カテゴリ:中国生活
旧正月前に日本から北京に戻ってきた際、
夫と義父が空港まで迎えに来てくれていました。 北京に到着したチビちゃんは、 もうすぐ3週間ぶりに父に会えると大興奮。 荷物のターンテーブルにさしかかる前から、 「パパ!パパ!」と大きな声で叫び始めました。 「チビちゃん、ここで呼んでもお父さんに聞こえないからね。 出口のところまで来たら呼んでね」 といさめながら出口のところまで来ると、 チビちゃん、すかさず、 「パパ!パパ!」 と外に迎えに来ている人達の一群に向って 大声で呼び始めました。 ところが、来ているはずの夫の姿が見えません。 携帯の電池が切れているつばめ、 ふたたび中の無料電話のところまで引き返し、夫に電話。 夫いわく、今ちゃんと出口のところで待っているという。 そこでまた出口まで出て、 チビちゃんは大声で父を呼びますが、 返事がありません。 そんなことを2,3回繰り返した後、 係員に一声かけて、出口の外に出て 夫を探すことに。 まだターンテーブルに荷物を置いたままだったので、 一度出口から外に出てしまうと、 再び中に入れなくなったら困ると思い、 出口を出たすぐのところで夫を探していたのですが、 夫、出口から続く通路の一番向こう側で つばめたちを待っていたのでした。 やっと夫や義父と会え、チビちゃんとふたり目ちゃんを 預けた後、つばめは再び荷物を取りに中へ。 後で聞くところによると、 子供たちを引き取った後、 夫の周りにいた人たちが夫をじろじろと眺め、 そのうちの一人に、 「きみがこの子のパパか! 迎えに来たなら、フラフラせずに ちゃんと見ときなさい!」 と一喝されたそう。 それを聞いて、中国人ってそういうところ、 すごくストレートだな、と思わず笑ってしまったつばめ。 チビちゃんがあれだけ叫んだ後だから、 みんな「これがこの子のパパか」とは思っていただろうけど、 日本人なら普通、それを口には出しませんよね。 確かにつばめも、 「迎えにきたなら、もっとちゃんと分かるところにいてよ」 と心中思っていましたが、まったく見も知らぬ人たちが つばめと同じ心境になって 夫を一喝するところがいかにも中国人らしい。 それで思い出したのが公園でのこと。 ふたり目ちゃんがまだ生後3か月ぐらいの時、 家族で公園に出かけ、つばめは走り回るチビちゃんを追いかけ、 夫は寝ているふたり目ちゃんを乗せたベビーカーを 見ることに。 チビちゃんと公園を一回りした後、 ベビーカーのところに戻ってみると、 夫が、起きて大泣きするふたり目ちゃんの ベビーカーを押して行ったり来たりしています。 後で聞くところによると、 ふたり目ちゃんが泣き出すと、周りに人だかりができ始め、 「こんなに泣いているのに、何で抱き上げないんだ、 あなたはそれでも父親か。」 と責められて大変だったそう。 日本人なら、いくら心で思っても、 「まぁ、他人さまのことだから」 とほうっておくのが普通ですよね。 空港での件にしても、公園の出来事にしても、 中国人っておせっかいで、他人のことを 親身になって考え、口を出すのがおもしろいです。 わずらわしいといえばわずらわしいのですが、 でもなんだかちょっとあったかい気持ちにもなる つばめなのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/03/01 04:20:49 PM
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