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ニーハオ中国

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2007/08/02
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カテゴリ:中国生活
先月、時々料理を教えてもらっていた
おばさんに孫娘が生まれた。

何かお祝いを、と思って別の中国人に聞くと、
中国で赤ちゃんが生まれたら、銀のアクセサリーを
プレゼントすることがあるらしい。

それで赤ちゃんが生まれてまもなく、
病院にお祝いに行くことになり、
おばさんと一緒にスーパーに買い物に行ったとき、

「私、お孫さんに銀のアクセサリーをプレゼントするわね」

と言って、一緒に宝飾店にプレゼントを見に行った。

私が聞いた話では、数十元で買えるという話だったが、
実際見てみると、数十元のものから百元以上のものもある。

せっかくのプレゼントでわざわざ安いものを買うのは
失礼かもしれないし、おばさんはやはり、
箱入りの上等なのが気になるようだったので、
160元はちょっと高いとは思ったが、
思い切ってプレゼントすることにした。

そして、翌日。

おばさんは、お嫁さんのために作った料理を
わざわざ私のために持ってきてくれた。
それのみならず、毎日のように
手作りのマントウやら、おかずやらを
持ってきてくれる。

どうも、あのお孫さんへのプレゼントの
お返しの気持ちのようだ。

そして、昨日。

おばさんから、一緒に食事しようと誘われた。

ファーストフード店みたいなところに入って、
冷麺を頼もうとしたが、おばさん、

「冷麺の具は、きゅうりでしょ。
きゅうりなんて、外で安く売ってるわよ」

などと言う。これに6元の価値はないと
いうことらしい。
私はピータン豆腐を頼もうと思ったが、
おばさんがまた何か言いそうだったので、
注文はおばさんに任せることにした。
おばさんは、「海鮮粥」みたいなものを頼んだ。
海鮮は家ではあまり作らないものなのかな。

おばさんの価値観の中では、
「食べたい物を食べる」
のではなく、お金を払う価値が
あるかないかを基準にしているよう。

おばさんの世代では、どうも
外食は「浪費」というイメージから
抜けきれないらしい。

会計は23元で、おばさんが50元札で払おうとしたが、
私はちょうど23元の小銭があったので、それを出した。

おばさんにとって、23元は安い金額ではないみたいに
見えたし、もしおごるつもりなら、
私が払おうとしても、断固として断るものだと
思ったので、23元を財布から出してみたのだ。

結果、私が23元を払うことになったが、
おばさんは帰り際、

「スーパーに干しえびを買いに行こう。
 あれはちょうど500g18元だよ。」

とまた私を誘った。
スーパーはまた今度行きましょう、と言うと、
おばさん、

「じゃあ、今日のは借りということにしてね」

と言って帰った。

それ以来、おばさんの様子がおかしい。
どうも、私を避けているようなのだ。

ここに至ってはじめて、自分の言動を振り返る。

プレゼントが逆に、おばさんの負担になっていたかもしれないこと、
食事をおごってお返しするつもりだったのに、払わせてもらえず、
余計におばさんの負担を重くしてしまったこと。

この状況では、素直に「ありがとうございます」と
ありがたくおごられたほうがよかったのかな。
そのときには気づかなかったけど、
おばさんは、自分がご馳走するお金もないと
ばかにされた気分になったかもしれない。

中国では、割り勘という習慣はなく、
誰か一人が払うのが一般的だが、
何かしてもらったら、必ず借りを返さなければならない
というのが、中国のルールとしてあるようだ。

このルールを知らずに行動すると、
お互いに気まずいことになりかねない。

人と人とのお付き合いって、なかなか難しいものですね。
相手の気持ちに鈍感だったと反省しきりのつばめです。





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Last updated  2007/08/07 01:24:26 AM
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