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2008/01/09
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カテゴリ:日本生活
今回、実家に戻ってきたら
父が「やたらに」やさしくなっていた。

あんなに亭主関白で自分中心だった父、
子供にも命令口調だったのに、
その父が娘のつばめにやけにやさしい。

買い物に行くといえば、
車で送り迎えまでしてくれるという。
いや、送り迎えは以前もしてくれたことが
あったかもしれないが、
あくまで父の都合にこちらが合わせなければならず、
父が「出かける」という時に合わせて
父の顔色を見ながら支度をしたものだ。

それが今回は違った。
父が娘であるつばめの都合に合わせて動くなんて、
今までなかったことで、
なんだか拍子抜けしてしまった。

仕事を辞めたというのもあるだろうが、
お父さんちょっと気弱になっているのかな、と
逆に心配にもなる。

いばられるのも嫌なものだが、
こう言いなりになられるとねえ。

母によると、孫(妹の子供)にはもっとメロメロらしい。
孫に「これ買って」と言われると
「はいッ!」と言って買いに行っているとか。
どこのお父さんも、そんな感じなのかな。

父に比して母はますますパワフルに。
乗馬に行ったり、旅行に行ったり、
生活を楽しんでいる様子。

かつては父に仕えていた母、
今は完全に立場逆転している模様。
母のほうが強いのだ。

父がお風呂から上がっても
母が食事の準備をしないので、
つばめが父のためにご飯ぐらいよそおうかと
立ち上がったら、母がピシッと一言。

「そういうことは自分でやることになってるから!」

・・・びっくりした。
かつてはそんなこと言えるような雰囲気じゃなかったのに。
まあ、長年母が父に仕える形だったのが、
「普通の関係」に戻っただけなのかもしれないけど、
つばめにとってはビックリの出来事だ。
ま、人生こうやって帳尻が合うものなのかな。
今だけ見ると、つい父がかわいそうと思ってしまうのだが、
これまでずーっと父に仕えてきた母のほうが大変だったといえば、
そうなのかもしれないし。

とにもかくにも人生80年の時代、
まだ先は長い。
共に人生の伴侶として
健康で仲良く暮らしていってほしいというのが
娘の願いだ。





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Last updated  2008/01/11 01:00:05 AM
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