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ニーハオ中国

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2006/04/25
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カテゴリ:中国生活
今日、留学院の人達と食事をしたとき、
つばめの夫の話になった。

「どう、中国人の男性はいいですか」

と中国語で聞かれた私、いつも夫が
妻について人から言われたときに答えているのをまねて、

「還可以ba(まあまあね)」

と言ってみた。
するとその場のみんなから、
「中国人らしい答え方だね」って笑われた。

日本と同じく、中国にも謙遜の文化はある。

夫について聞かれたとき、自分の夫はとてもいいと
思っていても、まあまあ、と答えるのが中国流謙遜。
でも、まあまあ、と言いながら、
その後夫の自慢話が続くことも少なくない。

対して日本人は、自分の夫や妻に満足していても、
「いや~、○○で困ってる」と、
夫や妻を悪く言うことが多い。
大きく譲って、まあまあ、と答える場合でも、
「うん、まあまあだね」とはならず、「いや~、まあまあだね」
と、否定形から入ることが多い気がする。

ほめられたときも、「いやいや」と否定するのが日本人。
これは小さいときから刷り込まれた日本的思考回路だ。

思い返せば小学校のとき、クラスの優秀な子に、
「今日のテスト、うちで勉強してきた?」と聞けば、
「ううん、全然勉強なんかしてない」と答えていた気がする。
本当は、うちで必死に勉強していても、
そういうことはなぜか、恥ずかしいこととして
隠さなければならないという文化の中で、
私たちは育ってきた。
テストの点が100点であっても、
日本の子供は必死に隠そうとしますね。

人にほめられるようないいことを、
いかにもみんなに分かるように、外に出すことを、
日本人はよしとしない。
それは逆にいやらしいこと、謙遜を知らない
恥ずかしいこととしてとらえている気がする。

中国人の謙遜は、自分のいいところは控えめに
表現する、ということのようだ。

中国人の優秀な小学生に、「テストの点、どうだった?」と
聞いてみれば、「まあまあね」という答えが
返ってくるかもしれない。

中日の謙遜文化、似ているようで
ちょっと違っておもしろい。





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Last updated  2006/04/28 04:39:02 AM
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