カテゴリ:日本語研究・日中対照研究
ブルーの低空飛行をきっかけに、
こうしてよく考えてみると、私はやっぱり、 「もっとよい日本語教師になりたい」 という思いが一番強いかもしれません。 そのためには、最新の研究にも触れる必要があるし、 文法研究のほかに、教え方の研究や、 自分の日本語教師としてのパフォーマンスを磨くこと、 受講生の心を知る心理学的な勉強なども 必要なのだろうな、と感じています。 (自分が外国語を学習する立場になるのも効果的なんでしょうね。) 日本語教師も高学歴化が進んでおり、 北京の日本語教師は博士号を取った方が多く教鞭を取られています。 また、受講生のほうも高学歴化が進んでおり、 中国では多くの大学生が大学院まで進むのが一般化しつつあるなか、 学部卒のつばめが分かったふりして えらそうに教えるのにも限界がある、とも感じています。 研究への興味ということを除いても、 つばめはもっと勉強していかなければならない 必要に迫られています。 そうしないと、時代に取り残され、 日本語教師として仕事にあぶれる日も遠くないでしょう。 毎年毎年、新たに資格を取った ピチピチの日本語教師がこの世界にデビューする中、 現役で日本語教師をやっていくには、 自分も常に進化し続けていかなければいけないな、 と感じています。 「~のできる日本語教師」のようにより特化する、 日本語教師の少ない場所や分野を目指す、など。 オールマイティにできることも大切ですが、 色々とできないことがあっても、 何か一つ得意な分野を持っていれば、 逆に他の日本語教師や研究者の方と連携して より建設的なことも考えやすいかな、と思ったり。 私は話すことよりも、書くことが好きだという気持ちがあるので、 日本語ライティングを専門とする教師を目指そうかな、 という気持ちを持っています。 (同時に、スピーカーとしての技術も 人前でものを教える教師であるかぎり、 磨いていかないといけないとは思いますが。) 私は初級と中上級なら、初級を教えるほうが好きだという気持ちがあり、 また初級こそ日本語教師としての腕の見せどころ、 という気持ちも持っていますが、 初級を教えられる教師は毎年毎年、 大学の主・副専攻や養成講座からデビューしますし、 つばめのこれまでの雑多な経験を生かしやすいという点や、 ビジネス分野の日本語教育は初級に比べて まだまだ研究の余地がありそうだという点からも、 ビジネス分野の日本語教師という方向に目を向けています。 まぁ、ビジネス分野といえば、一流企業で数十年もの 長いビジネス経験をお持ちの方も 日本語教師として活躍していらっしゃいますが、 社会人経験と日本語教師としての知識・経験を 全て兼ね備えた先生というのはそう多くないと思いますので、 ビジネス経験の長い先生方などと連携をとりながら、 ビジネス分野の日本語教師としてやっていけたらいいな、 と心に思い描いています。 私は長いビジネス経験があるともいえず、 日本語教師として飛び抜けて優れているとも思いません。 (スターみたいな先生っているんですよね。。。) むしろ、自分が教えるよりも、コーディネーター的な役割のほうが 自分には向いているのかも、という気もしています。 (てんびん座だし!関係ないか笑) そんなあれこれを思いながらも、 ひとまずは目の前の仕事に精一杯取り組まなくてはいけませんね。 「精一杯取り組む」ということがとても大切だということを 最近とみに感じます。 現在のつばめは、自分で書いた日本語トレーニングの企画書を 人材紹介会社を通じて日系企業に売り込み、結果を待っている状態です。 却下されたら仕事はなく、OKが出たら仕事がもらえるのです。 企画書にOKが出たとしても、 自分で企画したトレーニングは 本当に企業さんのニーズにマッチしているのか、 本当に企画書に書いたような効果が出て満足していただけるか、 そういうプレッシャーにさいなまれるのは フリーの日本語教師の宿命でしょうか。 なんだか研究者として真を突き詰める態度とは 真逆にもみえる商業的世界に身を置きつつ、 授業準備にも取り掛からず、悩みに身を任せているつばめです。 ライラック1 posted by (C)つばめ デージー1 posted by (C)つばめ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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