カテゴリ:中国生活
ここ1週間ほど、大連の街角で咲きこぼれていた
紫の花、あれアカシアではないのですね。 ある中国人に聞くと、「丁香花だよ」って 教えてくれた。 丁香花・・・辞書で引いてみると、「ライラック」。 へえ、これがライラックの花なんだ。 日本ではあんまり一般的ではなかったような気がするけど、 大連では街の街路樹としてたくさん植えられている。 ライラックといえば、思い出す歌がある。 ♪ライラックの木陰で 私たちは目を輝かせて語り合った あしたのこと 来年のこと 希望に満ちた未来のことを やさしいそよ風が黒髪をゆすり 紫の花の上 明るく広がっていた 四月の空・・・ この歌を知ったときは、ライラックってどんな花か 知らなかったのだけど、春風のにおい、明るい空、 そして紫の花の香りが漂う、やさしいイメージを持った。 日本ではライラックって 四月に咲くのかな。大連では五月中旬から咲く。 この歌、最初のさわやかなイメージから 一転して暗さを帯びる。 ♪ふたたびみたび 春は確かな足取りで すべての上にやってくる けれども同じこの木陰に あの日の友はもういない そして再び主旋律へ。 ♪ライラックの木陰で私ひとり思い出すのは 昨日のこと 去年のこと 過ぎ去った懐かしい日のことを やさしいそよ風が黒髪をゆすり 紫の花の上 四月の空が 今日も明るく広がっているのに 今日も明るく広がっているのに・・・ ライラックの木陰で未来に思いを馳せた 黒髪の少女達のイメージと、 同じライラックの木陰でひとりたたずみ 過去を回想する女性のイメージ、 そしてただ変わらずそこにあるのは やさしい紫のライラックと明るい空。 -大連のライラックの季節も、もうすぐ過ぎ去る。 ・・・って、この花、本当にライラックなのかな。 これだけ回想にふけって、違う花だったら笑うよね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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