カテゴリ:中国生活
今日は、タクシーに乗ってすぐ、
運ちゃんの山東弁に反応できず、 外国人だと見破られた。 私が日本人だとわかった運ちゃん、 「日本と中国の国の関係について、どう思う?」 と聞いてきた。 またか。毎回、こういう聞き方をされると、 どう答えていいのか分からない。 「どういう意味ですか。もう少し具体的に 聞いてもらえれば答えやすいのですが。」 と言うと、 「ほら、日本は中国を侵略しただろ」 と言ってきた。 「そうですね」 と答える。 だけど、それ以上、どう答えていいか分からない。 日本人として、国を代表して謝るべきなのか、 個人の考えを述べればいいのか。 あんまり何も答えたくなかったので、 しばらく黙っていたが、 答えないのも、日本人はイヤな奴だと誤解されるのも どうかと思ったので、自分の素直な気持ちを簡単に話した。 「歴史上のことは、後からはもう変えられないし、 私たちはどうすることもできない。 私は中国人の夫が好きだし、 毎日出会う中国人が好きです。 中国人も、日本に来て日本人に会えば、 また印象が変わると思う。 国と国とのことと、個人のことは、 別の次元の話になると思う。」 この答えに、運ちゃんは一応納得した模様で、 そうだ、そうだと相槌を打ってくれた。 国と国とのことを、中国人と日本人が 正面切って話し合っても、 いい結果になることはあまりないというのが 私の感想。 だから、日本人としてどうだ、とか 国と国を前に押し出して議論を持ちかけられるのは 苦手だが、日本人である限り、日本の代表として 扱われることがあるのも当たり前といえば当たり前だし、 中国人が日本人の考え方を知りたい というのもそれはそれで理解できる。 それにしても、済南はやはり 日本人に対する当たりがきついと感じることが多い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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