自転車で北海公園へ
今年の冬は本当に暖かいですね。お天気がいいので自転車こぎこぎ北海公園へ。青い空に白塔がくっきりとしたコントラストを描いています。故宮の北西に位置する北海公園は、かつて遼、金、元、明、清代にわたり時の皇帝が所有した宮廷庭園で、「ここは北京のパワースポットだよ」と友人に教えてもらったことがあったっけ。わずかに緑色を帯びている柳の枝にも、これから伸びゆく生命力を感じます。向こうに見える永和橋を渡って瓊華島へ。この島(万寿山)全体が「永和寺」というラマ仏教寺院になっています。階段を登って頂上にある白塔を目指します。最短距離でまっすぐ上へ上がって行こうとしたら、人がいっぱいでとても混んでいたので、ここから脇道に入って、「静憩軒」というところでちょっと休憩。人も少なくて静かでした。ロウバイの花が咲き始め、よい香りがほのかに漂っています。「冬過ぎて春来たるらし。。。」という句がふと頭に浮かびます。しばらく休んでメイン階段のところへ戻ってみると、さっきよりずいぶん人が少なくなっていました。階段を駆け上って一気に頂上へ。頂上から北海の北側の眺めを満喫。北海は大きな人口湖ですが、溶けかけた氷の境目が波打ち際みたいにみえますね。外に長くいても寒くなく、思いのほかゆっくりできました。本当の春が来るのはまだもう少し先ですが、日差しにも遠からぬ春を感じる新年です。