ニーハオ中国

小学校のネット授業が始まって3週間目に入りますが、
授業後の宿題には親の手伝いが必要なものも多く、
だんだん疲れてきました。

今週だと、月曜日、国語の先生が動画を送ってきて、
その動画を見て、内容を整理してノートにまとめる宿題。

火曜日の美術の授業では、
新型コロナウイルスをテーマとするコンテストに
応募するための絵画ポスターの制作、
道徳は、新型コロナ関係の仕事をしている人に対する
子供の動画メッセージを30秒以内で作成して提出。

水曜日1時間目の技術家庭科の宿題は、
親子でフルーツ盛り合わせを作って、
フルーツ盛り合わせのアップ写真と、
盛り合わせを持った子供の写真を提出。
2時間目の数学は、うるう年の計算の仕方の授業をした後、
絵や模様付きの2020年カレンダーを作って
土曜日までに提出。

そして、木曜日1時間目の音楽の宿題は、
輪ゴム＆ティッシュなどの箱、あるいはコップで楽器制作、
2時間目の英語は、自分が将来なりたい職業についての
英語動画を作成し、土曜日までに提出。

金曜日の美術の宿題は、3月8日の婦人デーに
お母さんにプレゼントするための宝石の絵を描くこと。
国語は、音楽の楽器制作やもやし観察の経緯など
学習の実践経緯を200字の作文にして提出。

先週からの豆からもやしを育てて朝晩記録していく宿題も
まだ続いているし、
先週の技術家庭科の二つ目の宿題だった
武漢の人への慰問カードというのもまだ作れておらず、
ちょっと油断すると次々と宿題がたまっていって、
提出日に追われるように駆け込みで
なんとか仕上げていく毎日。

中国は、小学校から、担任が全教科を教えるのではなく、
教科ごとにそれぞれ専門の先生が教え、
宿題もそれぞれの先生が出しますが、
全体としてどれぐらいの宿題が出ているのかは
担任の先生すら把握していないのではないかと思います。
どの先生も、休み中だから時間があるだろうという気持ちで
いろいろ宿題を出すのかもしれませんが、
ちょっとした宿題でも重なるとそれなりに大変です。
そして、こないだ武漢関係のポスターを書いたかと思ったら、
また別の先生が同じような宿題を出す、といったことも起こりがち。
しかも、どの先生も「見栄えのよい、完成度の高いもの」を求めます。
子供の作品は、各先生の教育の成果物として
報告書に書いて提出したりするのかもしれませんが、
宿題が重なると完成度なんて言っておられず、
とにかく期限までにこなすのに精一杯です。

そのうえ、吹奏楽団も先週からスタートし、
毎週月曜日にクラリネットの先生が吹き方のお手本動画が
グループチャットにアップされます。
子どもはその動画を見て練習し、1週間以内に
練習動画をグループチャットにアップするのが宿題です。
クラリネットの先生も休み中だからたくさん練習できると思ったのか、
毎週基礎練習+6曲もの新しい曲が課題として出されます。
これまでは遊び感覚で家で自由に練習していたのですが、
この宿題が出るようになってから、
とにかく録画のノルマが頭から離れません。
「打卡」といって、この録画の宿題をアップすることで
出席扱いとして記録していくというもので、
提出率が悪いと、次学期以降、クラブへの参加資格が
なくなるかもしれないと、子供本人というより
親のほうにプレッシャーをかけ、練習させるのです。

そんなこんなで、あれやこれやの宿題や録画作業に追われ、
平日はあっという間に一日が過ぎていきます。
ノルマのない土日を、親子ともに待ち焦がれる毎日です（苦笑）。


↓技術家庭科の宿題（もやしレポートの一部）

技術家庭科の宿題（もやし育成レポート） posted by (C)つばめｆ

↓美術の宿題（武漢応援ポスター）

美術の宿題（武漢応援ポスター） posted by (C)つばめ

↓技術家庭科の宿題（フルーツ盛り合わせ）

フルーツ盛り合わせ２ posted by (C)つばめ


技術家庭科の宿題（フルーツ盛り合わせ2） posted by (C)つばめ

↓数学の宿題（2020年カレンダー）　作成途中

数学の宿題（カレンダー） posted by (C)つばめ

↓美術の宿題（宝石の絵）　作成途中

宝石の絵 posted by (C)つばめ

この他、動画提出などの宿題も結構あります。