カテゴリ:中国生活
済南から北京に戻る途中、
夫とおしゃべりしながら来たので、 いろんな話を聞いて、びっくりのつばめ。 中国のサラリーマンも豊かになってきているんだなー っていう話。 だけど、豊かのなり方が、 なんか、そういうふうなんですか、という感じ。 例えば。 ある関連子会社の女性総経理。 1年半ほどの任期の間に、 給料以外にかるーく200万ほど稼いだそうだ。 店舗の内装業者からのバックや、 会社に内緒で商品を安く代理店に流してバックをもらう、 その他諸々の方法で。 証拠のないヤミ金やワイロの類が 袖の下で当然のごとくうごめく世界。 へー、びっくり。 この経理は結局首になったらしいけど、 もう随分稼いだから、別に首になっても 十分割りに合うということ。 首になった理由は、別に賄賂がばれたからではない。 そんなことは、同じ立場の経理たちは、 ほとんどみんなが普通のこととしてやっていることで、 そんなことは理由じゃないらしい。 いわゆる派閥争いの問題。 その経理が所属していた派閥のトップが失脚したせいで、 その派閥の子分たちは、皆左遷や退職に追い込まれたらしい。 へー。 トップが変わると影響があるのは日本もそうだろうけど、 中国では、トップが変わると、 別派閥の人たちは小さい悪事を暴かれたりして、 簡単に首を切られることが多いみたい。 今の中国ビジネス界は終身雇用でもなんでもないし、 日本より極端な気がする。 賄賂以外でお金持ちになるなり方。 夫の上司が勧めるのは、やっぱり出世することと投資。 その上司は会社の上層部になったおかげで、 会社上場の際に株の分け前に預かり、 「君らが想像できないぐらい」 の利益に預かったそう。いわゆる株長者だ。 その後も毎年株の分け前があるし、 出世するなら中途半端でなく、 そこまでいかないとダメ、というアドバイス。 もうひとつは投資。 株と不動産への投資を強く勧められたそう。 賄賂と出世と株と不動産か~。 そういう目で見てみると、 ふつーに見える周囲の会社員の人も 実は給料以外で随分の収入があるんじゃないかなーと 思えてくる。 こうして中国では、 お金持ちがドンドンドンドン 生まれてきているんだ。 いやはや、話を聞きながら つばめの頭の中に沸いてきたのは 中国各地で札束が舞い散ってるイメージ。 でも、それをつかめる人とつかめない人が いるんですよね~。 そして、時が過ぎて中国の成長が安定した時、 すっかりお金持ちの人と、 すっかり平民の人に、 はっきり分かれている。 いや、平民の人も、経済成長に乗って それなりに給料も増えていくのだろうが、 その頃には、金脈をつかんで飛躍する人との差は 歴然とついている。 中国の貧富の差は日本の比ではない。 さて、皆さんは中国の将来をどう予想しますか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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