カテゴリ:中国生活
例の「鸽子窝公園」で、子供たちと親戚の子に
貝殻でできた笛を買ってやりました。 ところが、しばらくしてふと見ると、 チビちゃんの持っている貝殻の笛の一部が割れています。 チビちゃんに聞くと、知らなかったとのこと。 ヤラレタ!店主がわざと不良品をよこしたに違いない。 そういえば、商品を確認しないまま、 気がついたら子供がもう吹いて遊んでいたんだった。 「取り替えてもらってくるわ!」 と言うと、夫も親戚も大反対。 「その場で言うのならともかく、 商品確認してお金も払った後で、 取り替えてくれるわけがない。 買った後自分で割ったのだろうと言われて 断られるのがオチ。ほしいなら 別の店でまた新しいの買ったらいいじゃないか」 というのです。 つばめは、5元10元がおしいのではなく、 「してやられた」というのが気分悪く、 そのまま引き下がって新しいのを買っても、 この気分の悪さは解消されない。 換えてもらえるかどうかは別にして、 どうしても一言店に苦情を言わないと気が済まない。 夫と親戚のおばあさんが公園の出口へ歩いていったので、 つばめは大急ぎで店のほうへ引き返した。 遠くの方から、わざとちょっと怒った風に しかめっつらをしながら大股で歩いていって、 「これ、割れてたんですけど! 子供が手を切ると危ないので換えてください」 と言うと、つばめの勢いに言い逃れできないと思ったのか、 店主、あっさりと新しいのと取り換えてくれた。 戻って、 「換えてもらったよ。確信犯じゃなかったら、 あんなあっさり取り替えないと思うわ」 と夫に報告。 中国に来て10年目になるが、 中国のこういうところには、いまだ慣れない。 夫は、騙された場合、「忘れよう」という姿勢を取るが、 つばめは悔しくてどうしても忘れられない。 しかし、今回はたまたますんなり換えてもらえたからよかったものの、 多くの場合、トラブルとか大げんかになって収拾がつかず、 時間だけ食っていやな気持ちをしただけで 何の収穫もない、という結果に終わることが多い。 だから、夫の「忘れる」という処世術は、 この中国では、変なトラブルに巻き込まれないために 無難な態度だとは思うけど、それにしても悔しいのだ。 もともと、中国では、お金を渡した時点で売買が成立し、 その後に苦情を言っても取り合ってもらえないというのが常識。 大きい百貨店などでは商品保証をするところもあるが、 特にこういう観光地のようなところでは、お金を払ったら終わり。 だから中国人は、お金を払う前に商品を入念にチェックする。 貝殻の笛なら、まず音が鳴るかどうか吹いてみる、 割れてないかどうかチェックするというのは当たり前。 ところがつばめは、無意識に並んでる商品を信用してしまい、 チェックを怠った結果、こういう目に遭ってしまったのだ。 何回こういう目に遭っても、また忘れて 同じ過ちを繰り返してしまうのだから つばめもボーッとしたものだが、 中国に生まれ育って何十年の夫ですら、 時おり騙されるのだから、 商売人というのはほんと、すきを狙っては 売れない商品を押しつけようと考えているのだと思う。 久しぶりにだまされそうになり、 「そうだ、中国はこうだった。。。」 と思い出した次第だった。 ↓遠浅の海に面した鸽子窝公園 IMG_5497 posted by (C)つばめ IMG_5458 posted by (C)つばめ IMG_5457 posted by (C)つばめ IMG_5464 posted by (C)つばめ IMG_5472 posted by (C)つばめ IMG_5478 posted by (C)つばめ IMG_5491 posted by (C)つばめ IMG_5488 posted by (C)つばめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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