2014年08月の記事一覧 | ニーハオ中国

日中ハーフの子の中国永久居留証申請について

日中ハーフのお子さんを持つ皆様の中で、将来お子さんの永住権（「中華人民共和国外国人永久居留証」）の取得を考えていらっしゃる方はいらっしゃいますか？実際に手続きを進められようとしている方から、以下のような情報を教えていただきました。日中ハーフのお子さんが中国永久居留証を申請するにあたっては、たとえ日本生まれで日本戸籍しかなくても、中国国籍ありと認められる場合があり、その場合、まずは完全な「外国人」となるために中国国籍放棄の手続きが必要となるそうです。国籍放棄の手続きには1年以上の時間がかかると聞いています。そして、その手続きが済んだ後で、ようやく永久居留証申請の手続きに入れるようです。中国人を親に持つ子として永久居留証を申請出来るリミットは18歳(実際は、その半年前までに申請しないといけないとか)。18歳以降に永久居留証を申請する場合は、本人の資格により申請しなくてはならないということで、結構厳しい永久居留証の申請条件にかなうことが必要になります。中国人の子供という身分で申請すると、無犯罪証明等も必要なく、大人になってから取るよりはずっとラクかもしれないとのこと。ただし、18才の半年以上前までに申請しなければならず、もし中国国籍ありと認められるお子さんの場合、申請前に国籍放棄の手続きを済ませる必要もあることを考え併せると、お子さんの永久居留証の申請を考えるならば、18歳よりかなり前から準備を始めるべきかもしれませんね。中国の永久居留証を持つメリットは？私も持ってますが、一番のメリットは、ビザ更新が10年に1回で済むことですかねぇ～。。。でも、この10年のうち大半を中国で過ごしていないと、次の更新はできない点、注意です。あとは、中国で就業するのに、就業許可証がいらないとか？中国国民と同等待遇が受けられると聞いたことがありますが、具体的なメリットは、今のところまだあんまり感じていません。18歳以下の子供の申請書類については具体的には分かりませんが、私が中国人配偶者として申請した際の申請条件や申請書類については、過去ブログに書いていますので、ご興味ある方は、カテゴリ分類から探してみてください。以上、日中ハーフのお子さんの、中国永久居留証申請情報でした。↓恐竜作り照片 139 posted by (C)つばめ照片 138 posted by (C)つばめ照片 137 posted by (C)つばめ

中国ビザの延長を拒否された場合は・・・

さて、そんなこんなで、たとえ今まで日本パスポートに中国ビザをもらって滞在していた日中ハーフの子供が突然、この子は中国国籍があるからビザは出せないと言われてしまった場合、どうするか。これは難しいところですね。中国国籍があるということは、中国人として中国にノービザ・無期限に滞在ができるということなので、それ自体は一見便利なようにも思えますが、ネックは学校教育ですね。外国人として中国に滞在しているというビザがないと入学あるいは卒業ができない学校もあるし、突然ビザの延長を拒否された場合どうなるのでしょうか。中国で留学生として大学を受験する条件などに抵触しないかどうかも心配ですし、お子さんを外国人として、とお考えの場合、中国人としてのノービザ滞在や通行証の使用は、将来、どこでどういう風に影響があるかは、未知数ですね。突然中国国籍があると言われてから、国籍放棄の手続きに入ったとしても、手続き完了までに1年以上かかるらしく、その間は中国人としてノービザ滞在することになるのでしょうか。それとももし日本でなら中国ビザを出してもらえるのであれば、戻って中国ビザがある状態で中国に再度入国してくるほうがいいのか、他にどういう方法があるのか、、、難しいですね。日本人学校や現地校国際部などの入学条件として中国ビザが必要な場合、放棄手続き中というのがどういう対応になるのかも微妙ですね。また、そういう外国人が通うような学校に通っていて、卒業間近になって突然外国人としての滞在ビザの延長を拒否され、中国人としてのノービザ滞在となった場合にはどうなるのかも心配ですね。まぁそこは中国、普段から先生方とよい関係を築いていれば、あるいはその方面の実力者とつながりがあれば、人間関係が物事を解決してくれる面も多々あると思いますが。。。ちなみに北京生まれの我が家のふたり目ちゃんは、最初から父親が中国人だからこの子も中国人ということで、北京で生まれてこのかた、ずーっと無期限・ノービザで中国滞在しており、中国国外に出る際には、毎回「通行証」なるものを発行してもらっています。通行証の有効期限は発行から3か月、１回（１往復）使い切りでマルチというものがなく、海外に出る予定があるたびに、通行証を申請しないといけないのが不便といえば不便です。また申請から取得まで、2週間以上かかります。我が家は、今のところ年に1回日本に帰省するだけですので、特に大きな不便は感じていませんが、頻繁に海外に出るご家庭や、日本の親などが病気がちで、急に帰省の必要が出た場合でも、通行証は取得まで2週間以上かかるので、急場に間に合わないということもありえます。そういう場合は、通行証の3か月の有効期限が切れそうになったらまた申請しておく、という形で、年4回申請して、基本いつでも日本に戻れる状態にしておくという裏ワザ！？もありよ、と友人から教えてもらいました。まぁそれはそれで、手間ですけどね！いずれにしても、中国国籍があると言われて突然中国ビザの発給を拒否された場合、そのまま中国にノービザ滞在するのは簡単ですが、将来どこでどういう影響があるかは分かりませんよ～、（だけどうちのふたり目ちゃんのように、　ここ数年内に生まれた日中ハーフの子供たちは、　日中どちらで生まれても、たいがい中国国籍があると言われ、　中国ノービザ滞在になってます～）また、通行証の使用は、不便な面もありますよ～、というご紹介でした。↓北京郊外でバーベキュー照片 217 posted by (C)つばめ照片 200 posted by (C)つばめ照片 216 posted by (C)つばめ照片 197 posted by (C)つばめ照片 207 posted by (C)つばめ照片 205 posted by (C)つばめ照片 213 posted by (C)つばめ

自分が二重国籍者だと気づいていない日中ハーフも！？

前回、日本で生まれ、日本の戸籍しか登録していない子供でも、突然中国国籍があると言われ、今まで出ていた中国ビザの延長を拒否される可能性があるということを書きました。日中ハーフのお子さんを持つある方が、子供の国籍について在中国日本大使館の領事部に問い合わせたところ、同じ内容のことを言われたそうです。そして、突然中国ビザの延長を拒否されるのが心配であれば、中国国籍離脱の手続きをして、それを領事部に届ければ万全だとの話。領事部に行くと「重国籍者は期限内にきちんと手続きをして下さい」というような注意喚起ポスターが貼ってあったりしますが、日本生まれで日本の戸籍のみの子供でも、中国国籍がある場合があり、その子供達は自分が重国籍者であるという認識自体がなく、国籍選択の手続きを行わないままになっているパターンもあるかもしれないと思いました。日中ハーフの人は、国籍選択の期限前に、自分が重国籍者でないかどうか、一度きちんと確かめておいたほうがいいかもしれませんね。つづく。↓北京郊外にあるキューピーの工場見学に参加しました。照片 188 posted by (C)つばめ照片 191 posted by (C)つばめ照片 194 posted by (C)つばめ照片 195 posted by (C)つばめ照片 196 posted by (C)つばめ

外国人としてビザや居留許可をもらっていても、中国人！ってこともある

先日、今まで外国人としてビザ（居留許可）をもらって滞在していたのに、そのビザを延長しに行ったら、急に「この子には中国国籍があるから、ビザは出せません。」と言われて困っているという人の話を書きました。そもそも、外国人としてビザを発給していた子に、なぜ突然、中国国籍があるからビザを出さないというようなことを中国がするのか、不思議に思っていると、別の方から、こんなことを教えていただきました。なんでも、親の一方が中国人の場合の子供の国籍や、国外出生の場合、親の永住権の有無などの条件等は、1980年の中国国際法ですでに規定がされていたそうです。http://www.gov.cn/banshi/2005-05/25/content_843.htm この国籍法に基づくと、日中ハーフのお子さんの場合、（1）中国人の親が外国籍を取得、あるいは海外の永住権を取得後、海外で生まれた子供（2）中国国籍放棄の手続きを済ませた子供以外は、たとえ日本のパスポートに中国ビザをもらっていたとしても基本的に子供は中国国籍を有している、いわゆる隠れ二重国籍という状態になるらしいのです。だから、今現在外国人として中国でビザが出ている年齢が比較的大きいお子さんも、厳密に中国国際法に照らせば、中国国籍があるということになるかもしれないのです。国籍法で規定はされていたが、今までその通りに執行されていなかったのが、近年その法律の執行が厳しくなってきているということのようです。そういうわけで、近年急に、今まで外国人としてビザが出ていたお子さんが、中国国籍があるからもうビザは出せない、と言われる状況が起こっているようです。しかし、お子さんが海外（中国外）で生まれた後、⑴引き続き2年間以上海外にとどまっていた⑵2年間の海外連続滞在はなくとも、5年間で一定日数以上海外に滞在していた　（一定日数というのが具体的に何日間以上なのかは不明ですが、　　3/4以上ぐらいかも？）場合は、中国国籍は自動放棄と見なされるようです。なので、出生後の日本滞在日数等の関係で、自動的に中国国籍を放棄した形になっているお子さんも結構いらっしゃるかと思います。そういうお子さんは、中国でビザの発給・延長を拒否されるという心配はほぼないだろうと思われます。つづく。↓イトーヨーカドーなどで販売されている「小湯山」ブランドの野菜。　先月、その野菜基地見学に行きました。　農家というイメージとはかけ離れた、大規模で現代的な野菜基地でした。照片 152 posted by (C)つばめ照片 150 posted by (C)つばめ照片 149 posted by (C)つばめ照片 148 posted by (C)つばめ照片 147 posted by (C)つばめ照片 156 posted by (C)つばめ照片 157 posted by (C)つばめ照片 158 posted by (C)つばめ↓バナナ園。北京で南国のバナナの花を見たり、もぎたて完熟バナナが食べられるとは思いませんでした。照片 164 posted by (C)つばめ照片 163 posted by (C)つばめ照片 173 posted by (C)つばめ