カテゴリ:中国生活
今日、留学院の人達と食事をしたとき、
つばめの夫の話になった。 「どう、中国人の男性はいいですか」 と中国語で聞かれた私、いつも夫が 妻について人から言われたときに答えているのをまねて、 「還可以ba(まあまあね)」 と言ってみた。 するとその場のみんなから、 「中国人らしい答え方だね」って笑われた。 日本と同じく、中国にも謙遜の文化はある。 夫について聞かれたとき、自分の夫はとてもいいと 思っていても、まあまあ、と答えるのが中国流謙遜。 でも、まあまあ、と言いながら、 その後夫の自慢話が続くことも少なくない。 対して日本人は、自分の夫や妻に満足していても、 「いや~、○○で困ってる」と、 夫や妻を悪く言うことが多い。 大きく譲って、まあまあ、と答える場合でも、 「うん、まあまあだね」とはならず、「いや~、まあまあだね」 と、否定形から入ることが多い気がする。 ほめられたときも、「いやいや」と否定するのが日本人。 これは小さいときから刷り込まれた日本的思考回路だ。 思い返せば小学校のとき、クラスの優秀な子に、 「今日のテスト、うちで勉強してきた?」と聞けば、 「ううん、全然勉強なんかしてない」と答えていた気がする。 本当は、うちで必死に勉強していても、 そういうことはなぜか、恥ずかしいこととして 隠さなければならないという文化の中で、 私たちは育ってきた。 テストの点が100点であっても、 日本の子供は必死に隠そうとしますね。 人にほめられるようないいことを、 いかにもみんなに分かるように、外に出すことを、 日本人はよしとしない。 それは逆にいやらしいこと、謙遜を知らない 恥ずかしいこととしてとらえている気がする。 中国人の謙遜は、自分のいいところは控えめに 表現する、ということのようだ。 中国人の優秀な小学生に、「テストの点、どうだった?」と 聞いてみれば、「まあまあね」という答えが 返ってくるかもしれない。 中日の謙遜文化、似ているようで ちょっと違っておもしろい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/04/28 04:39:02 AM
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