カテゴリ:中国発見・気づき
機嫌がいい時は、だれかがあやすたびに
うれしそうに笑ううちのふたり目ちゃん。 そんなふたり目ちゃんをあやしながら、 義母、 「ほんとよく笑う子だね~、 何か人に申し訳ないことでもあるかのようだよ」 (対不起人似的) と冗談交じりに言います。 それを聞いて、へー、と感心するつばめ。 中国ではやたらめったら笑うのは、 自分にやましいことがあるからだと とらえられるんだー。 日本人のつばめの感覚だと、 申し訳ない気持ちの時は、神妙な顔で 頭を下げているイメージですが、 中国人は、申し訳ないからこそ、 それを取り繕おうと、表面では 笑ってそれをごまかそうとするのかもしれません。 思わず、もみ手をしながら、 低姿勢でヘラヘラと笑う中国人の姿を 思い浮かべるつばめ。 中国では、笑いながら近づいてくる人や、 必要以上に笑いかけてくる人には、 何か裏があると警戒することも必要なのかもしれません。 そういえば、90年代に中国に旅行に来た時、 中国人の愛想の悪さにびっくりしたのを 思い出します。 日本人は、相手と目が合ったら、笑顔を作ったり、 柔和な表情を作ったりしますが、それがあまりない。 店の売り子もまったくポーカーフェイスの無表情で、 おつりをポーンと投げ返してきます。 礼儀のほほ笑みというのがないのに、 なんとなく殺伐とした気持ちになったものです。 今思えば、 やましいことがなければ、 やたらめったら笑う必要もない、 毅然としていたらいい、という考えが 根底にあったのかもしれませんね。 中国人から見たら、うれしくもないのに 笑ってみせる日本人の礼儀の笑顔が かえって気持ち悪く感じられるのかもしれません。 今の中国は当時とは随分変わりましたが、 笑顔ひとつをとっても、 こんなにも文化の違いがあるものだなぁ、と 感心するつばめなのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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