カテゴリ:中国生活
昨日は中国人の先生の代講に入ったため、
明日の私の授業は、その先生が入ってくれることになった。 なんだか急にお休みが降ってわいてきた気分。 結局学校には行くから同じなのだけど、 なにせ今日は授業準備をしなくていいと思うと、 気分が軽い。 ・・・ということで、 今日は仕事が終わった後、 夢三郎に行ってみることにした。 門をくぐると、 「歓迎光臨」 と中国語で迎え入れられたつばめ、 たぶん間違いなく中国人に見えたのだろう、 確信を持ったような中国語での応対。 入ると、入り口近くに日本人のおじ様たち軍団。 お酒も入っているようで、 相当大きい声で話し込んでいる。 窓際には、30代中頃とおぼしき日本人男性と かわいい中国人の女の子の二人連れ。 男性のほうは、中年というにはちょっと若い、 でも若者とはいいにくい、といった微妙な感じ。 女の子のほうは学生っぽいが・・・? さて、この二人はどういう関係なんだろう。 そして、あと一グループは中国人の二人連れが食事している。 案内された真ん中の席に座って、焼き魚定食を注文。 日本の雑誌を読みながらも、周りのグループの会話が 自然に耳に入ってくる。 おじ様グループはもっぱら仕事の話。 「・・・っていうか、運転手でも、コーヒー買ってこいって 言ったら買って来るんだよ。でも、伝票で どれだけごまかしてるかはわからないんだよな・・・」 「・・・っていうのは、仕方がないってことですよ。・・・」 お酒も入って、話すことで仕事のうさを晴らしている感じ。 異国の地で日本人に会ったので、挨拶でもしようかと 思ったが、仲間内同士でできあがっていて、 とても入り込める雰囲気ではない。 前も確か、この同じ席で、 やっぱりおじさんたちが話し込んでいたけど、 それもこの人たちだったのかな? もしかしたら二日とあけずここに来ている常連さんなのかも・・・。 さて、向こうの中日カップル。 女の子のほうの中国語は明らかにネイティブ、 日本語も相当レベルが高い。 日本語学科の学生かな? それにしては態度がちょっと世慣れしている。 それにしても、このふたり、どういう関係だろう。 焼き魚定食が来たので、いただくことにする。 中日カップルは、向かい合って座りながら、 会話がとぎれがち。 男のほうは間をもてあましてか、 時々後ろを振り返って、日本のテレビを見たりしている。 そのうち、「足利尊氏が・・・」なんていう会話が聞こえてきたので ちょっとびっくりして振り返ってみたら、 男性が本を広げて中国人の女の子に 日本の歴史を教えてあげていた。 男性は、結構まじめに教えてあげている。 親切だな。 だけど、食事代は男性が出すのだろうな。 なんか、その日本人男性に悲しさを、 中国人の女の子にいやしさを感じてしまった。 いや、純粋にいい友達関係なのかもしれないけど、 やっぱり見てて、何となく釣り合っていないのだ。 前のテーブルでは、おじ様たちが、 相変わらず仕事談義ともつかぬ話を繰り広げている。 この中にいて、なんかどこにも所属しない 孤独感を感じるつばめ。 日本人を求めているのに、 日本人との間に隔たりを感じてしまう。 つばめが一番親近感を持ったのは、 中国人の二人連れ。 ひとりでご飯食べてるつばめのことが 気になるようで、チラチラこっちを見ている。 目が合ったのでちょっと会釈すると、 向こうも軽く会釈を返してくれた。 こんなところで日本食食べてるなんて、 日本に興味でもあるのかな。 日本人の常連さんが陣取り、 マスターもそのお相手をする中、 その中国人客はちょっと浮いていて、 そこにちょっと親近感を持った。 日本人がくつろげるはずの場所で、 なんかここにいてはいけないような 違和感を感じてしまったつばめ、 そんな自分がなんか悲しかった。 一回目来たときは、そんな感じは なかったのだけどなあ。 ひとりで来たのがいけなかったのか・・・。 いずれにしても、もう夢三郎へ 行くことはないだろう。 夢三郎、さようなら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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