カテゴリ:中国発見・気づき
先日、四合院に泊まった話をしましたが、
朝食は、つばめと子供二人は、 部屋でとりました。 家から持ってきたパンと牛乳、卵、 キュウリやプチトマトなどを食べていると、 小学校3年生になる友人の子供が部屋にやってきました。 そして、つばめたちの食卓を眺めまわして、 「部屋で食べてるのは、外よりもいいよね」 と言うのです。 外の庭では麺やお粥など色んな食べ物がテーブル狭しと 並べられており、私たちが家から持参した物より、 ずっと豊富だと思うのですが、 なぜそんなことを言うのでしょう。 すると、その女の子、 「ほら、外にはこんなパンとかないし~」 と続けます。 ここへきて、どうやらその菓子パンが食べたい と言っているのだと気がつくつばめ。 日本の子だと、 「おばちゃん、そのパンちょっとちょうだい!」 と言うと思うのです。 中国の子供は表現が回りくどい。 「あ、食べたかったら食べていいよ~」 と言うと、その子は菓子パンの袋を開け、 半分をうちのチビちゃんの手に持たせて、 残りの半分を食べました。 これも中国の子供らしい。 自分だけ食べるというのは、 どうも気まずいのです。 さらに、テーブルに置いてあったソーセージを見つけ、 「これ、チビちゃんに開けてあげて」 と言います。うちのチビちゃんは関係なく、 自分が食べたいのです。 結局、ソーセージを開けたら その子が半分食べ、チビちゃんに残りの半分を押しつけて、 部屋を出て行きました。 中国の子供は、よその家の人が食べてるものを 「これ、ちょうだい」 「このソーセージもちょっと食べていい?」 とは、決して言わないのです。 ソーセージひとつにも、誰かのために開けてあげるという、 建前が必要なのだなぁ、と、 妙に感心したつばめなのでした。 (ま、子供にもよるだろうけど、 中国人は大人子供に関わらず、 よほど親しい間柄以外、 「ほしい」ということを直接表現することは ごくまれな気がします) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013/06/20 06:28:51 PM
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