ニーハオ中国

北京には、和華の会という
中国人の夫を持つ日本人女性の会というのがあり、
つばめと同じく日中ハーフのお子さんを持つ方も
たくさんいて、メーリングリストを通じて
色々交流しています。

先日、中学生の日中ハーフの娘さんを持つ日本在住の方の投稿で、
最近娘さんが荒れ出し、原因が分からなかったが、
学校で男子生徒から毎日、

「PM2.5でお前の顔はブサイク」
「PM2.5を日本に持ち込むな！」
「中国に帰れ！」」

等の差別的な言葉を投げつけられていたことが分かったという。

お子さんの話によれば、

「パパとママが、あなたは日中の素晴らしい子と
　言って育ててくれたから、つらい気持ちを言えなかった。
　だから家にいるのもつらくて、夜遅くまで
　遊び歩いて忘れようとしていた」

のだという。

「両親が素晴らしいと言って育ててくれた
　その気持ちだけを支えにこの数か月間過ごしてきたけど、
　国籍は変えられない、どうしたらいいの？」

とお子さんから告白されたその方の
胸が張り裂けそうなつらさ、
そのお嬢さんの状況をわが子に重ね合わせて
つばめも涙を禁じ得ませんでした。

他の先輩方からも、お子さんが同類の体験をされたという
声が多く上がり、
こういう問題は子供が大きくなるにつれ、
避けては通れないのだなぁと感じさせられました。

先生に対処してもらう、
絡む相手を無視する、
守ってくれる仲間を作る
皆が一目置くようなものをアピールする

等のアドバイスを挙げ、
結局は狭い教室で自分がどういう位置を取れるか、
というのは日中ハーフに限らず、
全ての子供、ひいては大人も悩むところで、
成長の一ステップであるという意見。

子供に強くなってもらうしかない、
中国で「日本人」と指さされた時に

「だれが私が日本人だって決めたのよ。
　言っとくけど、私は日本人じゃない。ハーフなの。
　18歳になってから、中国人になるか日本人になるか決めるのよ、
　この意味分かる？」（北京在住のお子さん）

と迫力出して言ったら、いじめる中国人の子供たちは
きょとんとしてた、
と親に教えてくれた日中ハーフの子もいるらしい。
いや、参考になりますね。

その方はお子さんに、

「ウジウジしてるともっとやられる。
　そういう子たちは相手が強いと思えば、
　つまらないから言うのをやめる。
　もともと、どこの人だからと差別する子供は
　レベルが低いから相手にするな」

とアドバイスしているそうです。
なるほど～、参考になるお話です。

その方によると、お子さんが

「親がしっかりサポートしてくれる、
　自分は何も悪くない」

と思えることが大切だとのこと。
そうか～。。。（メモメモ）

お子さんに、孤児の子がいじめられたり、
身体障害者ゆえにいじめられる子供もいるけど、
その子達も自力で頑張っている
ということを見せたりすると、
自分の差別はそれほどでもないと思えるようになるかも、
という話も。

それを聞いてつばめは、
自分の大学時代と思い出していた。

つづく。

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照片 552 posted by (C)つばめ


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