妹のうちの和室
小正月も過ぎたある日、妹のうちへ遊びに行った。妹夫婦は数年前に中古物件を購入し、部屋の中をリフォーム。物件自体は古いのだが、リフォームのおかげで中は住みやすく整っている。最近中国でリフォームをしているつばめは、妹の家の間取りや収納に興味津津。きょろきょろとあちこちを見学して気付いたのは、日本の和室がどんどん洋室化しているということ。壁色もクリーム色で明るく、柱も少ない。電灯はフラットタイプの洋室と同じ形のもの。ふすまは壁と同色のクリーム色で柄は入っていない。そして押入れは中を開けるとクローゼット状に使いやすくなっている。今の日本の和室ってこんな風なんだー。それと比べ、つばめが中国で作った和室は、より伝統的な和室に近い。ふすまには山水画模様が入っているし、電灯も直付けタイプではあるが、障子紙と格子柄を使って和風の雰囲気たっぷり。そして壁は明るめのウグイス色だ。中国に住んでいると、なんだかそんないかにも和室、みたいな雰囲気が恋しくなるのだ。それにしても。中国で和室を作るとオリジナルになりようはないが、それゆえにオリジナルに近づけようという努力が逆に和室っぽい雰囲気を盛り上げているんじゃないかと気付いて苦笑。(あくまで「雰囲気」なんだけどね!)そうやって外国では一生懸命、純日本を追求しているというのに、日本の和室はあっさり伝統を離れて洋室化してるっていうその逆転状況に、さらに苦笑してしまうつばめなのでした。↓アンパンマンの車におおはしゃぎ!