第74回紅白歌合戦の印象
日本では今どんな歌が流行っているのかふだん全くついていっていないつばめも、毎年紅白だけは見て、ちょっと日本の音楽シーンのかけらを垣間見させてもらっています。今年はジャニーズの出場しない紅白だったんですね。テーマは「ボーダレス」だったようで、特に韓国のアイドルグループの出場の多さにびっくり。これらの韓国アイドル以上に活躍した日本人アーティストが少なかったということでしょうか。日本語を教えている学生のひとりがK-POP好きで、授業でSEVENTEENの「舞い落ちる花びらのように」を歌ってくれたのもあって、今回の紅白の舞台に注目していましたが、想像以上にかっこいいパフォーマンス&歌でした。学生がはまるのも分かりますね!同じく韓国アイドルグループStray Kidsの歌&ダンスも世界を席巻するK-POPの魅力を存分に感じさせてくれました。K‐POPは男性グループだけでなく、LE SSERAFIMやNewJeansなど女性アイドルグループも大人気。可愛くて、セクシーで、キラキラした表現力あふれる歌、ダンス、表情に目を奪われました。そんなK-POPパワーが目立つ今回の紅白でしたが、わたし個人の一番のお気に入りは生田絵梨花さん。今回2回出場していて、前半「ビートDEトーヒ」で登場した時はそれほど歌がうまいとも思わなかったのですが、(ピアノは上手いと思った笑)後半、ディズニー映画の劇中歌、「ウィッシュ~この願い~」で再び登場し、飛び抜けた歌唱力、表現力を存分に見せつけてくれました。歌い終わった後の希望にあふれる澄んだ目の輝き。歌も、演技も、声優も、司会も、何でもできる本当にマルチな才能あふれるタレントさんですね。若くして大舞台でのあの落ち着きぶりはすごいです。息子は、Mrs. GREEN APPLEの「ダンスホール」が割といいね、と言っていました。それから、ふだん私が「津軽海峡冬景色」を鼻歌で歌うといつも、「やめてくれ~」と文句をいう息子が、今回の紅白では「これも割といい歌だね」と言ったのが印象的でした。母への最大限の譲歩なのでしょうか笑つばめは実際の年代以上に感性が成熟している笑のかもしれませんが、さだまさしさんの歌は、いつも心に沁みるなーと思います笑。しかし今回の紅白を代表するパフォーマンスといえば、YOASOBIの「アイドル」じゃないかな。SEVENTEENを筆頭に、K-POPやJ-POPのアイドルグループたちがバックダンサーというよりフロントダンサー?として次々と素晴らしいダンスパフォーマンスを披露するなか、それに負けない主役としての堂々たる存在感を示したYOASOBIの楽曲と独特の歌声の魅力に、これが今の日本を代表するジャパニーズ・ミュージックだと感じさせられました。そんな紅白を見終わった翌日、洗い物をしながら無意識に私の口から出てきた鼻歌はハマいくの「ビートDEトーヒ」。「ウィッシュ~この願い~」を聞いた後に「ビートDEトーヒ」を聞くと、いくちゃんの歌声のまた違った魅力が感じられますね。そしてこれ、なぜか頭に残って忘れられないメロディー。なんだかんだいいながら、楽しく紅白を観戦したつばめなのでした。