カテゴリ:中国生活
今日、修理に出していた靴を取りに行ったら、
途中で別の男性客が割り込んできた。 その人は、革靴の底を交換した模様。 できあがってきた靴を一目見るなり、 ケチをつけはじめた。 「僕の思っていた感じと全然違うじゃないか。 こんなカジュアルになってしまって・・・!」 まあまあ、といさめる店主を相手に、 ごねる、ごねる。 10分もごねただろうか、最後に店主が 「そしたらちょっと割引したらいいでしょ」 と言うと、 「そういう問題じゃない、店がいくらといったら その金額を払うが、とにかくこの仕上がりには 満足できない」 とブツブツ言いながら、50元札を店主になげてよこした。 店主は20元を返すと、その客は去っていった。 男性客が帰った後、店主がつばめに言うには 「ああいう仕上がりになることは、 最初から納得して注文したのに、あんなにごねて。 代金、ほんとは50元なんだけどね。」 だって。つまりは男性客は、修理代を値切るために ごちゃごちゃと、仕上がりにけちをつけていたのだ。 実は仕上がりにも満足していて、 安く修理ができたと内心ほくそえんでいるのかもしれない。 夫に言うと、中国で物を買うときには、 けちをつけるのが習慣のようになっているそうだ。 その商品を気に入っていても、あれこれ悪いところを あげつらねて、少しでも値段交渉を有利に運ぼうとする。 さすが商人の国、中国だ。 でも、けちをつけるほうもつけられるほうも、 決して気分がいいとは思えないのだが、 当人たちはどうなのだろうか。 店主を見ていると、「またこれか」って感じで、 ゴネ客相手も慣れたものだったけど。 ゴネ値切りができるようになったら、 中国でも堂々と生きていけるのだろうが、 気の弱い日本人つばめには、 さっきの男性客のような 強烈なゴネ値切りは難しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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