カテゴリ:中国生活
昨日、あわびを食べた。
夫の会社の取引先のおごり。 きっと全部で数千元(3,4万円ぐらいかな)は 使ったのではないかと思う。 中国では、仕事がらみで相手に食事をご馳走する場合、 味よりなにより、「値段が高い」ものを頼むことが多い。 高いものをおごることで、相手を重視していることを 示すという暗黙の理解があるから、 下手に安いものなんて頼めない。 海鮮は、いけすのところまで行って、 現物を見ながら注文するのが普通なのだが、 今回は特に、おごる人がひとりで注文したので、 余計に料理数が多くなった。 料理数が少なかったり、安いものを頼んだりすると、 面子が立たないからだ。 おごられる人が一緒に行って、 「頼みすぎですよ、もう十分十分」と止めてあげると、 おごる人も注文数を控えやすかったんだろうけど・・・。 ここに、「高ければ高いほど売れる」という 中国の消費のからくりがある。 中国は接待に信じられないほどのお金と労力を 費やす国だ。あとは面子、ステイタスに関わる部分には 湯水のようにお金を使う傾向がある。 日本もある程度、接待もあるし、面子やステイタスも気にするけど、 中国はその程度が並外れていて、びっくりする。 認識自体が違う気がする。 大連に戻って以来、1日も家で食事していない。 つきあい外食ばかりだ。 中国は人と人とのつながりが何より大事だから、 しょうがないんだろうけど・・・。 今日の晩の汽車で、北京に戻る。 北京ではお母さんの手料理が食べられるかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/05/04 04:54:03 PM
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