中国、全面的に一人っ子政策に終止符!
中国、1980年から35年にわたって実施されてきた一人っ子政策についに終止符を打つことになりました。全ての夫婦に二人目を産み育てることが認められることになったのです。実は少し前に友人の微信でそのことを知りつばめ夫婦は顔をほころばせたのですが、地方の友人の流した情報だったので、それが地方の政策なのか、中国全土で適用される政策なのか分かりませんでした。しかしいずれにしても、つばめ夫婦にとってよい方向に動いているのは確かだと喜び合いました。それが昨日朝に北京青年新聞の1面トップで報じられたことで、この二人目開放政策が中央政府で決定された新政策だということが分かりました。それにしても、早かったですね。数年前より、一人っ子同士の夫婦の二人目許可、夫婦のどちらかが一人っ子の場合の二人目許可、と段階的に緩和政策が発表され、いずれ全ての夫婦に二人目が許可される流れであることは感じていましたが、夫婦のどちらかが一人っ子の場合の二人目開放政策が出てからわずか二年で全面的な二人目開放政策が発表されるとは、想像していた以上のスピード展開でした。ただ、実際の施行は来年後半以降になるようです。うちのふたり目ちゃんの状況はというと、日本国籍留保、中国国籍はあるといわれ、中国滞在にビザなどは不要(出入国のたびに通行証を申請・利用)ですが、中国戸籍は登録していないため、中国戸籍のある上の子と同じ小学校に入れる可能性は少ないと思っていました(北京戸籍のあるなしで、振り分けられる学校に差別がある)。なぜ上の子には日本国籍留保のほかに中国戸籍も登録し、ふたり目ちゃんは登録していないのかというと、中国は一人っ子政策を実施していたため、ふたり目は基本的に許可されず、もし二人目ちゃんに中国戸籍を登録したければ、20-30万元(400~600万円)にも上る罰金が必要だったからです(罰金額は地方、管轄区により異なる)。それだけのお金を払って、中国戸籍を取る価値を見いだせなかったつばめ夫婦は、「中国の一人っ子政策はいずれ緩和される。 罰金額が徐々に減額されて、そのうち二人目が完全に 許可される日が来るだろう。その日を待とう」と考え、ふたり目ちゃんには中国戸籍を登録していませんでした。それが、罰金減額どころか、いきなり全面開放。そのスピード展開には驚かされました。うちのふたり目ちゃんは日本人学校とか、外国人として現地校国際部に入れる予定はありませんでしたので、二人目開放政策が出るまでは、つてや謝礼金などでしのぎながら、なんとか上の子と同じ現地小学校に入れたいと考えていたのですが、その道のりの困難度もだいぶん下がるかもしれません。この二人目全面開放政策が、すでに生まれて4年以上たっている笑わがふたり目ちゃんに適用されるかどうかは不明ですが、少なくとも現在より状況が悪くなることはないでしょう。夫は、「中国は今後、二人目開放どころか、将来的には先進国各国と同じく、 子供を産み育てる世代に報奨金や補助が出るようになるだろう」と言っています。夫は中国人ですが、世の中の情勢に対する見方や子育てに対する考え方などはつばめと共通するところがあり、結婚以来そういう点で争いになったことはほとんどありません。本当に夫の言うようになるかどうかは別として、ひとまずはこの目の前の変化をプラスに受け止め、この二人目全面開放政策が、二人目のお子さんを考えていらっしゃるご家庭やうちと同じく、すでに二人目のお子さんを持ち、その戸籍問題や就学問題に悩む夫婦にとって大きな福音となることを願っています。照片 271 posted by (C)つばめ照片 273 posted by (C)つばめ照片 272 posted by (C)つばめ