カテゴリ:中国生活
タオバオネットでの買い物の話の続きです。
靴はそんな感じでガッカリでしたが、 「おお、これはいいニセモノにめぐりあった」 と思ったのはERGOのだっこ紐。 この年末、3歳の息子と、4月に北京で生まれた 生後8か月になる赤ちゃんを連れて 日本に里帰りする予定なのですが、 つばめ一人で子供二人を連れて飛行機に乗るのは初めて。 とりあえず、親も赤ちゃんも快適な抱っこひもを 購入したいなあ、と思って、数人の日本人の友人に 聞いてみたところ、みな口を揃えてERGOという アメリカブランドのだっこ紐が断然いいと言います。 友人の一人は、親切にもタオバオ内の ショップのアドレスまで教えてくれ、 「たぶんニセモノだと思うけど、 日本で買った人のと比べてみてもほとんど差がなく、 使い心地も本物と変わらない」 と教えてくれました。 教えてもらったショップをのぞいてみると、 「うちのはその辺の、ブランド名だけうたって 質を落として作ったニセモノとは違う、 正真正銘のちゃんとした品で、この値段は、 限りなく材料原価に近い破格値です」 というようなことが書いてあります。 どうやら、ERGOの中国指定の工場で 正規品同等の素材を使って作られた商品のようです。 ショップではよい品だと自慢げに宣伝していますが、 ERGOのロゴの使用や、ERGOのブランド名を使っての販売は、 ERGO本社の許可を得ているわけではないでしょうから、 悪質といえば非常に悪質な知的財産権の侵害です。 だけど購入する側としては、 日本で買うとネットでも6~7千円、 店頭で1万円は下らない商品と同じ質の商品が タオバオで145元(約1400円)で買えるのだから、 これはありがたい。 つばめが購入した商品も、 商品保証書やアフターサービス等の連絡先がないのと、 説明書の日本語が一部コピー&ぺーストを間違えたようで、 文章が途中から始まっているところがあり、 ニセモノだと確信しましたが、 使い心地は大変よく、 商品自体の質と値段には大満足です。 最後は授乳服と下着。 授乳用に日本で買ったクロスオープンのハーフトップが そろそろくたびれてきたので、 買い換えようと思い立ったつばめ。 日本に戻った時に買おうかと思ったのですが、 「もしや」と思ってタオバオネットで検索すると、 いっぱい出てきました。 つばめが選んだお店は、 日本輸出製品のマタニティー・授乳服専門のお店。 千趣会、セシール、犬印本舗、ローズマダム、ニッセン、 西松屋などの名前がずらりと並んでいて、 これはいいと思ったのですが、HPを見ると、ちょっとおかしい。 トップの商品写真は、日本の千趣会などのカタログの写真を そのままパクって使っているのですが、 品揃えの中の商品の色や柄が、写真と違うのです。 カタログ写真っぽいのには、紺白ボーダーと水玉なのに、 商品選択ボタンは、赤白ボーダーと黒無地だったり、 カタログの商品の色は3色展開なのに、 商品の色が6色あったり。 日本の商品のデザインをパクって、 よく似た布で作っているのじゃないかな。 時々カタログ写真と同じものもあるので、 それは日本の会社が中国の工場に発注した余りか、 B級品などかもしれません。 同じデザインなのに、 「同じLでも、茶色のは灰色のより大きいので注意」 という注釈が付けられていたりして???です。 最初は、日本と同じ製品が中国で安く手に入るなら ラッキー♪と思ったのですが、どうも玉石混合という感じ。 ためしにハーフトップや授乳服を頼んでみましたが、 タグの日本語の字がちょっと小さくて、 なんとなく偽物っぽいけど、割合質はよかったです。 それにしても、中国の工場に発注している会社は、 デザインはぱくられるわ、堂々とブランド名を使って 類似品を販売されるわ、やりたい放題されていますね。 これが中国の現状ですが、これが今後もずっと 通用するかといえばそうはいかないでしょう。 タオバオを擁するアリババグループも それはよく分かっているようです。 つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/12/02 03:10:06 PM
コメント(0) | コメントを書く
[中国生活] カテゴリの最新記事
|
|