カテゴリ:中国発見・気づき
先日出かけた帰り、地下鉄で席を譲ってもらいました。
寝てしまったふたり目ちゃんを抱っこして地下鉄に乗り込み、 ドアのそばに立ったつばめ。 横の座席には座って寝ている男性が。 ま、つばめは席を譲ってもらうつもりもなかったので、 あえてドア前に立ったのでしたが、 後ろから地下鉄に乗り込んできた男性が、 なんと、その寝ている男性を揺り起こし、 「おい、席譲れよ」 と一言。寝ていた男性は目をこすりながら、 フラフラした足取りで席を立ち、 つばめに席を譲ってくれました。 「いえ、いいです」 と言ったのですが、もう立ち上がって再度勧めるので、 ありがたく座らせてもらいました。 こういうところが中国っておもしろい。 自分が子供連れの人に席を譲るのは当然として、 他の人が席を譲らないのを見て、 わざわざ言いに行くというそのおせっかいさというか、 人間同士のかかわり方の踏みこみ具合が 日本とかなり違うのだ。 日本人の場合、こういう時、 「自分は自分、人は人」と考え、 席を譲らない人を見ても、見て見ぬふりをするのが 普通だと思う。 それが中国人の場合、自分が正しいと信じる信念を あくまで貫き通そうとすることが多いように思う。 寝てるふりなんて、ぜーんぜん通じないのだ。 まぁ、「子供連れやお年寄りには席を譲るべき」 というのは、中国では当たり前の社会通念として通るので、 座って寝ている男性を揺り起こした男性が、 個人の信念を貫き通したというのとは ちょっと違うかもしれないが、 それにしても、その強引さには、心中、 「すごい・・・」と驚きを隠せなかった。 また、揺り起こされた男性も、 怒るという風でもなく、 飛び上がるようにして席を立ったのも おもしろかった。 普段、子供を連れて歩いていると、 見知らぬ中国人に、やれ子供に靴下を履かせろ、だの、 紙おむつをさせるな、だの、色々言われて、 「もう!ほっといてよ」 と思うこともいろいろあるのですが、 「中国人は、日本人のように人は人、というような 割り切り方はしないのだ」 と思えば、それほど腹も立たずに済むのかもしれない。 中国に来てまもなく10年になるが、 やっぱりアウトサイダーとして中国を見ている自分がいて、 「こういうところが日本と違うな、おもしろいな」 と、地下鉄に乗っても、左右を見回して みんなの様子をキョロキョロと観察してしまう つばめなのであった。 ↓ある日の休日、故宮の向かいにある景山公園に行こうとしたら、 上の子が「美術館へ行きたい」と言うので、こちらへ。 家からバスで3駅ぐらい。 IMG_5163 posted by (C)つばめ IMG_5165 posted by (C)つばめ IMG_5257 posted by (C)つばめ IMG_5170 posted by (C)つばめ IMG_5259 posted by (C)つばめ IMG_5269 posted by (C)つばめ IMG_5264 posted by (C)つばめ IMG_5276 posted by (C)つばめ IMG_5278 posted by (C)つばめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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