カテゴリ:中国生活
ちょっと前のことだけど、
GWに北京に戻ったときのこと。 夫の友人達と食事をしていたら、 家から電話があり、すぐに戻るようにとのこと。 家に戻ったら、夫の田舎の親戚が危篤とのことだった。 その親戚とは、夫の母の姉の夫となる人で、 70歳ぐらいのおじいさん。 急に調子が悪くなって、入院したとのことだが、 なぜ急に体調が悪化したのか聞いてみると、 信じられない答えが。。。 実は、おじいさんの息子は春節のときに 急に脳溢血で倒れて、帰らぬ人となったのだが、 そのことを、周りの人がずっと隠していたらしい。 「息子は町に出稼ぎに行った」とかなんとか言って。 おじいさんはそれを信じていたらしいのだが、 あるときふと、近所の人の話から、 息子がすでに亡くなっていたことを知り、 ショックのあまり倒れて入院。 明日をも知れぬ病状らしい。 中国では、お年寄りにはショックを与えないように、 こういう話はひた隠しにするのが普通らしい。 これが中国式の思いやりなんだろうけど、 でもねー、自分の息子のことなんだから、 知る権利あると、私は思うけど・・・。 私からすると、息子が死んだのも知らずに、 お葬式で最後の別れもできなかったことのほうが、 ずっと残酷な気がする。 結局、数ヶ月経って知っても、 ショックは同じじゃないかって思うんだけど、 中国と日本では、思いやりに関する認識が 違っているようだ。 ここでもまた、中国と日本の考え方の違いに触れて、 びっくりしたつばめでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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