十九大、現地校に通う日中ハーフのママ達は・・・
10月18日に開幕した「十九大」が、24日にやっと閉幕。やれやれです。「十九大」とは「中国共産党第十九回全国代表大会」の略。2287名もの代表が全国から北京に集まり、習近平国家主席が、3時間半にもわたる報告を発表。その報告が発表された日にすぐ、日中ハーフの子供を持つ日本人ママの会のチャットグループにその内容の中国語全文がUPされ、まもなく日本語版、英語版もシェアされました。ママたちの話題は、ズバリ「子供の宿題」。現地名門校にお子さんを通わせる中1お子さんを持つママによると、当日の宿題は、「今日の19大報告の内容について 読んで理解しておくこと」。「日曜日の作文の宿題と来月の中間テストでも 19大に触れる」という通知もあったらしい。だから、しっかり内容を読み込んでおくように、ということなのでしょうが、教育に政治色満載ですね。これまた現地名門小学校にお子さんを通わせる小2のお子さんを持つママによると、当日お子さんはクラスで19大のテレビ生中継を見させられたのだそうです。そのうえで、当日の宿題は、「党を讃える詩や歌、小話などを 一人一つ準備して、翌日の学級会で発表する」。そんなこんなで、現地校に通う日中ハーフの子供を持つママ達は大苦労。19大報告の中国語全文やその日本語版、英語の宿題対策用に英文版までお気に入りに登録して保存し、みんなで、「日頃の苦労がしのばれる」となぐさめ合っていました(笑)。ちなみに、19大開幕当日、現地普通小学校に通うわが子の作文の宿題は、「秋の日」。19大のカケラもありませんでした。どうも、重点校、有名校になればなるほど、将来の幹部候補生といういう位置づけだからか、党の息吹というか、政治色の強い教育が行われているようだな、というのがつばめの感想です。わが子が通う小学校は、入学以来、小3の今に至るまで、党や政治がらみの宿題に出会ったことが一度もありません。その点は普通校で本当によかった、と親としてほっとしています。(そうでなければ、私も19大の中国語全文を保存して、 読み込まなければならないところでした。 こういう宿題は子供だけでは到底できないので。。苦笑)19大を控え、9月後半からネット規制が徐々に強まり、ヤフーなど日本のほとんどの検索エンジンが使用不能に。19大が近づくと会社のVPNも使えなくなりました。ネットの抜け穴も色々あるけど、中国政府はそれも全部把握していて、いつでもその抜け穴をブロックできるようですね。(ちなみに、ママ友チャットでも、 党や中国国家主席に関わるところは、 ひらがなで書くなどして、検閲にかかるのを 避けていました苦笑。)また、地方から北京に入る荷物が徹底的にチェックされ、多くの対象品目がかなりの期間、運送ストップをかけられました。つばめも、タオバオなどで購入した秋冬の衣類や子供の美術の授業で使う粘土などが届かず、本当に不便な日々を過ごしていましたので、19大が終わって万歳!と叫びたい気分です(笑)。19大は中国共産党で一番重要な大会、中国や世界の今後を左右する深い内容が盛り込まれた報告や大会内容だったのでしょうが、内容と全く関係ない話でゴメンナサイ。↓北京の秋SOZE4620 posted by (C)つばめTTLX8994 posted by (C)つばめIFMK4238 posted by (C)つばめRWOK7277 posted by (C)つばめGTCK3997 posted by (C)つばめ