第41回中国語話者のための日本語教育研究会は・・・
↓こんな内容でした。IMG_E8917 posted by (C)つばめIMG_E8918 posted by (C)つばめ中俣先生は体調不良のため急遽欠席。残念!これから本格的に研究者になろうという中国国内の大学院生が発表の中心でしたが、その発表に対する先生方、特に張麟声先生のコメントがあまりにも的を射ていて、一流の方というのは、一瞬で物事の本質を見抜くのだなぁ、と心底感動しました。どんな発表にも真剣に耳を傾けられ、一つ一つ丁寧にご指導されるのには頭が下がる思いでした。先生の口から出る言葉自体は鋭く、時に厳しいものもあるのですが、その中に、後に続くものへの暖かい愛のようなものを感じました。また、日本語学習者の主題の習得に関する研究で博士号を取得された先生ともお話する機会に恵まれました。(というか、無理やり押し掛けた笑)つばめは研究者としての基礎的な知識が全くないので馬鹿なことばかりお尋ねしたりしたと思うのですが、先生は嫌がりもせず、フレンドリーにお話ししてくださいました。つばめが、「企業のビジネスマンたちに『は』と『が』の使い分けを 教えてくれと言われ、困っている」というお話をすると、「私も一生かけて研究していくテーマです」というようなことをおっしゃいました。ご講演もありましたが、「は」を研究するに至ったきっかけや調査のお話など、ご研究に対する真摯な姿勢が感じられ、「研究者」というのは、その道のプロフェッショナルなのだなぁ。。。と改めてしみじみと思い知らされました。また、名古屋大学の先生とも昼食時にお話する機会に恵まれ、(というか、無理やり押し掛けた笑)先生が北京で日本語教師をなさっていたこと、名古屋大学での院生の研究指導のことなど、様々なお話を聞かせていただきました。IMG_9005 posted by (C)つばめそして、その晩の夕食会の席で、張麟声先生と一緒のテーブルに。研究者でもないのにこんな席にノコノコやってきてあまり出しゃばってはいけないと、後方端に寄っていたのですが、なぜか張先生のいらっしゃるテーブルのほうに押し出されるようにして行くことになりました。そして食事が進んだ頃、張先生が私にこの一文を翻訳してみて、とある中国語の文をおっしゃいました。「你得给我们在两年之内写好博士论文」2回もおっしゃってくださったのにピンと来ず、紙に書いてもらって、やっと直訳を出したつばめ。張先生は褒めてくださいましたが、なんとなく自分の翻訳にしっくりこず。。。その晩はお酒も入っていたので、ホテルに帰ってすぐに寝てしまったのですが、夜中の4時にふと目が覚め、さっきの中国語の翻訳文が映像場面とともにセリフのように頭に浮かんできました。夜中に浮かんだアイデアは朝になると思い出せないことが多いので、目をこすりつつ起き上がって紙に浮かんだ翻訳を書き留めたつばめ。その後、こうも言える、ああも言える、といくつもの翻訳が湧き出るように思い浮かびました。翌朝、張先生に昨日の下手な翻訳を詫び、夜中に思い浮かんだ翻訳のうち、ベストだと思うものに線を引いてお渡しすると、そうそう、と頷いてくださいました。よかった!さて、中国語がお分かりになる皆さんは、どんなふうに日本語に翻訳されますか?