カテゴリ:中国文学・民話
昨日の日記、途中でUPしてしまって、
ごめんなさい。 今日は最後まで書いてUPし直しました。 ところで、この「明月幾時有?」を書いた 蘇軾(蘇東坡)という人、女性かと思ったら 男性だという。 へー、男性がこんな美しく趣ある詞を 書くんだな。 蘇軾は四川省の名門家出身で、 科挙試験で一番を取り、政府高官になった人。 金持ちで、頭がよく、その上かっこよくて ユーモアのある人だったとか。 えー、三拍子揃って、もてそうな人ね。 ただ、その率直な性格が災いして人の恨みを買い、 蘇軾をよく思わない人が 時の皇帝に蘇軾の悪口を吹き込んだため、 最初は杭州の高官だったのが、 どんどん地方へ地方へと異動させられる運命に。 そんな目にあっても後悔も反省もせず、 さも人生楽しんでいるような詞を書いたりしたので、 より皇帝の怒りを買い、さらに地方へと飛ばされ・・・。 「明月幾時有?」の詞も、宮殿を中央政府に喩え、 そんな中央は高すぎて寒いから、 地上のほうがいいよ、なんていう 裏の意味が込められているとか、いないとか。 さすが文人、芸が細かい。 蘇軾は詞だけではなく、文章を書かせても 絵を書かせても抜きん出ており、 書道の腕も、宋代四大書法家に数えられるほど だったという。 オールマイティーの風流人だったんだな。 家庭教師のZちゃんに、 「で、その人、結婚してるの?」 と聞いて、笑われた。 女性としてはつい、聞きたくなるよね。 やっぱり良家の娘さんと結婚していたんですって。 この人の詞は有名なものがたくさんあるそうだから、 また続けて勉強しようと思う。 なんたって、かっこいい人が書いた詞だものね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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