カテゴリ:中国生活
同居のお嫁さんの愚痴をつづったメールをもらったつばめ、
きっとお嫁さんは仕事で疲れているのでしょう、と メールを返したところ、さらにながいなが~いメールが 戻ってきました。 「だけどうちの嫁は結婚当初からひどい怠け者で、 当時は若い二人で新居に住んでいたのだけど、 ゴミは臭くなっても出さない、 使った食器は数日間もほうりっぱなしで、 家の中はめちゃくちゃ。 彼らの家に行くたび私はひととおり大掃除よ。 私の息子は大学の時班長で彼女は団書記、 そのうち彼女がうちの息子を見初めて つきあいはじめたってわけ。 彼女、口はうまいけど、 言うこととすることとは大違い。 うちでの彼女の様子といったらまるで6,7歳の子供のよう、 会社でいったいどうやってやっていってるのか、 私ほんと理解できないのよ。」 と嫁をけなすことはなはだしい。 そしてこの後の展開に再び、なるほどー、と 深くうなづくつばめ。 「私の息子は本当に正直で、性格は穏やかで誠実、 善良なんですよ。うちにいる時はどんな仕事もやって、 どんなことにも気を回す子なの。 例えば、家の購入や、内装、家具の購入など、 とにかく、息子のかかわらないことは何もないの。 息子が子供を見る時間は嫁より多いし。。。 息子も疲れたと言っているけど、嫁は何もしないどころか、 いつも息子をこきつかってるのよ。 私も息子がかわいいから、自分が多めに家の中の仕事を 分担するしかないのよ。」 そう、これは、お嫁さんは支店長になったばかりで 疲れているだろうから、家事の手伝いが必要なら、 息子さんに声をかけたらどうですか、という つばめの提案に対する、おばさんの答えなのだ。 嫁が何もしないのは疲れているからではなくて 最初から怠け者なのだ、 息子も疲れているから息子に家事をさせるわけには いかない、とこういうことなのだ。 ここに嫁姑問題の根源を見た気がしたつばめ。 姑はとにかく息子がかわいい。 息子が家に帰って、ソファーに寝転がって テレビを見てもなんとも思わないが、 嫁が同じことをすると 腹が立って仕方がないというこの心理。 結婚当時もうちの中がむちゃくちゃだったと おばさんはお嫁さんを非難しているが、 よく考えてみると、息子さんも家事をしないから そんな無茶苦茶になっていたのじゃないの? 中国では夫婦ともに働くのが当たり前。 Lおばさんの息子さん夫婦はともに大学院卒で 優秀らしいけど、きっと支店長をしている お嫁さんのほうが息子さんより 地位が高いんじゃないかなぁ。。。 Lおばさんはその辺のことには触れてないけど。 今の若夫婦は共働きが当たり前、家事も分担が当たり前だけど、 おばさんの考えはより伝統的で、家事はやっぱり嫁がやるもの、 それをしないうちの嫁はひどい、となるのだろう。 つばめには、出産後5ヶ月で復帰後すぐに 銀行の支店長に抜擢されるなんて、 お嫁さんはよほどやり手のスーパーウーマンだと思うけど、 Lおばさんが二人のなりそめを書いているのを見ると、 まるで口のうまいお嫁さんがかわいい息子を たぶらかしたかのような言いっぷり。 息子が性格のいいのをいいことに、 ひどい嫁が押しかけてきてだまされた、 息子がかわいそうとでも言わんばかりだ。 お姑さんはこれほどまでに息子がかわいいものなのだなぁ、と 改めて思い知るとともに、 「うちの義母もきっと同じようなことを思っているのだろうなぁ!」 と想像するつばめ。 Lおばさんの言葉は、義母の言いたいことを 代弁しているかのようで、 「姑というのはこういうことを思っているのか~」 と本当に参考になる。 ここまで家庭の事情をこまごまと話せる 中国人の友人が今までいなかったので、 こんな話を聞くのは初めてで、 とても興味深かったです。 なぜかLおばさんと気が合うので、 これから子供の話や家族の話が なんでも相談できる友人でいられたらな、と 思うつばめなのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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