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ニーハオ中国

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2015年06月の記事

全10件 (10件中 1-10件目)

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学前班（小学校入学準備クラス）

チビちゃんは6月末で幼稚園を卒園し、9月から小学校に上がります。それはいいとして、6月末に卒園した後、7、8月の2か月間をどうする？これがつばめの悩みでした。ほんとは日本の祖父母のうちで日本の夏を過ごさせてやりたいけど、子供一人だけ送り込むこともままならず、最初、河北省の田舎に送りこんだらいいと言っていた夫も、いざ卒園が近づくにつれ、やっぱり2か月も預けるのはちょっと･･･と言い始めました。そのうち、幼稚園のママ友の間でも、卒園後に学前班に入れるかどうかという話題がちらほら上るように。友達の日中ハーフの子供たちが通う私立幼稚園では美術や英語、ダンスにローラースケートなど、色々なクラスがあったりするようなのですが、チビちゃんの通う公立幼稚園はなんにもなし。毎日何をしているのかよく分かりませんが、年長さんになってからは、細かい五線譜のようなノートに数字やピンインを書かせる宿題が出るようになり、幼稚園でもそういう読み書き・計算の勉強をしていたようです。ところが、途中で政府から「幼稚園で小学校で習う内容を事前に教えてはならない」というようなお達しが出たようで、それ以来、宿題もピタッとなくなりました。それとともに、同じクラスの結構な数のお友達が、幼稚園をやめて学前班という、小学校入学前に読み書き計算を教えるような塾に転校していきました。幼稚園時代にこれらを教えておかないと安心できない、という親も結構多いのです。うちは、もともと幼稚園時代から子供に勉強を教えるなんてナンセンスだと思っていたので、宿題がなくなってやれやれ、とほっとしていたぐらいで、わざわざ学前班に転校なんて考えもしなかったのですが、幼稚園卒園後、夏休みの間中チビちゃんを誰が見る？と思った時に浮上した案は、夏休み限定の学前班に行かせることでした。もう6月、モタモタしていたら学前班の枠もみんな埋まってしまうと思ったつばめ、子供を幼稚園に迎えに行った夕方、近所の学前班を開いているようなところをあちこち見て回ることにしました。自転車で一駅こいで1件目の塾で聞いたところ、小学生前のクラスはないとのことで、系列校で学前班をやっているところを教えてもらい、スマホで場所を探しながらさらに自転車で北上。途中でまた塾みたいなのを見つけたので入ってみると、学前班はあるが、入学にはテストが必要だとか。ええーっ、と思ったが、万一他に行くところがなかったら、と、一応テストの予約だけして、その日は退散。（だけどこんなとこイヤだな。）翌日夕方も自転車の前と後ろに子供を乗せて同じ道を北上し、もっといい学前班がないか探します。1件目で教えてもらった系列校をまだ見てないので、そこに行こうと思っていたら、家から3駅ほど北上した地下鉄駅前に、「美克双語」みたいな看板が。ここも学校みたいだから、一応見てみようということで中に入ったら、ここがよかった。ここの学前班は読み書き計算のほか、美術やダンス、外国人の先生の英語クラスなどもあって楽しそうだし、敷地に滑り台のある庭があって、休み時間に身体を動かせそうなのがよい。雰囲気が今の幼稚園になんとなく似ているのが気に入って、ほぼここにしようと気持ちが固まりました。時間も幼稚園と同様、朝7:30～8:00に送り込み、そこで朝食、昼食が提供され、夕方5:00ごろまで預かってくれます。その翌日、さらに数件の学前班を見学しましたが、どこもビルのワンフロアを借り切って教室にしていて、庭のある幼稚園っぽいところはそこだけでしたので、ここに決めました。7週間で学費・諸経費込みで5,700元（約11万円）と聞いた時は、あまりの高さにびっくり。この値段を聞いて、義父が、「ワシが夏休みの間中、家で子供を見てもいい」と言い出しましたが、2か月間も毎日、朝から晩まで子供を見るなんて、きっと疲れ切ってしまうに違いありません。このあたりの学前班はみな同様の値段だし、2か月だけなので、なんとか頑張ることにして、こちらの7週間学前班コースに申し込みました。さて、どうなることやら。子供が7週間、機嫌よく通ってくれることを願っています。↓「美克英語」系列の学前班。　学前班は授業に英語が含まれていないところが多いようだけど、　ここは毎日中国人教師の英語の授業があるほか、　週2回外国人教師の授業もあるということで、　英語を習ったことのないチビちゃんには　いい刺激になるかなぁ～と思っています。園庭の滑り台。照片 1016 posted by (C)つばめ照片 1021 posted by (C)つばめ2階建ての家屋を改造したような園舎の1階に教室が4つ。2階はお昼寝ルームが4つ。照片 1019 posted by (C)つばめ照片 1020 posted by (C)つばめ照片 1093 posted by (C)つばめ照片 1013 posted by (C)つばめ狭いけど、一応走れる場所もあります照片 1096 posted by (C)つばめ

2015/06/28

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北京戸籍のない子供の小学校入学は？

さて、そんな越境の話はちらほら聞きますが、北京戸籍のないお子さんはどういう風に学校が決まるのかは今のところ、ほとんど耳に入ってきません。コンピューター振り分けでなく、地区の管轄部署に書類を持って出向くらしいですが、どんな書類が必要なのか、どういう風に小学校を割り振られるのか、私は知りません。居住住所の近くに振り分けられるのではなく、北京戸籍のない子供ばかりが行く小学校へ行くのか、あるいは、北京戸籍がある子供の小学校登録が終わった後、空きのある小学校へ少しずつ振り分けられるのか、そのあたりも不明です。また、北京でも区により対応が違ったりするようです。うちのふたり目ちゃんは北京戸籍がありませんので、兄のチビちゃんと同じ小学校へ行けるかどうか心配です。ふたり目ちゃんについてはまだ多少時間がありますので、状況見てまた考えたいと思っています。↓幼稚園で、年長さん最後の児童節の出し物の練習。　衣装も振り付けも、全部先生が準備してくれて、親は楽～！照片 1038 posted by (C)つばめ照片 1072 posted by (C)つばめ照片 1077 posted by (C)つばめ照片 1037 posted by (C)つばめ照片 1078 posted by (C)つばめ照片 1079 posted by (C)つばめ照片 1075 posted by (C)つばめ照片 1074 posted by (C)つばめ照片 1080 posted by (C)つばめ

2015/06/27

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それでも越境は存在する

去年より教育改革がなされ小学校はコンピューター振り分けにより決定されることになり、コネ、カネによる越境入学は難しくなったようですが、だからといって、これが全くなくなったかというとそうではありません。私の周りでもやはり、越境入学させる（た）という話はちらほら耳にします。ただ、そういう方々の話を聞いても、以前より越境の難度が上がったことは確かなようです。コネを探すにしても、ダイレクトに決裁権のある人物にアプローチしないと難しいとか？幼稚園のクラスメイトのママ友も、一時は「どうなるか分からない」と曇り顔でしたが、結局、小学校登録時期前にはお子さんの越境について確実な返答を得ていたようで、余裕の表情でした。その方は、上のお子さんが超有名校の景山学校に通っていて、チビちゃんと同じクラスに通う下の子も同じところにと思ったところが、かなり苦戦したようです。それでもなんとかなりそうなのでしょう。他にもちらほら、越境の話を耳にしました。そういうのは、一般の小学校手続きよりずっと前からコネを探し、出すものは出す準備をして、色よい返事をもらっておく必要があるようですね。景山小学は、去年50万元（1,000万円）出しても入れなかった人がいるという噂を聞き、我が家は考えもしませんでしたが、広いグラウンド、プール、一流の教師と当然全てが恵まれた環境にあり、受験も便宜が図られます。海外留学も多いです。子供たちはほぼ全員お金持ち、実力者の子弟です。子供の送り迎えの時間帯には、ベンツやアウディなどの高級外車で道が埋まります。そういうご家庭の子弟は政策がどう変わろうと、いくらでも方法を探していいところへお子さんをやるのです。うちは･･･、そういう家庭ではないので、無理しません（苦笑）。つづく。↓北京林業大学。夫が最近、紅木家具や玉などを扱う関係で、　林業大学によく出向きます。IMG_3725 posted by (C)つばめIMG_3721 posted by (C)つばめIMG_3743 posted by (C)つばめIMG_3746 posted by (C)つばめ照片 1035 posted by (C)つばめ照片 1036 posted by (C)つばめIMG_3738 posted by (C)つばめ

2015/06/24

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ほとんど並ばずに普通小学校の手続き終了

Wechatのモーメンツにある親御さんがUPした長蛇の列の写真を見て、慌てて小学校に様子を見に行った夫、「こっちはほとんど並んでない、　32番の札をもらったから、すぐに準備して子供連れて来て」と電話をかけてきた。どうやら、すごく並んでいるのは一部有名小学校だけだったようで、我が家の割り当て小学校は普通校だからか、ひともまばらで、すぐ順番が来ました。保護者の方も、「今年は越境はできないよね～」なんて暢気な雰囲気の人もいて、「いや、する人はしてるよ！」と心でつぶやくつばめはしかし、こういう普通の雰囲気のほうが楽だと感じていました。つばめはやっぱり庶民なのです。その後まもなく順番を呼ばれ、夫がチビちゃんを連れて小学校の中へ入り、つばめはふたり目ちゃんと門外で待機。持参書類をチェックし、先生が子供に簡単な面接を行うだけで手続きは完了。かつては縄跳びやボール投げができるかとか、特技があるかとか、まさに小学校入試という感じで色々試されたようですが、チビちゃんの面接ではそんなことも聞かれず、自分の名前と生年月日、親の名前や職業程度の簡単な面接だったようです。ただ一点、書類で難癖がつきました。戸籍簿は一家に一冊が普通ですが、我が家は義父と義母、それぞれ一冊ずつ別の戸籍簿になっています。そして、夫とチビちゃんは義母の戸籍に入っているのですが、住所の不動産登記簿の名前は義父の名前。だから、義父と義母の結婚証明書が必要というのです。慌てて家に取って返し、義父に結婚証明書を探してもらいます。何十年も前の結婚証明書は、地下室の段ボールの中にありました。急いでそれを持って、再度小学校へ。革命時代の結婚証明書は黄ばんだ紙切れ一枚で、今の結婚証のような冊子ではありません。小学校の先生はためつすがめつその結婚証をながめたまま、OKを出してくれません。多くの先生が珍しがって輪になって見ています。最後にはしびれを切らした夫が、「もう子供が騒ぐから待てない！」とごねると、福校長が出てきてやっとOKの返事が。あーよかった！普通校だったからこれで済んだけど、これが有名校だったら、結婚証の公証を取って来いと言われたかも。（中国は書類詐称が多いので、重要書類は公的機関で公証を求められることが多い。）公証を取るのにも時間がかかるし、小学校登録に間に合わず、色々問題が起こったかもしれません。中国では、事前に何が必要か知らされず、その時になって急にあれが必要、これが必要と雪崩式に要求されることが多いので、いつもハラハラさせられます。とにもかくにも、小学校が決まってよかった！チビちゃんもついに小学生。親としてはよくここまで育ったと感無量です。この後、7月に入学前の保護者説明会があるようです。一歩一歩、9月の入学に近づいています。つづく。照片 1024 posted by (C)つばめ照片 1022 posted by (C)つばめ照片 1023 posted by (C)つばめ

2015/06/22

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現地小学校への入学手続き

そんなこんなで、チビちゃんも割り当ての地区小学校へ入学させるのでいいかと考えた我が家。特にコネも探さず、教育局指定のホームページに指定の5月1～31日の期間中に子供の戸籍等の情報を入力し、受付番号が表示された最終ページをプリントアウトし、後は教育局からの通知を待ちました。結局教育局からの通知はなく、6月3日、区全域の小学校の門前に一斉に、「以下の区域に戸籍のある学齢期の子供は　6月13、14日のいずれかに、　戸籍簿と不動産登記簿、プリントアウトした　ネット申込受付番号を持って　子供を連れて小学校に登録に来ること」という張り紙が出されました。保護者は付近のいくつかの小学校を回って張り紙を確認し、自分の住所がどこの小学校の管轄に入っているかを確かめて、自分でそこに手続きに行くのです。日本のように書簡での連絡はなく、メールやショートメッセージでの連絡もなく、親が自分で見に行って、自分から登録に行かないといけないのです。この2日間に登録に行かないと義務教育を受けられないというわけではないと思いますが、遅れると枠がなくなり、別の小学校に回される可能性だってあります。だから、親はいつもアンテナを張り巡らせていなければなりません。ま、時期になれば、幼稚園のクラスメイトの保護者同士でも自然この話題になり、こういう情報は自然に入ってくるので、そう心配はないのですが、国が主体的にもれのないよう通知をしたりはしないという点で、日本との大きな違いを感じます。さて、その小学校申し込み。13、14日の2日間あるので、つばめ夫婦は「どうせ1日目は込むから、2日目に行こうか」と話していたのです。ところが。13日の朝、スマホを開いた夫、「こりゃアカン、ボク、すぐ小学校の様子見に行ってくるわ」と出かけていきました。なんでも、中国版LINEとも呼ばれるWechatのモーメンツで、ある親御さんが、「一番前の人は夜明け前の4時から登録に並び始め、　今もうこんなに並んでます」という情報を写真付きでUPしているとのこと。さすが人口の多い中国、遅くなってあぶれる心配をするよりは、どんなに並んだって、先頭で手続きをするほうが安心というのが親心。「どうせ義務教育なんだから、並ばなくても済む翌日に行こう」なーんて言ってたのは、我が家のようなぼーっとした夫婦だけでした（苦笑）。つづく。

2015/06/21

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チビちゃん、現地小学校へ

先週の土曜日、チビちゃんの小学校申し込みに行ってきました。かつては、各保護者が直接子供を通わせたい小学校に履歴書を持ってアプローチしたり、コネ等を使って子供を校区外の小学校に入れるということがごく普通に行われていたようですが、昨年より、小学校入学の受け付けはコンピューターを通じて行われることになり、越境入学が以前よりかなり難しくなったようです。（それでも越境する子は確実に存在します！不可能ではありません）だいたい、なぜ小学校から越境が絶えないかというと、中国では、同じ義務教育でも教師の質、教育施設等のハード面、ソフト面含め学校によって大きな差があるからのようです。いい学校は、教師も一流、教育設備も温水プールから広いグラウンドまで恵まれた環境、小学校独自開発の教材もあったりして、そこに通う子供の家庭環境も上流です。親にお金もあり、教養もあるって感じで、全てが揃った一流校と、それとは比べようもない一般校。そのギャップの大きさに、親は皆、どんなに無理してでもよい学校へ、と頑張ることになるのです。これが小学校から脈々と続くわけです。ところが昨年より教育の均等化を図る方向で大きな改革が行われました。我が家の付近でも、超有名校が無名校を合併するという形で、教育の均等化が図られたのです。これにより、吸収された無名校は有名校の名前を名乗るようになり、校舎も有名校の名に恥じぬよう立派に改装され、教師なども有名校から無名校に循環するようになったりして、（かつてはそもそも教師の転勤というのがなかった模様）今まで無名校を避けて有名校に子供を入れようと躍起になっていた親たちに、それなら該当地区の学校へ入れようかという気を起こさせました。我が家は、もともと夫婦ともにそう教育熱心な方ではないのですが、地区の割り当て小学校は、出稼ぎ子弟の子供が多く通う普通校で、ちょっとお金やコネのある家庭の子供はまずそこには行かないと聞いていたので、どうかなぁ～、やっぱりコネを探して多少はましな小学校へ入れるべきなのかなと考えていたのです。ところが昨年からの教育改革で、その割り当て校は北京戸籍の子供のみを受け入れるようになったようで、しかもこの小学校は受験なしで全員が区重点中学へ持ち上がるということになり、周囲の保護者の口コミでも、それ結構いいじゃん、というふうに明らかに風潮が変わりました。中国では、義務教育にもかかわらず、公立中学校に上がるのに試験があって、いい中学校に入るには熾烈な競争が待っている（もしくはコネを探し、お金を積んで入学させる）というのが今までの現状でした。それが、中学受験せずに、東城区の重点中学のひとつに全員持ち上がりで入れるとは親としてはうれしい話です。これで中学受験に必死になる必要もなく、コネを探しまわり、お金を積んで、というようなややこしいこともしなくてよいのです。（まぁ持ち上がるのはトップ中学ではないですが。）こうして、無名小学校は有名小学校に吸収合併、そこそこの小学校はなかなかよい中学校に全員持ち上がりというような措置が取られた結果、、幼稚園のクラスメイトの多くが、割り当ての小学校への入学を決めたようです。我が家も、成り行きにまかせてコネも探さないまま小学校登録の日を迎え、そのまま割り当ての小学校へ手続きに行くことになりました。つづく。

2015/06/18

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日本で生まれた日中ハーフは中国戸籍を取得できるか

数年前より、海外で生まれた日中ハーフの子供にも中国国籍があると言われ始めましたが（中国人の親が外国の永住権を取得していない場合）、国籍があるなら戸籍も登録できるのかというと、ことはそう簡単にいかないようです。子供が中国で生まれた場合は、中国の出生医学証明を持って中国の地区管轄の派出所に出向けば、子供に日本国籍があるかどうか等は全く問われず即日で中国の戸籍に入れてもらえるのですが、日本で生まれた場合は、いくら中国国籍があると言われてもじゃあいざ中国戸籍を登録しようと思えば、どうやら日本国籍を離脱したという証明書が必要な場合があるようです（これはあくまで何人かの方のお話からの推測）。しかし、日本は子供が無国籍となることを防ぐために日本国籍離脱には他国の国籍（戸籍）があるということが前提となっており、中国の戸籍がない状態では、日本国籍の離脱はまず難しいようです。つまり、日本国籍の離脱には、中国戸籍の登録が必要ですが、中国戸籍の登録には日本国籍の離脱証明が必要ということで、卵が先か鶏が先か、という膠着状態に陥ってしまう可能性が高いようです。日本で生まれた中国国籍があるといわれる日中ハーフの中国戸籍の登録には、上記のような困難が伴うようです。もちろん、コネ等があれば日本国籍離脱証明のない状態での中国戸籍の登録が可能かもしれません。上記は私自身の体験ではなく、あくまでも聞きかじったお話からの推測ですが、皆様のご参考になるかもと思い、こちらに書かせていただきました。私自身は出入国管理処で、「日本で生まれた子供にも中国国籍があるそうですが、中国国籍があるなら中国戸籍も登録できるはずですよね？」と尋ねたことがありますが、出入国管理処の答えは、「出入国管理処は国籍についてのみ管轄しており、戸籍が登録できるかどうかについては管轄が違うので不明」との答えでした（数年前の話）。この回答から、中国国籍がある＝中国戸籍が登録可能と短絡的に考えることはできないと感じていました。たとえ中国戸籍登録ができたとしても、日本国籍放棄と引き換えだったら、悩みますね。日本国籍を保持した状態で中国戸籍を登録したいと望むなら、今のところやはり中国で出産するのがよさそうです。【後日追記】日本で出産して数か月後に、日本で中国ビザを取得して中国に連れてきた2人目のお子さんについて、スムーズに中国戸籍が登録できたという話を聞きました。詳細は、2016年8月9日の記事「日本で生まれた日中ハーフも中国戸籍が取得できる！」をご覧ください。また、我が家のふたり目ちゃんは、中国で二人目全面開放政策が出た後、2016年5月に中国戸籍が登録できました。詳細は、2016年5月9日の記事「二人目ちゃん、罰金なしで中国戸籍を登録完了！」をご覧ください。さらに、今まで中国国籍はあるが、中国戸籍がなく、日本パスポート＋中国入管が発給する「通行証」で日中間を行き来していた我が家のふたり目ちゃん、中国戸籍を登録後、どのように日中間を行き来しているのかについては、2016年7月25日の記事「5歳で中国戸籍を登録したふたり目ちゃん、今後の出国は？」をご覧ください。その他、日中ハーフの子供の国籍やビザ、通行証などについては、ブログの左側のカテゴリ「中国永久居留証・ビザ・通行証」を選んでいただくと、ブログ内の関連記事がまとめて読めます。日中ハーフを取り巻く状況は常に変化がありますので、ご自身で最新情報の確認をお願いいたします。

2015/06/14

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日本国籍放棄後の再取得／中国戸籍を取得すると通行証は発行不可？

→「中国戸籍を取得した場合の大学進学／二重国籍者が日本国籍を放棄するメリット・デメリット」よりつづく。【日本国籍放棄後の再取得】質問：子供の日本国籍を放棄して中国国籍と戸籍のみにした場合、子供が大人になりやはり日本国籍が良いと帰化を望んだ場合、中国籍を放棄して日本国籍を再取得することは可能なのでしょうか？答え：一度日本国籍を放棄した場合、そう簡単には戻れないと噂に聞いています。それなりの理由も必要だし、基本的には外国人が帰化を申請するのと同様のプロセスを踏むようですが、詳細は私も分かりません。【中国戸籍を取得すると通行証は発行不可？】質問：通行証は中国戸籍がある状態でも　　　発行してもらうことはできるのでしょうか？答え：通行証は、親の一方が中国人、もう一方が外国人であり、中国の国籍法に照らすと中国人となるが、国籍の矛盾により中国パスポートでの出国ができない子供に対して発行されることになっており、それに照らすと、中国戸籍がある場合、普通に中国パスポートも作れるので発行は不可なのではないかと思われるのですが、これは原則なので、実際にどうかは不明の部分もあります。しかし、中国戸籍があれば、中国パスポートで出入国するのが一般的だと思います。↑後日追記：一人っ子政策が緩和された後、それまで日本パスポート＋通行証で日中間を行き来していたうちのふたり目ちゃんは、5歳で中国戸籍を登録しました。中国戸籍を取得したので、今後通行証は取れなくなるのかと雍和宫の出入国管理処にたずねたところ、今までどおり通行証を取得できると言われました。通行証取得のための必要書類に中国の戸籍本の提出があり、そこにふたり目ちゃんの名前が載っていることも出入国管理処で伝えたのですが、大丈夫と言われ、これまで数年間ずっと問題なく通行証が出ています。今まで日本パスポート＋通行証を使ってきた日中ハーフについては、身分を変えずにそのままにしておいてほしいということなのかなぁ~？つばめには、ずっと日本パスポートを使ってきたふたり目ちゃんが、新たに中国パスポートを取得しそれを使うという身分の変更を行うことに対して慎重な気持ちがあり、そのまま日本パスポート＋通行証が可能であればそのままで行こうということで、今に至っています。ちなみに、ふたり目ちゃんと同じように、以前は中国戸籍がなかったため、日本パスポート＋通行証で日中間を行き来していて途中で中国戸籍を登録したというお子さんで、戸籍登録後に中国パスポートを取得し、中国パスポート＋日本ビザで日中間を行き来することにしたお子さんもおり、こちらも問題ないようです。うちのふたり目ちゃんのように、これまで通行証を取得した経歴がある場合、中国戸籍取得後もそのまま通行証を取得できるようですが、うちの上の子のように、出生時から中国戸籍があり、中国パスポートを使って出入国してきた子供が途中から日本パスポート＋通行証での出入国に変更することができるのかどうかについては不明です。ご存知の方がいればぜひ教えてください。

2015/06/12

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中国戸籍を取得した場合の大学進学／二重国籍者が日本国籍を放棄するメリット・デメリット

→「中国戸籍がない日中二重国籍者の進学、中国戸籍を入れた場合の進学」よりつづく。【中国戸籍を取得した場合の大学進学】質問：中国戸籍を取得し中国人として学校に通えば、将来日本での大学進学や、アメリカなどの第三国への留学も日本人としてではなく中国人として進学するしかなくなりますか？またもし中国国内の大学に通わせる場合、ほかの中国人の子供と同じような受験をする事になるのでしょうか？　　中国戸籍があっても、日本国籍を放棄していなければ、日本等の大学を受験する前に帰国子女、中国人留学生どちらの身分で受験するかで国籍を選択するということもできるのではないかと私は思っています。しかし帰国子女枠なども大学により様々な条件があるようで、日本国籍があるからといって、必ずしも帰国子女枠で受験できるとは限らないようです。中国国籍を選択し、留学生枠で日本の大学を受験するほうが選択の幅は広そうですが、あくまで外国人としての日本滞在となり、卒業後の職業選択の際も、たとえば公務員など国籍に制限のある一部職業には就けない場合もあります。どっちもどっちなので、どちらが有利かという視点で国籍を選択するのはどうかと思います。一方、中国国内で大学受験する場合、中国戸籍を放棄して外国人として受験するのでないかぎり、中国人としての受験になるだろうと思われます。なお外国人としての中国の大学受験については、外国籍を取得して何年以上、とか、外国で何年の教育を受けている必要があるとか、結構様々な条件をクリアする必要があったりすることもあるようで、外国人として中国の大学を受験するなら、その数年以上前には中国国籍および戸籍を放棄する必要に迫られるかもしれません。中国人という前提で教育を受けてきたのに、大学受験の際だけ、実は日本国籍もあるので外国人として受験したいというのは、なかなか難しいことのようです。詳細については、私は分かりません。【二重国籍者が日本国籍を放棄するメリット・デメリット】質問：主人はこの先、子供が中国戸籍をもらえたら、　　日本側の国籍を捨てて中国戸籍のみにしたいと思っているようですが、　　私は日本国籍を捨てるメリットを思いつきません。　　どなたか子供さんの日本国籍を捨てた方いらっしゃいますか？　　　日本の国籍を捨てて中国の国籍、戸籍のみにした場合の　　長所と短所があれば教えていただけますか？お子様が小さい頃に日本国籍を放棄して中国戸籍のみにされた方は、メリットどうこうということよりも、どちらかを選択することを迫られてやむを得ずということではないでしょうか。うちは今のところ二重国籍なのでなんともいえませんが、中国戸籍のみと決まれば、もう国籍のことで悩むこともないし、早めに国籍が確定し覚悟ができるというメリットはあるのではと想像します。どちらかを選択しなければならない事情があれば別ですが、そうでなければ、中国戸籍を登録できたからといって、すぐに日本国籍を放棄することもないのではないのでしょうか？つづく。

2015/06/10

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中国戸籍がない日中二重国籍者の進学、中国戸籍を入れた場合の進学

先日、同じく日中ハーフのお子さんを持つ方で子供の進学等についてご質問をされた方があり、私が現時点で知っている情報をかき集めてお伝えしたのですが、他の方にもお役に立つことがあるかもしれませんので、こちらにも書いておきたいと思います（すべて以前に書いたことのある情報です）。【中国戸籍がない日中二重国籍者の進学】質問：中国戸籍のない状態の二重国籍（中国国籍＆日本国籍）の　　　　子供の進学は日本人の身分で通うことになるのですか？うちのふたり目が中国国籍はあると言われているけど中国戸籍はないという状態での二重国籍ですが、この子がどのように進学することになるのかは現時点で不明です。おそらく現地（うちの場合北京）戸籍のない子供と同等の扱いになるのではと推測しています。私は戸籍のない子は、ある子と同じ扱いにはならないと思っており、学校も、戸籍のある子と同じところに行けるかどうかも不明です。うちは、上の子と同じ小学校に入ってもらわないと色々困るので、もしかしたら状況により就学前に下の子の北京戸籍を入れるかもしれません。【中国戸籍を入れた場合の進学】質問：うちの子供は日本で生まれたので日本国籍だけあると思っていたら、　　　最近中国国籍もあると言われ、中国ではノービザ滞在しています。　　　中国国籍があると知った中国人の主人は喜び、　　　子供を中国戸籍に入れようとしています。　　　しかしこれが実現した場合、子供は　　　中国人として学校に通うしかなくなるのでしょうか？他の地方のことは分かりませんが、北京では、日本人学校やインターナショナル、現地校国際部に通うには日本パスポートに中国ビザがあることが条件となっているようで、中国戸籍があると中国ビザが出ないため、そのような外国人が通うような学校へ入学するためには、中国戸籍を放棄する必要があると聞いています（そして中国戸籍放棄の手続きには北京では1年以上の時間が必要）。なので、お子様が中国でそのような小学校への進学を考えている場合、今中国戸籍を登録しても、近い将来また放棄しなければならなくなる可能性が高いと思います。中国戸籍があるなら中国人としての進学となるのが普通で、外国人として進学したいなら、中国戸籍は放棄する必要があるというのが北京での現状です（他都市は不明）。つづく。

2015/06/06

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