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ニーハオ中国

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2013/06/20
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カテゴリ:中国発見・気づき
先日、四合院に泊まった話をしましたが、
朝食は、つばめと子供二人は、
部屋でとりました。

家から持ってきたパンと牛乳、卵、
キュウリやプチトマトなどを食べていると、
小学校3年生になる友人の子供が部屋にやってきました。

そして、つばめたちの食卓を眺めまわして、

「部屋で食べてるのは、外よりもいいよね」

と言うのです。
外の庭では麺やお粥など色んな食べ物がテーブル狭しと
並べられており、私たちが家から持参した物より、
ずっと豊富だと思うのですが、
なぜそんなことを言うのでしょう。
すると、その女の子、

「ほら、外にはこんなパンとかないし~」

と続けます。
ここへきて、どうやらその菓子パンが食べたい
と言っているのだと気がつくつばめ。
日本の子だと、

「おばちゃん、そのパンちょっとちょうだい!」

と言うと思うのです。
中国の子供は表現が回りくどい。

「あ、食べたかったら食べていいよ~」

と言うと、その子は菓子パンの袋を開け、
半分をうちのチビちゃんの手に持たせて、
残りの半分を食べました。
これも中国の子供らしい。
自分だけ食べるというのは、
どうも気まずいのです。

さらに、テーブルに置いてあったソーセージを見つけ、

「これ、チビちゃんに開けてあげて」

と言います。うちのチビちゃんは関係なく、
自分が食べたいのです。

結局、ソーセージを開けたら
その子が半分食べ、チビちゃんに残りの半分を押しつけて、
部屋を出て行きました。

中国の子供は、よその家の人が食べてるものを

「これ、ちょうだい」
「このソーセージもちょっと食べていい?」

とは、決して言わないのです。
ソーセージひとつにも、誰かのために開けてあげるという、
建前が必要なのだなぁ、と、
妙に感心したつばめなのでした。

(ま、子供にもよるだろうけど、
 中国人は大人子供に関わらず、
 よほど親しい間柄以外、
「ほしい」ということを直接表現することは
 ごくまれな気がします)





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Last updated  2013/06/20 06:28:51 PM
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