カテゴリ:中国生活
先週の土曜日、勝間和代さんの講演会に行ってきました。
勝間さんは中国で3冊の本を出版されることになり、 今回はその記念講演会とのこと。 つばめは勝間和代という人を知ったのは、 確か一人目が生まれてまもなくの2009年のお正月。 日本帰省時に本屋に立ち寄ると、 勝間さんの本がずらりと並んでいて、 「ほう~、最近日本ではこういう人が流行っているんだ~」 と思い、著書を一冊買って帰りました。 でも、勝間さんの本のテーマは当時のつばめの知りたい 最優先のことではなかったのもあって、 完読することなく、本棚の隅へ。 そう、当時のつばめは、 「どうやったら母乳がもっと出るか」 とか、 「夜泣きを治すにはどうしたらいいか」 など、子育てに関することで頭がいっぱいで、 それ以外のことを考える余裕は ほとんどありませんでした。 それから1年後ぐらいに、 日本の幼なじみが北京に遊びに来てくれました。 友人が泊まっているホテルに遊びに行き、 NHKをつけると、たまたまやっていたのが 勝間和代さんのインタビュー対談。 あっ、あの本の人だな、と インタビューに聞き入りました。 公認会計士、経済アナリストを経て経済評論家として独立、 数十冊の著書を持ち、内閣府男女共同参画会議の議員や 少子化対策プロジェクトチームのメンバー、 総務省の「ICT成長力懇親会」メンバーまで務めている。 これだけビジネス界で活躍しながら、 21歳で出産し、3児の母であるというのがすごい。 できる人っていうのは、なんでもできるんだなぁ。。。と 感嘆のため息のみ。 2005年にはウォール・ストリート・ジャーナルの 「世界のもっとも注目すべき女性50人」の一人に選ばれ、 2008年にはベストマザー賞に輝いています。 さて、今回の講演会のテーマは「ズルい仕事術」。 つばめはまだしばらくは仕事に復帰する予定をしていないので、 そのテーマに特に関心があったわけではなく、 参加申し込みしたのは、すばり、 「こんなスーパー・レディーに会ってみたい」 というミーハーな動機。 二人の子育て中のつばめは、子供が生まれて以来、 自分だけでどこかへ出かけるということがほとんどなく、 今回は特別です。 勝間さんは身長158cmで、思ったより小柄な方。 この一見普通に見える人のどこが普通の人と違うんだろう、 と思いながら講演を聞いていました。 この「普通に見える」「普通の人のような親しみやすさがある」 というのがミソで、勝間さんも「皆さんもこんな風にしてみたら?」 といかにも簡単な風におっしゃるのが、 普通の人にはできそうでできない。 そこに越えられそうで越えられない大きな壁があるんだよなぁ、 と感じました。 一流になる人とそうでない普通の人とは、 何か決定的な質的違いがあるに違いないとも感じましたが、 それ以上のことは分かりませんでした。 それにしても、講演会に行って感じたのは、 自分の身のふがいなさ。 まずは服装のこと。 普段、Tシャツに綿パン、スニーカー姿で 子供たちを追いかけ回す毎日で、 ちゃんとしたところに着ていく服がない。 出産して太り、以前仕事をしていた時の服は着られず。 少しはましな服を買わないと外にもいけないなぁ、 と思いました。 次に、講演のスピードに頭がついていかない。 勝間さんは頭の回転が非常に速く、 話すスピードも比較的速いせいもあるかもしれませんが、 入ってきた言葉の断片を考えているうちに、 話はもう次へ行っているという感じ。 仕事社会から離れて久しく、頭がさびついていて、 長い文章をバーッと話されると、もうボーッとなってしまい、 自分の頭の回転の悪さをしみじみと感じていました。 子供相手に簡単な会話しかしていないと、 ほんと日本語の理解力も落ちていくのですね。 そして、講演終了後に勝間さんへの質問をさせていただいたのですが、 自分の話し方のしどろもどろさに我ながらがっくり。 しかも関西弁丸出しです。 公でのビジネストークもできなくなっている自分に 気が付きました。 下の子が幼稚園に入るまでは仕事復帰しないつもりでしたが、 あと2年も子育てに専念していたら、 もう社会復帰は無理かもしれない、と ちょっと思いました。 子供が小さくて手のかかる時期はほんの数年だから、 その間はかわいい子供の成長を楽しみたい、 そして中国で育つ子供たちに日本語でいっぱい話しかけてやりたい、 という思いから、子育て中心の生活をすることに決め、 実際それでよかった部分もいっぱいあるのですが、 仕事という面では、5年のブランクというのは、 考えているよりもずっと致命的かもしれないと感じました。 もし仕事復帰するつもりなら、子育てをしながらでも、 少しずつリハビリしないといけないかもなぁ、 と思ったつばめなのでした。 ↓勝間さんが今回、中国で出版される3冊の本。左より、 1.「ズルイ仕事術」 2.「恋愛経済学」 3.「高学歴でも失敗する人、学歴がなくても成功する人」 P1130025 posted by (C)つばめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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