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ニーハオ中国

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2010/03/28
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カテゴリ:中国生活
先日のメールに、

「最近の若い子は、ご飯を作れない、
 家の片づけもしないという人が多いですよ。
 Lおばさんのお嫁さんだけが特別にひどいという
 わけではないと思いますよ。」

となぐさめのメールを送ると、
Lおばさんから更に詳しいお嫁さんの
現状!?が送られてきました。

「うちの嫁ねぇ~、お世話するのもほんと大変だよ。
 残り物のご飯やおかずは食べない、
 残ったごはんで作ったお粥も食べないの。
 彼女がたまに食べ物を買ってきても
 その辺にほうったままで、家族に声もかけないし。
 食べたかったら勝手に食べて、いらなかったらほっといて
 とでも言わんばかり。家においしいものがあったら、
 誰にもゆずらずに自分が真っ先に食べて、
 後片付けもしないのよ。」

今まではお嫁さんの肩を持っていたつばめも、
これを見てさすがに、わがままなお嫁さんだな~、
と感心。姑にご飯を作ってもらえるだけでありがたいと
思うのに、残り物を受け付けず、
毎日新しい物を出さないといけないとは、
姑のLおばさんも大変である。

おばさんには、

「お嫁さん、残り物を食べないって、
 お姫様みたいですねぇ。きっと実家が豊かで
 残り物なんて食べたことなかったんじゃないですか。」

と返事を返すと、

「とんでもない、彼女の実家は普通の家庭だよ。」

という返信とともに、再びLおばさんの
お嫁さんへの怒りが爆発。

「今日はほんとに頭に来たよ!
 孫を泣かせて、あんな嫁、母の資格もありやしない。
 最初から話をすると、今日の朝、
 息子夫婦は9時ごろ起きてきて、
 歯を磨いて顔を洗っている間、
 私は子供を見てて、ミルクも作って飲ませたの。
 息子夫婦に先に朝食を食べさせる間も、
 私が子供を見てたんだよ。
 ご飯の後、嫁は、『もうすぐ試験があるから』と
 そのまま書斎へ入ってしまったの。
 それで私が夫と一緒に子供をずっと見るはめに。
 私は子供を見ながら家事をして忙しくしていたのだけど、
 しばらくしてちょっと書斎を覗いてみると、
 嫁は本を横に積んだまま、ぐっすり寝入っているじゃないの!
 午後2時ごろ、子供が眠そうにしたので、
 私があやして寝かしつけ、嫁の勉強の邪魔にならないように
 私たちのベッドルームに寝させたのよ。
 子供は昼寝中に時々起きて泣いたりするので、
 私は子供を見ておかないといけないし。
 午後4時ごろ、おなかがすいたらラーメンでも作って食べてね、
 と息子夫婦に声をかけたら、息子は、嫁は外で食べたいと
 言ってるといって、ふたりして外出。
 帰ってきたのは午後7時だよ。
 帰ってきた後、嫁はずっとソファーに寝そべって
 テレビを見続け、子供もそんな嫁に寄り付かないので、
 やっぱり私たちが子供を見る羽目に。
 夜10時も過ぎ、嫁がテレビを見終わった頃、
 私は子供にミルクをやり終えて、
 寝かしつけの準備をしていたの。
 そこに嫁がやってきて、子供をテーブルの上に
 立たせたものだから、子供はテーブルの物を
 あちこちつかんでおおはしゃぎ。
 それを嫁が取り上げたので、子供は大泣き。
 せっかくの寝る準備も台無しよ。
 こんな嫁、母の資格もないでしょう?」

子供を泣かした程度で母の資格がないというのは
ちょっと大げさかなとは思ったけど、
このメールで分かったことは、
お嫁さんは、平日のみならず、
休みの日もほとんど子供の世話を
姑のLおばさんに任せっきりなのだということ。
もちろん家事全般の負担もおばさんの肩にかかっている。
これはちょっとすごいなぁ。。。
でもうちの義母も、自分たちより先に
私たち夫婦にご飯を食べさせてくれるなあ。
程度の差はあれ、なんとなく、
うちと似ている部分もあったりして、
ドキッとさせられる。

今どきの若夫婦は自由奔放で快楽主義、
外では仕事で忙しく、うちではご飯も作らず、
片付けなんてする時間もない。
土日はたまった家事をするよりも、
どこかに遊びに行ってストレス解消でもしたい。
その後始末をジジババ世代が受け皿になって
必死で家事育児をこなしているという図、
まるで現代中国の家庭縮図を見ているかのよう。

うちの夫にこのメールを見せてみると、一言、

「お姑さんにやってもらうからこういうこと言われるんだよ。
 収入もたくさんあるんだったら、お手伝いさんを雇うべきだよ」

と一言。お嫁さんの様子をひどいなぁ、と言うかと
思ったら、そういうことは一切言わなかったのが
ちょっと意外でした。

いまどき、仕事に忙しいホワイトカラーは、
うちの家事、食事、そして育児も
専門のお手伝いさんやベビーシッターを
雇うのはそれほど珍しくないことなのである。
お嫁さんも、お手伝いさん相手だったら、
うちでテレビを見て休んでも、毎回新しいご飯を食べたいと
言っても、別に問題はないだろう。

ただ、子供の世話をベビーシッターに任せきりにするのは
ちょっと心配なので、ジジババ世代が元気であれば、
やはり身内に見てもらうのが一般的で、
Lおばさんの息子夫婦も、やはり子供は
身内に見てもらうのが安心だと考えているのだろう。

「もうわがままなお姫様にお仕えするしかないのよ・・・」

と嘆くLおばさんは本当にかわいそうだが、
中国の家庭事情が分かって、
へぇ~、と感心しきりのつばめだったのでした。





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Last updated  2010/03/28 10:18:42 PM
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