことになった。Sさんの旦那さんも中国人で、お子さんが1歳の時に、日本から中国に引っ越してきたそう。お子さんは日本で生まれたので、国籍は日本だが、初めての言葉は中国語だったそうである。今5歳になった彼女は、中国語はもちろん、日本語もペラペラ。「お子さんは自分は日本人だと思っているんですか」とSさんに聞いてみると、「子供は、『私は双語人（二ヶ国語人）よ』って言うんです」とのこと。へぇ～。聞けばSさんのご主人も日本語ができないとのこと、環境は、うちの家庭と似ている。中国語がペラペラのSさんは、お子さんにも日本語と中国語の両方で話しかけているようだが、それでもお子さんは両方の言葉をちゃんと理解している模様。それを見て、つばめも何だか希望が沸いてきた。つばめの家庭内は完全に中国語環境だし、肝心のつばめも、ついチビちゃんに中国語で話しかけたり日本語で話しかけたり、まぜこぜになっていたので、こんなのでチビは言葉を話せるようになるかなぁ、と不安だったのだが、Sさんのお子さんがが流暢に日本語と中国語を使い分けるのを目にして、何だかムクムクと希望が沸いてきた。Sさんによると、日本語の幼児番組や教材を見せるのは、子供が日本語を覚えるのにかなり有効だったそう。たくさん教材を借りてきたので、うちもチビちゃんに日本語の絵本やビデオを見せて、Sさんところのお子さんのように「双語人」になれるようにがんばろうと思う。Sさん、ありがとうございました。↓しまじろうくんの教材。　子供ができるまでは、こんな教材にも興味なかったのに、　子供が生まれて、親になってみてはじめて、「こんなものもあるんだ～」と　興味の対象が変わり、　新たに世界が広がった（笑）感じがします。

2009/04/02

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騒音の季節

3月に入って、あちこちからトントン！ドンドン！バンバン！ガガガガーッ！という騒音に悩まされるようになった。そう、3月は騒音の季節の始まり。部屋の内装をする季節に突入したのだ。中国では、マンション・アパートなどの部屋は、コンクリートむき出しのまま販売されるのが普通で、不動産を購入した後、自分で内装をしなければならない。新しく家を買ったら、まずは内装のことであちこちの内装DIYセンターを回って、ドアやら、窓枠やら、ペンキやら、タイルやら、壁紙やら、大小の材料を購入した後は、電気工事専門の人、タイル張り専門の人、ペンキ屋さん、とそれぞれの人を探して、施工してもらう。これが数ヶ月がかりの大工事。新築の家ばかりではなく、うちのように築年数がたったアパートだと、古くなった内装をやり直す家庭が増える。それがこの騒音の原因。こっちの家の内装が終わったと思ったら、次はあっちの家、と、騒音は春から始まって秋ごろまで続く。北京では、冬は色んなものが凍ってしまうので、内装には不向き。だから、冬が明けて春がやってくるとともに、内装をはじめる家が多いのだ。ドッタン、バッタン。早く終わってほしいと思うが、しばらくはこの騒音に悩まされ続けそうである。

2009/04/01

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