カテゴリ:中国生活
今一緒に出張で各地を回っている
中国人担当者のJさんはとても仕事ができる人で、 自分への要求も高い分、周囲への要求も高く、 ホテルなどにもよく苦情を言って部屋を変えてもらったりする。 そんなJさんがホテルに苦情を言うとき、 なるほどな、って感心することがある。 それは、本人に直接言うのではなく、 必ずホテルの責任者に苦情を言うことだ。 中国では、上から行かないと物事が進まない。 このことを考えるにつけ、 以前、ネイル屋さんに苦情を言おうとしたときの ことを思い出す。 以前ブログにも書いたことがあるが、 大連のある店でネイルをしたとき、 日本人だということで馬鹿にされ (わからないと思って大連弁でののしられた)、 簡単なネイルで高額料金を請求されたときのこと。 悔しくて、うちに帰って泣きながら苦情の手紙を書いた。 これをあの店員に渡せば、お客がどんな気持ちになったか 分かって、少しは反省してくれるかもしれない。 夫にそう言うと、 「そんなことしても、店員は鼻で笑うだけで、 余計にこの日本人はバカだって思われる」 と言われた。中国ではその人の良心に訴える、 情に訴えるというやり方は全く効果がないようだ。 こういう場合、その店に苦情を言うのではなく、 ショッピングセンターの責任者か苦情センターに言って、 店員に謝らせるというのが、一番いい方法らしい。 このへん、Jさんはよく心得ていて、 ホテルで従業員に気分の悪い対応をされたとき、 すぐにホテルのマネージャーに電話して苦情を言う。 そしてその従業員に謝らせるのだ。 さすがJさん。 ところ変わればなんとやら、 これが中国での苦情の言い方、 しかと頭に刻み付けておこうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/04/28 04:51:01 AM
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