カテゴリ:中国生活
「ねぇー、結婚してよかったって思う?」
と聞くと、 「どっこいどっこいかな」 となんていう夫。 「なんでよ~」 と不満げに言うと、 「結婚で得るものもあるけど、失うものもあるから」 だって。彼によると、失うものとは「自由」。 「別にあなたのこと、束縛したこともなければ、 遊びに行くのを止めたこともないじゃない」 と言うと、 「妻が言わなくても、『うちで妻が待っている』と思うだけで、 『早く帰らなくちゃ』というプレッシャーになる」 ものらしい。なるほどねー。 考えてみたら、つばめだってそうだ。 ひとりだったら、何時までどこをほっつき歩いてても、 だれも何も言わないけれど、 夫がいると、夫が戻る前にはうちに戻ってないとなー、 とか、思うようになる。 うちでも、夫を無視して、ひとりでやりたいことを 思う存分やるなどということはできない。 ふたりでいることに、結構時間を取られるのだ。 そもそも、相手のことを考えて行動しなければならないということは、 これ、不自由以外のなにものでもない。 人間は時々自由を欲する生き物なのだと思う。 それで、夫が出張すると、心に自由の風を感じたり、 妻が実家に戻ったりすると、独身気分に戻って、 心が晴れ晴れしたりするのだろう。 でも、人間は自由ばっかりだと、自由を感じることができない。 不自由があってこそ、初めて自由の息吹を感じることができる。 相手のために失う自由があっても、 相手の笑顔に出会って得られる幸せもある。 だから人は不自由を求める。 結婚にしろ、子供を持つことにしろ、 不自由と引き換えに幸せを得るようなものだ。 (不自由だけが残る場合もある・・・--;) 不自由、ときどき自由、 人間は結局、こういう生活をするように 神様にインプットされているのかもしれないな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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